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本を読まない子どもにならない為に!「本嫌い」にしてしまう3つのNG行為

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「子どもが本を読もうとしない」

「読むのは漫画ばかりで文芸書は全く読んでくれない」

 

こんな悩みを持ってる親御さんは多いのではないかと思います。

 

私の前職は図書館司書。

そのため、娘が幼稚園に入った頃から現在に至るまで

たくさんのママ達から

 

「子どもに本を読ませるにはどうすればいいの?」

 

という質問をされ続けています。

 

「子どもが本を読まなくて困っている」という親御さんの話を

人一倍聞いてきたという自負のある私ですが、

そんな皆さんのお話しを聞き続けているうちに、

 

「本嫌い」の子どもの親御さんの言動には共通点がある

 

という事を感じるように。

 

そこで今回は、私の経験から痛感した

子どもの「本嫌い」を招く3つのNG行為

を、ご紹介していきたいと思います。

 

 

子どもの「本嫌い」を招く3つのNG行為

 

子ども本人に本を選ばせない

 

本屋さんや図書館などで、

お子さんが

 

「読みたい!」

 

と、手にした本に対し

 

「こんな本、読んじゃダメ!」

「どうしてこんなの選んだの!」

 

などとダメ出しをしてしまったり、

 

「子どもに選ばせるとロクな本を選ばない」

「内容の薄い本は読ませたくない」

 

という思いが強いあまり、

子ども自身に本を選ばせるのを避けたりしていませんか?

 

この行為は

 

お子さんの「本嫌い」を誘発する行為

 

と言っても過言ではないかもしれません!!

 

この事を「自分の身」に置き換えて考えてみましょう。

 

もしあなたが本を読もうとしている時、

家族や友人から

 

「え、そんな本を読むの?」

「本を選ぶセンスがないね」

 

などと言われてしまったり、

 

誰かから

 

「ためになるから、この本を読みなさい!」

「この本を読んで勉強しなさい!」

 

と、

自分が全く興味のない本を

無理矢理読まされるような生活を送るようになったらどうでしょう?

 

「本なんか読みたくない」

「人から強制される読書なんて楽しくない!」

 

と感じるのではないでしょうか?

 

子どもを本好きにする上で一番大切なのは、

本を読んだ時に、子ども本人が

 

「楽しい!」

「おもしろい♪」

 

と感じる経験を重ねていく事。

 

大人が

 

「何でこんな本を読みたがるのだろう」

「もっと違う内容のものを選んでほしい」

 

と感じたとしても、

本人が

 

「おもしろそう♪」

「読んでみたい」

 

と思う気持ちが何よりも大事。

 

子どもの選んだ本が

 

あまりにも内容が残虐

犯罪や違法行為を増長するような描写がある

成人向けである

 

などのような場合は話は別ですが、

本人の年齢に適しているものであれば

「子ども自身が読みたい本」を読ませてあげましょう。

 

 

「漫画」を禁止する

 

漫画=教育に悪い

 

という思いが強いあまり

お子さんが漫画を読むことを禁止してしまったり

 

「漫画ばかり読んでないで普通の本も読みなさい!」

 

と、小言ばかりを言う・・・

という行為に思い当たる点はありませんか?

 

この言動も子どもの反発心を誘発してしまい、

その反動から「本嫌い」になってしまう可能性が!!

 

漫画の中には内容的に素晴らしい作品も多いもの。

読んでいる中で、たくさんの気付きがあったり、

様々な事を考えさせられるケースも少なくありません。

 

最近の公共図書館や学校の図書室などでも

「漫画」を扱っているところが増えつつあり、

「読書」の1ジャンルとして確立されつつあるのが伺える事から

 

目くじらを立てて禁止するものではない

 

と言えると思います。

 

また

 

愛読していた漫画の「ノベライズ版」が出た

漫画の作中に登場していた「文学作品」に興味を持った

 

などの理由から、

 

「文芸書も読んでみたいな」

「漫画以外の本もおもしろそう♪」

 

と思うきっかけになる事も!

 

「文芸書」であっても「漫画」であっても

「活字」を読むことに変わりはありません。

 

漫画に没頭するあまり宿題を忘れてしまう

漫画を読みたいがために夜更かしをしてしまう

 

など、

日常生活に支障をきたさない限りは

 

漫画を読むのも読書のうち

 

と理解し見守ってあげるのがベター。

 

 

「読書」を強制する

 

本は心を豊かにするもの

読書の習慣があれば「読解力」がアップする!

 

などの理由から

 

「月に3冊は本を読みなさい!」

「お母さんが買ってきた本は必ず読みなさい!」

 

というように

お子さんに「本を読む事を強制」してしまうのもNG行為の1つ。

 

これについても「わが身に置き換えてみる」と分かるはず。

 

あなたが第三者から、

 

「月に3冊は本を読まないと許さない!」

「私がプレゼントした本は絶対読まなきゃダメ」

 

という感じで、

日常的に「読書を強制」されるようになったとしたら・・・

 

それまで、どんなに本好きだったとしても

本が嫌いになってしまいそうな気がしませんか?

 

本は「読まされるもの」ではなく「楽しんで読む」もの。

 

お子さんに対して働きかけるとしても

 

「お母さんが読んだこの本、すごくおもしろかったよ!」

「この本、すごく人気があるんだって」

 

というように「本を軽く紹介する」程度にとどめ、

「本を読む事」を強制しないようにするのが大切です。

 

 

親が読書を楽しんでいる姿を見せるのも大切

 

子どもに「本を読んでほしい」と思っているにもかかわらず、

 

親自身は全く読書をしない

家に本がほとんどない

 

というのであれば、本末転倒。

それでは子どもが「本好き」になるわけがありません。

 

子どもを「本好き」にしたいのであれば、

まずは親が「読書」の習慣を持つようにしましょう。

 

その際、決して難しい本を選ぶ必要はなく、

 

自分の興味のあるジャンルのものをチョイスする

「活字本」ではなく「漫画」や「雑誌」「レシピ本」などでもOK

 

という点を心がけ、

親自身が「読書を楽しむ」ようにするのがポイント。

 

ママやパパ日常的に楽しそうに本を読んでいれば、

お子さんも

 

「本を読むのって楽しそう」

「自分も読んでみようかな」

 

という気持ちになるはず。

 

無理のない範囲で、

まずはママやパパから「本を楽しむ」ようにしましょう♪

 

 

おわりに

 

私は子どもの頃から自他ともに認める本好きでしたが、

小中学生の頃「読書感想文」だけは大嫌いでした。

 

それは、

 

「読む本を学校から指定される」

「指定図書以外の本は読めない」

 

という「強制される読書」に抵抗を感じていたからに他なりません。

 

ですので、

 

「自分の好きな本を選ばせてもらえない」

「漫画を読むのを禁止される」

「無理やり本を読まされる」

 

という事が原因で

「本嫌い」になってしまったお子さんの気持ちが分かるような気がします。

 

本来、読書は楽しいもの。

お子さんの「この本読みたい!」という気持ちを大事にし、

親は、そのサポートに徹する姿勢が

「子どもを本好きにする」上で大切なのではないでしょうか。

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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