たかが家事。されど家事。フランスの家事事情
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毎日のお買い物やお洗濯。主にお母さんの担当でしょうか。お疲れ様です。
家事は文化や生活習慣の違いが出やすいところ。フランスの家事事情、見ていきましょう!
買い物
日本では毎日もしくは数日おきにこまめに食料品や日用品のお買い物をする姿がよく見られますね。フランス人は週末に一週間分をまとめ買いします。日本でも話題のコストコのような大きなカートを押して、一家総出でお買い物。土曜の大型スーパーはものすごい人出です。これはやはり共働きの家庭が多いことが理由でしょう。ミネラルウォーターなど重いものを買うことも多いので、夫婦で車で買い物に出るのが便利なのです。
洗濯
こちらの洗濯機の大半がドラム式です。最近はタイマーや洗浄機能など便利なものが増えてはきました。特徴的なのは色移り防止のために洗濯機に直接入れる紙。これを入れると水中に出た染料を吸い取ってくれて他の衣類に色移りしません。水の成分の違いか、はたまた洗剤の研究不足か、ゴワゴワ感や黄ばみ、など悩みは絶えません。なお最近日本でも人気が出てきたジェルボールタイプの洗剤はこちらでは数年前からよく売れています。ちなみに洗濯機はキッチンに設置してあることがほとんどです。
料理
フランス人がいつでもコース料理を食べているわけではなく、家庭での普段の食事は意外なほどシンプル。イベントでなければ日本のように何品も並ぶことはあまりなく、昼食は職場の人とレストラン、夜は自宅でサラダやスープだけで軽くすませる人も多いのです。ですのでワーキングママは週末にトマトソースやキッシュなどの用意をして、忙しい平日に備えています。また朝食もパンとコーヒー、果物やヨーグルトなど簡単なものなので日本の朝食準備よりははるかに楽でしょう。
掃除
フランス人はもちろん人にもよりますが割と綺麗好き。特に窓やキッチンなどはピカピカです。最近は日本同様環境に注意した重曹やクエン酸を用いた掃除方法も浸透してきているようです。ルンバなどの自動掃除機も椅子の暮らしのフランスには受け入れられています。
誰がやる?
基本はやっぱりお母さん、という家庭が多いですが、こちらの男性は一般的に家事などを分担してするのが当たり前、と思っています。共働きならなおのこと。その他階級社会の名残もあり、一部裕福な家庭では家政婦さんを雇うことも珍しくないのです。住み込みでベビーシッターと家事をするオーペアという仕事もあります。
まとめ
日本では家事を楽にする、品質の良い家電やグッズが常に新しく売られていますが、なかなか新しいものが普及しないフランス。時間や技など工夫しているのでしょうね。世界のお母さんお父さん、頑張りましょう!