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マンガ『毎日かあさん』~育児に疲れたときにおすすめです~

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この記事の目次

『毎日かあさん』とは

西原理恵子さんの子育てマンガ『毎日かあさん』
2002年10月から2017年の6月末まで、

週1回のペースで毎日新聞に連載されていました。

 

単行本も13巻まで出版されており(2017年7月10日現在)
2009年4月から2012年3月にかけては、テレビ東京系列でアニメも放送されていたので
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

この『毎日かあさん』は、決して模範的な育児マンガではありません。
作者である西原理恵子さんが、

2人のお子さんの育児を通して感じたこと、考えたことが、
ユーモアも交えつつ、リアルに描かれています。

子育てあるある

 

  洗濯物は色・柄物で分けるのではなく、泥と泥でないもので分ける
                 西原理恵子『毎日かあさん』1巻・p8

 

まさにこの通り。
子育て中の洗濯って、泥との戦いでもありますよね・・・。
ケチャップやソース、絵の具や墨汁などの「シミ系」も然り。
なかなか落ちないですよね・・・この手の汚れって。

 

 

  子供には開けたドアを閉める機能がない
    西原理恵子『毎日かあさん』5巻・p46

 

「ドアを閉めなさい!」

私も、娘に1日何回言っていることか・・・。

 

でも、昔を思い出してみると、
私も子どもの頃、母によく言われていた記憶が蘇りました

きっと子どもって、こういう生き物なのでしょう。
こう考えれば、いちいち腹も立たなくなりそうですよね。

 

  大宇宙の法則
  くつ下はナゼ片方だけなくなるのか?
    西原理恵子『毎日かあさん』8巻・p15

 

どうして靴下は、片方だけがなくなっちゃうのでしょう・・・。

そしてなくなった片方の靴下は、永遠に出てこない。
もしくは、
だいぶ後になってから、思わぬところから出てくるものの、
その頃には、すっかりサイズアウトしてしまっている。

 

いずれにせよ、結局は使えないのですよね。

 

ちなみに我が家の場合、娘の靴下だけではなく
夫の靴下でも同じ現象が起こっています。

 

  今のカレー粉は超優秀
  家庭の工夫やかくし味はマイナスになります
     西原理恵子『毎日かあさん』12巻・p20

 

カレーを美味しくするために一工夫。
そう思ってカレーの仕上げに、
牛乳やらチョコレートやらの「かくし味」を加えると、
何となく微妙な味になってしまい、
その味を修正すべく、さらに色々な食材を投入しているうちに
収拾がつかなくなってしまう・・・
そういう経験をされた方も多いのではないでしょうか?

 

私はこれを読んで
もう余計なことはするまい
と、固く決心しました。

 

子育てのよろこび

  ボロボロになったクツやズボンをみるたびに
  なんかうれしい私。
       西原理恵子『毎日かあさん』4巻・p8

 

たくさん遊んで、すり切れた靴下、
膝に穴が開いたズボンやレギンス、底がすり減った靴。

 

それは元気で健康な証。

 

その都度買い替えるのは大変ですが、
それも含めて、親としてのよろこびを感じますよね。

 

  子供のときよりわくわくしてる。
  子供と一緒の夏休みの前日。
    西原理恵子『毎日かあさん』4巻・p25

 

いざ夏休みに入ると、
宿題やら、3回の食事の支度やらで疲れてしまうけど、
毎年、夏休みが近づいてくると

 

「今年は子どもと一緒に、どこへ行こうかな」
「どんな楽しいことをしようかな」

 

と、考えてしまっている自分がいます。

それはきっと、大変さも含めて
子どもと過ごす時間が幸せ、ということなのだと思います。

 

心に響く言葉

 

  勉強ができるってゆう
  その向こう側にあるものって何だろう(原文ママ)
         西原理恵子『毎日かあさん』4巻・p37

 

子どもが大きくなると、
テストの点や学校の成績のことで口うるさくなってしまいがちだと思います。

 

だけど、子どもが生まれたばかりの頃や、まだ幼かった頃は
「元気に育ってくれればそれでいい」
というのが、多くのお母さん達の願いだったのではないでしょうか。

 

確かに、勉強は勉強で大切です。
だけど大切なことはそれだけではないということを
思い出させてくれる言葉であるように感じます。

 

  とりあえず人間は日に干されると大丈夫
    西原理恵子『毎日かあさん』7巻・p23

 

これは本当です。

 

気持ちが何となく後ろ向きになっている時。
嫌なことがあって気が晴れない時。

 

こういう時は
「外になんか出たくもない」
という気持ちになってしまいがちですが、
ほんの少しだけでも外に出て、太陽の光を浴びてみると
不思議なことに、だんだんと元気になってくるんですよね。

 

お日様の力、侮れません。

 

  家なんてもっと汚くてもよかった
  洗たく物もためちゃえばよかった
  食事なんか手作りすることなかった
  あんなに抱っこしてほしがってたのに
  もったいないことしちゃったなあ
    西原理恵子『毎日かあさん』13巻・p5

 

これは、子育てが一段落した今だからこそ、私も強く思うことです。
子どもが
「ママ!ママ!」
と言ってくれる時期なんて、ほんの一瞬で終わってしまいます。

 

家事なんて、子どもが大きくなれば
いくらでも丁寧にする余裕ができるけど、
過ぎてしまった時間は決して戻ることはありません。

 

家事なんか、もっと後回しでよかった。
幼い子どもとの時間を、もっと大切にすればよかった。

 

その時は、日々の生活に必死で見えていなかったけれど、
子どもが10歳になった今、私がすごく後悔していることです。

 

小さいお子さんを育てているお母さん。
「今」は二度と戻りません。
その「今」を大切に、優先順位を間違えず、
お子さんとの日々を過ごしてくださいね。

 

おわりに

西原理恵子さんの『毎日かあさん』をご紹介しましたが、
ここに書いたエピソードの他にも、
笑える話、ホロリとくる話、心に響く話が、たくさん掲載されています。

 

私は育児で辛かったとき、このマンガに救われました。
何度も読み返したので、ボロボロになっている巻もあります。

 

読むたびに、
思い切り笑ったり、自分の育児を反省したり、大切なことに気付いたり
私の育児には、なくてはならないものでした。

 

もし、この記事を読んで
少しでも『毎日かあさん』に興味を持ってくださる方がいらしたら、
こんなにうれしいことはありません。

1人でも多くのママが、
このマンガで、気持ちが楽になってくれることを願っています。

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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