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双子の育児って大変そう!でも具体的には一体、何が大変なの?

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街で双子を見ると、ついつい「かわいい!」と言いたくなります。

実際に声をかける人もいるかもしれません。

そして次に思うのは、「でも双子って大変そう…」

しかし具体的には何が大変なのでしょう?

一人の育児と何が違うのでしょう?

もし周りに双子育児で悩んでいる人がいたら、何と声をかけてあげたらいいのでしょうか。

意外と知られていない、「双子育児のここが大変!」を、ご紹介します。

体力、物理的要素

寝不足

退院すれば、休む間もなく授乳の日々がやってきます。

一人でも3時間おきに授乳をしなければいけませんが、双子となると泣く時間もバラバラ。

なので、多いときには1時間ごとの授乳になります。

母乳でなく混合やミルクとなれば、授乳して哺乳瓶を洗って煮沸をしたら

もう次の子の授乳の時間、ということが続きます。

もちろん夜も同じペースで授乳をするので、24時間ほとんど寝る暇はありません。

赤ちゃんが一人でも、せっかく寝かせた子を置いた途端に泣かれると、

振り出しに戻った感じがしてどっと疲れがでますよね。

それが二人分なので、双子の親は睡眠不足にとても悩まされるのです。

背中スイッチが作動してしまうと、授乳と抱っこでようやく寝てくれても

ベッドに置いた途端に起きてしまい、その泣き声でもう一人も起きる…ということが起こります。

このせいで、母親は夜も昼も起きている事になります。

何でも2倍

授乳も2倍、おむつ替えも2倍。当然ミルク代やおむつ代などの費用も2倍です。

きょうだいであればおさがりがありますが、双子は同時に同じサイズが必要なため、

全て新品で用意しなくてはなりません。

ただ、授乳やおむつ替えが2倍なのは、先に述べた睡眠不足に関する以外は、

そこまで負担には思えません。

なぜなら初めての育児がその回数なので、それがデフォルトになるからです。

単純作業が増えるものに関しては、そこまで負担感は出ないということですね。

体への負担

外出時や寝かしつけの際、どうしてもおんぶと抱っこを同時にしないといけない局面があります。

さらに二人を抱えた状態で階段を上ったりしゃがんだりするため、

膝や肩、腰への負担がとても多いです。

膝を曲げた際、膝には体重の3倍の力がかかると言われています。

仮に10㎏の双子をダブルで抱えるとすると、自分の体重+20㎏の3倍となりますから、

かなりの負担です。

このため、双子のお母さんは常に関節痛に悩まされる人が多いのです。

お風呂が大変

乳児を入れながら自分もお風呂に入るのって、本当に大変ですよね。

赤ちゃんが二人だともっと大変です。

夏なら多少バスタオルでくるんで置いておいても大丈夫ですが、冬はそうはいきません。

10ヵ月ぐらいまで沐浴でする人や、自分・一人目・二人目と1日3回お風呂に入るなど、

それぞれのやり方を工夫しながら、なんとかこなしています。

精神的要素

すぐに声をかけられる

双子を連れて街を歩いていると、とても目立ちます。

ただでさえ赤ちゃん連れは声をかけられやすいのですが、

双子だともっと確率があがります。

余裕のあるときは特に何も感じず応対しますが、

産後すぐの「ガルガル期」や睡眠不足が続いて消耗しているときなどは、

こういうシチュエーションをストレスに感じてしまう時も実はあります。

平等に接することができない

例えば同時に泣いたときでも、必ずひとりずつしかあやせません。

よっぽど順番を決めておかない限りは、

「この子の方が泣き声が大きいから」

「こちらの子はおしゃぶりでも泣き止むことがあるから」

などの理由で、抱っこに差が出てしまいます。

それに対して罪悪感を感じ、悩んでしまう人が多いようです。

本当は平等というのは全く同じことをするというのではなく、

その子にあった方法で接することでいいはずなので、何も悩むことはないのですが・・・

外出が億劫になる

小さいうちは一人用のベビーカーと抱っこひもで外出する人が多いです。

二人用のベビーカーは場所をとるため、限られた場所でしか使えないからです。

スーパーに買い物に行くと、ベビーカーの子が泣き始め、

「泣かせておくなんてかわいそう!」

と怒られてしまい、

抱っこするはめになったことがありました。

しかしもう一人も抱っこひもで抱っこしてます。

さらには根菜がたくさん入った買い物かご、そして空のベビーカー…

すみませんと言いながらひっそりと帰ったものです。

そういう体験があると、外に出るのがとても億劫になります。

まとめ

ここまで双子の大変さをご紹介しました。

言われてみればなるほど…というように思えた方もいるかもしれません。

しかしここで重要なのは、「双子だから大変」

ということはもちろん存在するのですが、

それ以外にも育児の大変さを構成する要素はあるということです。

「実家が遠くて頼れない」

「子どもが全然寝ないタイプ」

「ワンオペ、もしくはシングル」

「親が思い詰めてしまうタイプ」

…など、あげだしたらキリがありません。

実は双子というだけで「大変ね」と思ってもらえるのは、

ある意味では恵まれているのかもしれません。

他人には気づいてもらえない困難さを抱えながら、

すべての人が育児を頑張っているのです。

育児は大変です。

でもそれを上回る幸せを感じている人がほとんどでしょう。

ぜひ、これを機会に

「うちはこんなところがしんどかった」

と言い合える社会になって、

いろんな育児のありかたを広げていきたいです。

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sany

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女の子の双子育児に奮闘中。
日々成長する娘がまぶしくてクラクラしてます。

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