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子宮がん検診を受けるかどうか迷っている方へのがん検診レポート

健康・病気
この記事は約 8 分で読めます。

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子宮がん検診、受けていますか?

もちろん定期的に受診している方もいらっしゃると思いますが

 

「時間がない」

「恥ずかしい」

「検査が怖い」

 

などという理由で、受診を躊躇している方も

中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

 

子宮がんには、子宮頚がん・子宮体がんの2種類があります。

特に、子宮頸がんはママ世代に発生しやすいものとして知られており、

自治体の「がん検診」の補助対象になっている場合が多いです。

(子宮体がんは、50代以降に発生が増えると言われています)

 

子宮頚がんは、前がん状態で発見可能で、

がんに進行してしまっていても

早期発見の場合、その多くが完治する可能性が非常に高いにも関わらず

検診の受診率が低く、毎年2000~3000人の人が命を落としています。

 

私は20歳の頃から、毎年子宮頸がん検診を受けており、

2年前に卵巣チョコレート嚢胞が見つかってからは

子宮体がん検診も一緒に受けるようにしています。

 

子宮がん検診を受け続けている私の率直な感想は

 

思っているよりも全然、辛くないですよ!!

 

というものです。

 

とはいえ、受診経験がなければ

「一体どんなことをするのだろう・・・」

と、不安に感じてしまうものです。

 

そこで、この記事では

私が実際に受診した子宮がん検診の体験を

リアルにご紹介したいと思います。

 

 

子宮頸がん・体がん検診の流れ

 

私の住んでいる自治体の場合、

20歳以上であれば子宮頸がん検診は、

市の補助を受けて、2000円程度で受診することができます(個別検診の場合)

 

市に検診の申し込みをすると問診票が送られてくるので、

それに必要事項を記入して、医療機関を受診します。

※要予約の施設が多いようです

 

 

問診票の記入

 

検診を受けるにあたり、まずやる事は問診票の記入です。

私の場合、問診票には以下のような質問が書かれていました。

 

今までの様子

・初潮年齢

・妊娠回数

・出産回数(そのうち帝王切開の回数)

・最後の出産時の年齢

・避妊リングの使用の有無

・婦人科の病気の経験

・子宮摘出の有無

・現在、ホルモン剤を使用しているかどうか

・異性経験の有無

 

自覚症状について

・6ヶ月以内に生理以外の出血や、チョコレート色のおりものがあったか

・↑が「はい」の場合、妊娠の可能性の有無、

 閉経しているかどうか、妊娠経験の有無、月経不順の有無

 

生理の状況

・現在の生理の有無

→「有」の場合は、順調か不順か、最終月経期間について

→「無」の場合は、閉経の場合は閉経年齢、その他の理由の場合は理由を記述

 

ほとんど、チェックしたり数字を書く程度のものなので

2~3分もあれば容易に記入できます。

 

※体重を記入する項目は一切ありません。

 

子宮体がん検診は、一般的に自治体の補助の対象ではない場合が多いようですが、

私の場合、卵巣チョコレート嚢胞の治療を開始した2年前から

主治医から受診を指示されているため、子宮頸がん検診と一緒に受けています。

(私の場合は保険適用で2000円程度です)

 

子宮頸がん検診と同時に受診をしたため

子宮体がん検診独自の問診票はありませんでした。

 

 

問診

 

私は何度も子宮がん検診を受けていますが、

個別の検診であれば、いきなり内診台に乗るのではなく、

まずは診察室に通されて問診を受ける場合が多いです。

 

主に、問診票に書かれていることの確認になりますが、

もし、身体のことで心配な事がある場合は

この場で先生に相談する事をおすすめします。

 

 

検診

 

問診の後、内診台での検診となります。

 

子宮頸がん検診

 

子宮頸がん検診は、

子宮頚部(子宮の出口部分)の細胞をブラシでこすって採取する検査です。

 

私は独身の頃から現在まで、

4人の先生に子宮頸がん検診を担当してもらいましたが、

痛みを感じた事は1度もありませんでした。

経膣超音波検査を受けるのと大して変わらない感覚だと思います。

 

子宮体がん検診

 

子宮体がん検診は、

子宮頚部よりもさらに奥である、子宮の中の細胞を採取する検査です。

 

私は、卵巣チョコレート嚢胞が見つかった2年前から受けはじめ、

すべて現在の主治医に担当してもらっています・

 

一般的に「痛い」と言われている子宮体がん検査ですが、

私の場合、強い痛みはありませんでした。

 

「痛い」というより、先生が検査器具を挿入した際に

「身体の奥に響く」ような感覚を覚えましたが、

あっという間に終わってしまうので、それほど恐れるものではないと思います。

 

