金魚の飼い方3 金魚が卵を産んだら慌てずに卵から育ててみよう♪
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以前の記事で、縁日で我が家の一員になった金魚の飼い方、病気についてなどをご紹介しました。
我が家に金魚が来てから、いろんな予期せぬトラブルがありました。
なんとか勉強を繰り返し試行錯誤子供たちと必死で飼育してきたのですが、何と、今年の春に卵を発見しました!
これまた何の知識もなく、金魚が卵を産むなんてことも知らずで、たくさんの卵を死なせてしまいました。
改めて生き物を飼うことの難しさがわかりました。
赤ちゃんが生まれてもうすぐ3か月。
子供たちと一生懸命育て、やっと大きくなってきました。
皆様のご家庭の縁日ですくった金魚だって、卵を産む可能性もあります。
あらかじめ予備知識として知っていれば飼育がしやすく環境も整えやすいので金魚の子育てについてまとめました。
お子さんと、家族みんなで金魚の子育てにチャレンジしてみてくださいね。
この記事の目次
金魚の卵
まさかでした。水槽の掃除をしようと蓋を開けた時でした。
子供達がなんだか水槽に「ぷつぷつー!」っと言い出しましたー
金魚が卵を産むの!?
我が家の知識はその程度。まさかとは思いましたが調べてみるとやはり卵のようでした。
それでも信じ切れず半信半疑で観察していると、目のようなものができ始め、金魚の卵だという確信にかわりました。
金魚の繁殖
金魚は比較的、簡単に繁殖させやすい観賞魚とのことです。
冬を超えた金魚は産卵の準備ができるとのこと。春先から秋まで水温が20度を超え安定してくると求愛行動が始まるようです。
求愛行動が始まるオスのエラからヒレの部分に白い斑点のような「追星」なるものが出るそうです。
これが繁殖期のオスのサイン。
メスを必要以上に追いかけ始めます。するとメスは産卵し、その卵にオスが精子を振りかけ受精します。
金魚の卵を発見したら
これはとても大切です!
卵を発見したらすぐに親と卵は別々の水槽に入れて下さい。
親が卵をすべて食べてしまいます。
我が家の金魚は発見が遅く、また無知だったため、かなりの数を食べられてしまいました。
有精卵と無精卵
有精卵は無色透明のきれいな卵です。2・3日で黒い眼が見えてきます。
無精卵はすぐに卵の中が濁ってき、真っ白になります。無精卵は孵化することがないので見つけた場合はすぐに取り除いてください。
無精卵はそのままにしておくと2・3日で周りに白いカビが生えてきます。水質が悪くなり稚魚が病気となる原因になります。
金魚の赤ちゃんを迎えるための準備とは
金魚の卵はすぐに孵化します
金魚の卵が有精卵だった場合、4.5日ですぐに孵化します。
夏場の水温が高い時は2.3日で孵化します。
それまでの間に赤ちゃんを飼育すために必要なものを準備しておきます。
準備するもの
稚魚用の小さな水槽
稚魚用のろ過装置
スポイド(お掃除に便利です)
稚魚用のエサ
卵が孵化したら
ろ過装置の停止
卵か孵化し稚魚が生まれたら、すぐにろ過装置は停止してください。
稚魚はとても小さいため、フィルターに吸い込まれてしまいます。
稚魚用の専用フィルターに替えるか、ごく小さな水流のエアポンプにしましょう。
エサの与え始めは?
孵化したばかりの稚魚には卵の栄養が残っています。
その間稚魚はじっとしてほとんど動きません。そのため約2日間はエサはいりません。
栄養がなくなった3日目から動き出してきます。その時からエサをあげ始めましょう。
エサの種類と回数
餌の種類は生餌(ブラインシュリンプ)と人口餌と2種類ありますがおすすめは生餌です。
栄養がたっぷりと入っており人口餌に比べて食いつきがいいようです。
稚魚は一気には食べれないので少量を1日3~4回に分けて与えてあげましょう。
水質の管理
最初は特にエサの量も決まらずエサが残ってしまえば一気に水質が悪くなります。
残ったエサはスポイドを使って取り、ろ過装置が回ってなければ毎日1/3程度の水替えをしてあげましょう。
成長の様子 1ヶ月後
稚魚はみるみる大きくなっていきます。
もともと元気のない稚魚や、栄養の足りない稚魚は背骨が曲がったり死んでしまったりしていきます。1ヶ月の間に半分残っていればいい方だそうです。
成長の様子 2ヶ月後
最初はメダカのようだった稚魚は2ヶ月もするとだんだん色がついてき始めます。
泳ぐ時間も増え、食べる量も安定してきます。
成長の様子 3ヶ月後
だいぶしっかりしてきて成長が早い金魚は約3ヶ月で成魚になると言われています。
大きくなったら水槽も大きなものへと交換していきましょう。
ろ過装置も元に戻してもう大丈夫です。
子供達とお世話をする為のポイント
プラケース
稚魚を入れる水槽はプラスチックの小さめのケースがおすすめです。
我が家はプラスチックの水槽があったので利用しましたが、ない場合は虫取りかごのようなプラケースでも問題ないと思います。
軽くて小さいので子供たちでも扱いやすかったです。
スポイド
普段の金魚のお掃除用のスポイドよりも100均などで売られている医療用の小さめのスポイドの方が子供の手にも使いやすかったです。
エサをあげたり糞やエサの食べ残しの掃除をしたり、また水替えの時に稚魚を移動させたりするのにも小さく透明な方が使いやすかったです。
まとめ
我が家の稚魚はもうすぐ3ヶ月になります。
産まれてすぐに親から離さなかったこと、フィルターに吸い込まれてしまったことなどで数がだいぶ減ってしまいましたが現在18匹。すくすく育っています。
また、卵を産んだ親たちは、産卵後すぐに隔離しなかったことが原因だと思います、みんな死んでしまいました。
今はその親に代わってこの稚魚たちをしっかり育てようと頑張っています。
はじめから知識があればと本当に思いました。
常にヒーターを入れて金魚を飼育している場合は一年中繁殖が可能です。
ヒーターがついていない金魚で飼育している場合は冬を超えた春、注意が必要です。よく観察しておきましょう。