譲ってあげなさい!は禁句だった⁉子どもの優しい心を育てる3つのポイント
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小児科の待合いや、地域のコミュニティ、お友達のお家など、他のお友達と仲良く遊んでほしい場面で我が子に「譲ってあげなさい!」と声をかけた経験ないですか?おもちゃや絵本の取り合いになってしまった時、自分の子どもが譲ってあげる側になってほしいと求めてしまうのがママ心。だけどちょっと待って。自分の遊びたい気持ちを我慢して泣く泣く相手に譲ってしまうのは、本当に子どもにとって良いことなのでしょうか?違いますよね。今回は、少しずつでもお友達と気持ちよく譲り合いが出来るようになる3つのポイントのお話しです。
この記事の目次
優しい気持ちは強要されても育たない
画像引用元:instagram
①人に優しくできる人は幸せな人
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自分に余裕がない時や、つらい事があって気持ちが沈んでいる時、不安な時、イライラしている時、心から人に優しくできますか?できる!という人は少ないと思います。
逆に、幸せな時、楽しい時、上手くいっていて余裕のある時は、いつも以上に人に優しくできますよね。子どもも、もちろん同じです。楽しくて幸せな時にはお友達に優しくできる。
心を幸せにする声掛けが大切
優しい気持ちを育てるのは「優しくしなさい!」の声掛けじゃなく「ママはあなたのことが大好きだよ」「あなたはとっても素敵だよ」といった子どもの心を幸せにする声掛けです。
ママが笑顔で自分のことをたくさん褒めてくれたら、子どもはもっともっとママに笑ってもらいたいと思い、ママの気持ちに応えてくれます。
喜んでもらう事の素晴らしさを伝える
普段の子どものちょっとした行動を見逃さずに「今お友達に優しく声がかけれたね」「気持ちのいい挨拶ができたね、お友達も嬉しそうにしてくれて良かったね」と人に喜んでもらうことの素晴らしさをさりげなく伝えてあげましょう。そうすることで、子ども自身の幸福感が増して、お友達に優しくできる心の土台が構築されます。
②貸してあげる前に、自分のものとして所有したい
例えば、子どもたちをやっとの思いで寝かしつけて、ホッと一息つきながらネットショッピングを楽しもうとパソコンを開いた瞬間、旦那さまが「ちょっとゲームしたいからパソコン貸して!」と来たらどうしますか?
ここで気持ちよく貸してあげることのできるママは神様です!まさに今から楽しもうとしているものを横から取られそうになったら、誰だって不快に思いますよね。おもちゃを譲ってあげなさいと言われてる子どもは、まさにそんな心境です。
子どもは貸して返ってくるとイメージできない
特に3歳以下の小さな子どもたちは、一度貸してあげてもまた返ってくるということがイメージできません。そういった経験がまだ少ないからです。
普段見向きもしないような飽きてしまった自分のおもちゃでも、お友達が触ろうとすると泣いて嫌がるのは、もう返ってこないと不安に思うからです。「これはあなたのものだよ」「お友達にあげなくてもいいんだよ、大切に持っていようね」としっかりと自分のものとして所有させてあげましょう。
ママが貸し借りの練習相手になろう
そして貸し借りの練習相手はお友達ではなくママが良いでしょう。お家での遊びの中で「貸してね」「ありがとう、返すね」を繰り返すことで、一度貸してあげても自分のものに変わりはないという安心感が育ち、気持ちよくお友達に貸してあげることが出来るようになります。
③「お先にどうぞ」はママがお手本
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普段の生活の中で「お先にどうぞ」のお手本を子どもに見せてあげましょう。例えば玄関に入る時「先に入って」と促すのでなく「お先にどうぞ」と声をかけてあげる。これだけでいいんです。お風呂から上がってタオルを取ったら「お先にどうぞ」と渡してあげる。楽しみながらお手本を見せてあげましょう。
子どもは譲ってもらうことが気持ちのいいことだと学んでいきます。そうすることで、幸せな気持ちを土台にして、自分もちょっと譲ってみようかな?と一歩を踏み出せるようになっていきます。
まとめ
子どもが譲り合うことを覚えるまでには、段階を踏むことが必要です。他のママの視線も気になりますが、子ども自身が譲ってあげようかなと思えるようになるまでは、ママが代わりにお友達に謝ってあげましょう。「すぐに貸してあげられなくてごめんね。もう少し遊ばせてね」ママにとっては忍耐が必要ですが、泣く泣く何かを譲らせるのではなく、自分から一歩を踏み出せるように土台をることを大切に考えてあげれば、子どもはきっと応えてくれると思います。