96%の妊婦さんが希望する母乳育児を改めて考えてみる!そのときパパができることは?
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妊娠中の妊婦さん、もしくは赤ちゃんが生まれたばかりのママパパ。
ご年配の方に「おっぱいで育てるの?」と聞かれたことはありませんか?
母乳育児に関しては各家庭の事情や、肝心なおっぱいの調子にもよりますから、確実なことは言えませんが……。
厚労省が行った乳幼児栄養調査によると、妊娠中の女性の約96%が母乳育児を希望しています。
ではなぜみんな『おっぱい』がいいのか、ご存じでしょうか?
今回は母乳育児について考えてみましょう。
この記事の目次
赤ちゃんにとっての母乳とは
赤ちゃんが生まれて初めて口にするのがママのおっぱいです。
そのおっぱいは赤ちゃんにとって、空腹を満たすのはもちろん、ママと触れ合う大切な時間でもあります。
しかし「粉ミルクを与えても、空腹は満たせるし、ママやパパと触れ合えるでしょ」とも思いますよね。
赤ちゃんにとっておっぱいは、感染から身を守ったり、消化がよく新鮮で衛生的な、理想的な“食品”なのです。
そして授乳行為は、赤ちゃんに愛情と精神的安定をもたらします。
おっぱいをあげることだけでなく、赤ちゃんを抱っこして触れ合うことこそ、母乳育児なのです。
母乳育児希望率と完全母乳育児率
先述したように、厚労省の乳幼児栄養調査によると、妊娠中の女性の約96%が母乳で育てたいと考えています。
しかし実際に完母(完全母乳)で育てている家庭は産後1か月で約42%、産後3か月で約38%の方なのです。
その一方で混合栄養率(粉ミルクを併用している)は、産後1か月で約53%、産後3か月で約41%となっています。
これはもちろん、「早く仕事復帰したかったから」「いざというときのために粉ミルクにも慣れさせたかったから」という各家庭の方針にもよりますが、中には「思うように母乳が出なかったから」というやむを得ない理由があります。
母乳が出ない原因に関しては、実際の産後の体調などにもよります。
「母乳が出ない」からといって自分を責めてしまうと、余計に母乳の出が悪くなったり、その負の感情が赤ちゃんにも伝わってしまうので、なかなか難しいかもしれませんがあまり気にしないようにしましょう。
以前、イクジラでは栄養士の資格を持ってるママさんがご自身の体験から
母乳が出ない原因と母乳の出を良くする栄養レシピの記事を書いてくれました
アレルギー発症の抑制にも効果がある
赤ちゃんに母乳を与えることで、体重増加不良を防げるだけでなく、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症を抑制する効果があることもわかってきています。
パパができることは
「パパには母乳がないから、できることは何もない……」と思っていませんか?
実際、筆者の主人も今でこそ手伝ってくれることが多いですが、出産当初はそう言ってまったくサポートしてくれませんでした。
あくまでも筆者の場合、「こうしてくれていたら助かったのにな」というもので、ママに直接「なにかできることはある?」と聞いた方が確実ですが……。
夜中の授乳で一緒に起きる
まず、夜中の授乳では一緒に起きる。仕事をしていたら、かなりつらいことだと思います。
しかしママはコマ切れ睡眠・四六時中赤ちゃんと一緒で、パパとはまた違うつらさがあります。
つらいのはママも十分わかっているので、もし一緒に起きたときは寝たふりではなく「オムツ替えるよ」とひとこと言ってみてください。
「大丈夫だから寝てて」と言われるかもしれませんし、本当につらければお願いすることもあります。
事前に「今日の夜中の授乳のとき、オムツは替えるよ。でも気づかずに寝ていたらごめんね」とあらかじめ伝えておくのもいいかもしれません。
哺乳瓶を使うときは率先して
次に、哺乳瓶を使う機会があれば率先してパパが使ってみましょう。
これは筆者の主人がやってくれていましたが、おっぱいが出ないパパの、赤ちゃんとの密接なコミュニケーションです。
ママの気持ちもわかるだけでなく、ママが助かりますし、赤ちゃんとより触れ合える絶好の機会ですよ。
ちょっとした心配りで、パパも母乳育児に参加することができますよ。
まとめ
母乳育児に関して、いかがだったでしょうか?
なかなか思い通りにいかないこともある母乳育児ではありますが、気を楽にして取り組んでみてくださいね。
パパもぜひ、一緒にやってみましょう!