子宮体がん検診の場合は、検査を受けてからしばらくの間は、

ごく軽い生理痛のような違和感が残りましたが、1時間程度で消失しました。

 

また、検査を受けた当日は、微量の出血がありますが、

(おりもの用シートで十分間に合う適度の出血です)

こちらも翌日には完全に消失しています。

 

※あくまで、私個人の感想です

 

 

オプションで経腟超音波検査もおすすめします

 

子宮がん検診を受ける際には

オプションで経腟超音波検査を受けて、卵巣の状態を診てもらう事をおすすめします。

 

卵巣は、肝臓などと同様「沈黙の臓器」と言われており、

卵巣がんなどに罹っていても、初期の時期は全く症状がない場合が多いようです。

 

また、ママ世代に多いと言われる「卵巣チョコレート嚢胞」も、

通常は酷い生理痛で見つかる場合が多いのですが、

全く自覚症状がないまま進行してしまう場合もあるようです。

 

私の卵巣チョコレート嚢胞は、

子宮頸がん検診を受けた際、オプションで追加した経腟超音波検査で発見されました。

(詳しくはこちらの記事を参照ください)

 

全く自覚症状のなかった卵巣チョコレート嚢胞ですが、

もし、この時にオプションで検査を受けていなかったら・・・

と思うと、非常に怖い思いがします。

 

経腟超音波検査は、

保険適用外の場合は5000円~6000円くらいかかってしまいますが、

病気の早期発見につながるという大きなメリットがあるので、

ぜひ追加で受ける事をおすすめします。

 

【参考】

 卵巣が”沈黙の臓器”と呼ばれる理由 – 卵巣がんの怖さを知ろう

チョコレート嚢胞とは?原因と症状、妊娠への影響は?治療は手術?

 

結果

 

子宮頸がん・体がんの検査は受診当日に結果は判明しません。

検査結果が出るまでには、2週間程度の期間を要します。

 

私が今まで受診した施設では、

結果を後日聞きに行くところと、

郵送で知らせてくれるところがありました。

 

私の場合、卵巣チョコレート嚢胞の治療のため定期的に通院しているので、

次回の受診日に結果が聞けます。

 

検査の結果「異常なし」だった場合は、

引き続き1年に1度のペースでの検診を続けていけば問題ないようです。

 

子宮頸がん検診の結果の見方

子宮体がん検診の結果の見方

 

 

 男性医師の検診に抵抗がある方へ

 

子宮がん検診は受けたいけれど、男性医師に担当されるのは恥ずかしい、

という方もいらっしゃると思いますが、

病院によっては検診の際に女性医師を指名できる場合があります。

(特に規模の大きな病院の場合)

 

実際、私が今、お世話になっている総合病院では

特にウェブサイトなどに記載はされていませんが、

患者側が希望をすれば、女性医師を指名して検査を受けられます。

 

「女性医師に担当してもらいたい」

という希望がある方は、一度、施設に問い合わせてみてくださいね。

 

小さい子どもがいて、受けに行けない・・・という方へ

 

「子どもの預け先がないから、検診に行くのを躊躇してしまう」

 

そういう方もいらっしゃると思います。

実際、私も娘が赤ちゃんだった時期、同じ問題にぶつかりました。

 

とはいえ、受診を躊躇する事で

早期発見できるはずの病気を放置してしまうリスクもあると思ったので

思い切って病院に問い合わせをしてみました。

 

「赤ちゃんがいて、検診の際、預け先がないのですが連れて行ってもいいですか?」

 

そう尋ねたところ

 

「お母さんが検診を受けている間は、

スタッフがお子さんを見ているので大丈夫ですよ、安心して連れてきてください」

 

という答えが返ってきました。

 

私が今、お世話になっている病院でも

ママが検査を受けている間、看護師さんなどのスタッフの方が

小さいお子さんを預かっている姿をよく目にします。

 

「子どもがいるから・・・」

と、受診をあきらめるのではなく、

一度、子連れでもOKかどうか問い合わせてみる事を強くおすすめします。

 

 

おわりに

 

私が経験した「子宮がん検診のリアル」についてご紹介しました。

先にも述べましたが、子宮がんは前がん状態で発見可能ですし、

早期発見の場合は、完治の可能性が極めて高いがんでもあります。

 

「受けるのが恥ずかしい」

「怖い」

 

という理由で、受診を躊躇するのは非常にもったいないと感じます。

 

この記事が「がん検診を受けてみようかな」というきっかけになったら

こんなにうれしい事はありません。

 

案ずるよりも産むが易し。

子宮がん検診、ぜひ受診をしてみてください。

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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