アウトドア育脳とは?キャンプや登山で子どもの脳が育つ理由
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アウドドア育脳という言葉を聞いたことはありますか?現在、子どもの早期教育について様々な分野で唱えられており、お子さんのために各分野で興味がある教育を実践されているママもいることでしょう。今回はそんな様々な子どもの教育論の中でも<アウトドア育脳>についてご説明していきたいと思います。
この記事の目次
アウトドア育脳とは?
アウトドア育脳とは、東北大学加齢医学研究所教授である瀧靖之先生が唱える教育論であり、著書である「アウトドア育脳のすすめ」ではアウトドア体験が子どもの脳の発達にどのように影響するかについて脳科学者の視点から詳細に書かれています。
瀧靖之先生によると、子どもの知的好奇心を育てることでものごとへの意欲や想像力、柔軟性の育ちにもつながり、学習効果を高めることができるそうです。
知的好奇心は育つ環境や働きかけがない場合には育たない可能性もあり、子どもの好奇心を育てる=親の役割と言っても過言ではなく、親の関わり方で知的好奇心をうまく引き出すことができます。
そしてアウトドアでの体験は子どもの知的好奇心を広げるフィールドであり、図鑑や絵本で得たバーチャルな知識をアウトドアの中でリアルな体験として結びつけることが重要であり、五感を通じた刺激も得られるアウトドアは最も最適だと述べられています。
アウトドア育脳を実践する場所はどんなところがいいの?
アウトドアという言葉を聞くと、登山やキャンプなど山の中での体験が必要なのではないかと思う方も中にはみえることでしょう。
しかし瀧靖之先生は、著書の中でアウトドア育脳への第一歩として園内に緑地や森林などが多くある自然公園での身近なアウトドアを提唱されています。
自然公園での遊びを通して、様々な樹木や花、生き物を通して「これは何?」「なんで?」など子どもの興味を引き出し、脳に刺激を与えてくれます。また、アスレチック施設や遊具であそぶことで全身運動ができるだけでなく、うまくできなかったことに対して「どうやったらクリアできるんだろう?」と考え、工夫することで課題遂行能力や実行機能を担う脳の前頭葉が刺激されると考えらえているとのことです。
そして、自然公園での遊びから徐々により自然の中で寝泊まりをするキャンプや好奇心とチャレンジ精神をくすぐる登山などへのステップアップをしていくことで、より子どもの脳の発達を促すことができるそうです。
アウトドアでの体験がもたらす子どもへの影響
アウトドアでの体験は、子どもの発達に様々な影響について瀧靖之先生は著書で述べています。
アウトドアには、人工のものでは得られない無限の広がりや奥深さはあるため、好奇心の追及にも限界がないということです。
また子どもの脳の発達で重要な「運動」、「好奇心」、「コミュニケーション」の3つの要素すべてをアウトドアでの体験を通して伸ばすことが可能あり、困難なことに立ち向かう力や自己肯定感、思いやりの心も育ててくれます。
親子でアウトドアにでかけることで、親自身が真剣に楽しんでいる姿がモデルとなることで子どもの教育効果にも影響をもたらし、親が率先して運動したり、図鑑をみたりすることは、すなわち子どもも模倣し、率先して行動できるようになるということにつながります。
あの有名な尾木ママも子どものアウトドア体験を推奨!
実は、教育評論家である尾木直樹さんも「子どもの能力を伸ばすなら、早期教育よりも家族キャンプ」と提言されるほど、子どもの発達にはアウトドア体験がよいと述べています。
アウトドア体験は人間力指数という人間がもっている様々な能力を状況に応じて引き出して使う力であり、社会性や創造性、企画力、決断力などの能力を高められたり、人の気持ちをくんで行動できたり、あきらめずに未来に切り開く意志を高めることができます。
この能力は「未来型学力」とも言われて、いま世界の教育者が伸ばそうとしている学力であるそうです。
我が家はこんな風に実践しています
アウトドアが趣味の我が家は生後6か月の時から、背負子に乗せて登山を楽しんだり、オートキャンプ場でキャンプを楽しんだりしています。
そして1歳8か月になった今では、なだらかな傾斜な登山道であれば、自分の足で歩き、岩を全身でよじ登ったり、登山道に落ちている木の実やまつぼっくりを見つけては嬉しそうに話したりと、少しずつではありますが、アウトドア体験の機会を増やしています。
登山やキャンプでは1歳児といえども、一人の人間として自分でできることは自分でやってみたり、お手伝いをしてもらったりと積極的に動いてもらっていますが、娘にとっても自分で何でもやってみたいお年頃ということもあり、得意げに行動してみせる姿を私たち親に披露していくれます。
まだまだ私自身も模索中ですが、子どもの成長に合わせてアウトドアを一緒に楽しんでいけたらと思っています。