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立ち会う?立ち会わない?きょうだいの立ち会いも!改めて立ち会い出産を考える

子育て
この記事は約 6 分で読めます。

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近年、立ち会い出産をご希望されるパパママが増えています。
イクジラを日ごろから観てくださっているパパママの中にも、立ち会い出産をされたという方も少なくないはず。
しかし中には「立ち会い出産はしたくない・したくなかった」というパパママも多くいます。
今回は立ち会い出産について、今一度一緒に考えてみましょう。

立ち会い出産で、新たなスタートを共に

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出産は入籍に続く、家族としての新たなスタートだといえます。
つまり立ち会い出産はそのスタートを家族そろって迎えられるというのが大きなメリットではないかと思います。
臨月が近づくと助産師さんとの面談や両親学級などで「バースプラン」を聞かれることがあります。
出産を控えて、パパときちんと話し合っておくことが大切です。

立ち会い出産、賛成派?反対派?

しかし、立ち会い出産は賛否両論です。
たとえばお子さんのいる友だちのご夫婦に「立ち会い出産をしたか?どうだったか?」を聞いてみてください。
賛成派の意見も反対派の意見も、とても納得がいくお話が聞けると思います。

賛成派

「新たなスタートにパパが不在なんて!」と立ち会い出産を希望されるパパママが多くいらっしゃいます。

そして実際に立ち会い出産をして、「パパがサポートしてくれて心の支えになった」というママや「自分の子どもが生まれてくる瞬間は感動だった」というパパはきっと賛成派として教えてくれるでしょう。

反対派

月経があるママと違い、よほどケガをしたときでなければ血を見ない男性の中には「血が苦手」だという理由で立ち会い出産を希望しないパパももちろんたくさんいます。

またお産では血だけでなく排泄物を見る可能性もあります。

「それを見たくない・見せたくない」という理由で嫌がるパパママもいます。

実際に立ち会い出産をした方の中には「陣痛で苦しんでいるのに、だんながなんの役にも立たなかったからしない方がよかった!」と後悔されている方も少なくありません。

中には「自分の両親はしなかったみたいだから」と言うママパパもいます。

立ち会い出産が一般的になったのはここ十数年の話。立ち会い出産を経験しているおじいちゃんおばあちゃんの方が少ないのです。

だからこそ中には「立ち会い出産なんて!」と否定的なおじいちゃんおばあちゃんがいて、それを聞いて否定的に考える人も多くいます。

そんなときは「あなたはどう思うのか」を聞いてみましょう。

大事なのは……

立ち会い出産について、パパとママで意見が分かれるのは一般的なこと。
そのことが原因でケンカをしては、お子さんも気分が沈んでしまいます。

大事なのは「自分の意見を押し付けないこと」です。

相手の意見をきちんと聞き入れて、ゆっくり話し合って決めましょう。
もしも決まらない場合は「そのときの状況や気持ち次第にしよう」としておくのもいいですよ。
その際、キチンと助産師さんにその旨を伝えておきましょう。

 

実際に立ち会い出産をしてみて……

筆者は当初、立ち会い出産賛成派でした。
主人も「(仕事が休みなどで)タイミングがあえば……」と言っていました。

しかし日が経つごとに血が苦手な主人は「タイミングがあえばっていう気持ちは変わらないけど、でも正直こわいな」と言いだしました。

当の筆者も「排泄物が出てしまった場合、主人に見られたくないな……」という気持ちの方が大きくなって立ち会い出産について消極的になりました。

臨月が近づいてバースプランについて聞かれたときに助産師さんに「二人ともこういう理由で消極的に考えていますが、そのときの主人の気持ちや意思次第ということにさせてください」と伝えておきました。

そしてとうとう出産のとき……。

助産師さんに「パパはどうしますか?」と聞かれ、「私はどっちでもいいので、本人に確認してみてください」と伝えたところ、主人が入ってきました。

 

「立ち会うの?」と聞いたところ、主人は「どうしようと思ったらもう部屋に通された」と言っていました。

ここでよかったのは産院の立ち会い時の対応でした。

筆者の通った産院では「血が苦手」や「なんとなくこわい」という気持ちを少しでも払拭するため、パパはママの枕元に立つよう言われます。

そしてすぐに血や万一排泄物が出ても瞬時に片付けをする、というのが配慮された対応でした。

 

主人も自分で調べたのか、『置物』にならないよう腰をさすってくれたりお茶をくれたり、普段じゃ考えられないようなサポートをしてくれました。

そのおかげもあってか初産なのに助産師さんも驚きの、かなりのスピード安産でした。

 

出産も終わり、落ち着いて数日経ってから「流される形で立ち会ったけど、どうだった?」と聞いてみました。

すると主人は「生まれてくるまで、俺というか父親ってのはなんにも役立てないんだなって実感した。でも生まれてきたときはすごく感動したし、部屋に通されたときは『マジか!』と思ったけど立ち会ってよかったと思う」と言いました。

彼は彼なりにとてもサポートしてくれたんですが、自分ではなんにもできなかったと思っていたようで、そのせいか産後の育児のサポートは自分から進んでしてくれました。

 

筆者の場合はこういった感じだったので、立ち会い出産をしてよかったな、と思っています。

(だからといって、友人や兄弟に立ち会い出産いいよ! と言う気にはなりませんでした)

立ち会うのはパパだけじゃない!

今や立ち会うのはパパだけではないとご存知でしょうか?

筆者が第一子を産む前から意識していたのは「きょうだいの立ち会い出産」。

もちろんパパママのきょうだいではなく、お子さんのことです。

つまり下の子の出産に、上の子が立ち会うというもの。

これは本当に賛否両論様々で、産院によっては断られますし、いろいろ調べてみたり話を聞いている筆者もいまだ何が最善なのかわかりません。

執筆者としてではなく一人の母として意見を述べるなら、エゴではありますがこの先また子どもを産むなら、第一子に立ち会ってほしいと思います。

「新たな家族のスタート」であること、「こんな風に自分は生まれたんだ」と見てほしいこと……そんな思いがあります。

もちろんそれが原因でトラウマを作ってしまったら? という思いもあります。

ただ、「命を考えるきっかけ」になってくれたら……とも思うのです。

まとめ

いかがでしょうか?

立ち会い出産について話し合うときに気を付けてほしいのが、周りの意見を参考にするのももちろんですが

「自分はどう考えるのか?」ということ。

そしてそれをパートナーだけでなく、誰かに押し付けないこと。
自分が経験したら「よかった・悪かった」だから「賛成・反対」しないこと。

子どものきょうだいを立ち会わせる、というひとつの形もあると知っていただければ幸いです。

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ライター紹介 ライター一覧

びっぐうえすと

びっぐうえすと

愛知県出身。
会社員の夫と、春生まれの長男を試行錯誤しながらもマイペースに育児に奮闘中のグータラ主婦。
子供向けのストアに働きながら、芥川賞作家のハチャメチャ恩師のもとで小説を読み書きして今に至る。
『楽しければよし』をモットーに日々過ごしています。

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