子どもの仮性近視、視力検査で判定!慌てず正しく理解しよう!
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小学校高学年になってくると、眼鏡をかけている子どもが増えますね。
そういう我が家の長男(小6)と長女(小5)も眼鏡をかけ始めました。
学校で視力検査をし、「眼科で検診を受けるように」とお手紙をもらい、
近視になっていることを知りました。
今回は子どもの近視についてお話しましょう。
近視とはどんな状態?
長男が眼科を受診した時に、先生に「お父さんやお母さんは近視ですか?」と聞かれました。
「母親の私が近視です」と答えると、「近視は遺伝要素が大きいのです」と言われました。
なぜ遺伝要素が大きいのか、先生が説明してくださいました。
正常な眼球の図(眼球が綺麗な円形である)
目に入ってきた光は「角膜→水晶体→網膜→視神経」を通って影像として認識されます。
影像をより正確に見るために、目は自動的にピントを合わせています。
毛様体という筋肉が水晶体というレンズの厚みを変えることでピント調節をしています。
そして、焦点がちょうど網膜上にある状態でピントが合うのです。
これを「正視」と言い、きちんと見えている状態です。
近視になった眼球の図(眼球が楕円形になる)
光の焦点が網膜よりも前にある状態を「近視」といいます。
眼球が楕円形になり、伸びている状態なので網膜上で焦点が合いません。
つまり、眼球の形自体が遺伝である程度決まってしまうため、子どもの成長と共に
近視が進んでしまう可能性が高いとのことでした。
小学校での視力検査の判定とは?
学校の健康診断では視力検査も行われます。
検査結果のお知らせには「A,B,C,D」の4つの判定結果で表されます。
A=1.0以上:よく見えています。
B=0.9~0.7:視力が低下してきています。
C=0.6~0.3:教室の後ろから黒板の文字が見えにくくなっています。(要受診)
D=0.2以下:教室の前からでも黒板の文字が見えにくくなっています。(必ず受診)
A判定以外は注意が必要というわけです。
子どもが仮性近視になっていないか
学校でB判定の結果が出た時には、まず目に良い習慣と環境づくりを考えましょう。
今まで視力には問題がなかったのに、急に視力が落ちてしまった場合「仮性近視」の
可能性があります。仮性近視とは近視の一歩手前のことです。
仮性近視は、目の筋肉の使い方の問題なので気をつければ視力は回復できます。
つまり、暗い場所で本を読んだり、ゲーム時間が長かったり、宿題をするのに姿勢が
悪かったりしないように気をつけましょう。
子どもの眼科医での受診と眼鏡について
学校でD判定が出ると、眼鏡を進められることでしょう。
これは、ピントが合わなくなり、授業中に黒板の字が見えにくいために、勉強に支障が出てくるからです。
また、体育の授業でも近視が進むと物が見えにくいだけでなく、距離感が上手くつかめなくなってくるため、
転んだりぶつかったりして怪我をしやすくなってしまいます。
そういうことのないように、きちんと眼科医から処方箋をもらって近視用の眼鏡を作りましょう。
まとめ
親として、本当のところは子どもに眼鏡をかけさせたくありません。
だからと言って近視が進み、見えにくいままの生活は子どもにストレスをかけるだけでなく、
とても危険です。
テレビを見るときに、画面へ近づいていくことはありませんか。
目を細めて遠くを見るようなことはありませんか。
ぶつかりやすくなったり、転びやすくなったりしたことはありませんか。
子どもの行動を注意深く観察し、近視が進んでいないか気をつけてあげましょうね。
そして、要受診の結果をもらったらすぐに眼科を受診しましょう。