頭足人ってなに?幼児の発達過程で必ず現れる謎の生き物!&お絵かき指導のポイント
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突然ですが、「頭足人(とうそくじん)」を知っていますか。 小さな子どもの初期のお絵かきは、「ぐるぐる」や、「ジグザグ」、「グニャグニャ」、「てんてん」…そんな意味のない線画に見えるかもしれません。でも、「なぐりがき」はとっても大切。よく見ていると、少しづつ変化が現れ、意味のある絵になっていきます。その成長の瞬間を逃さないため、年齢別お絵描き指導のポイントとあの「頭足人」についても少しご紹介したいと思いますヽ(*´∀`)ノ
1~2歳の頃
お絵かきの始まりは、「描く」というよりは「手の運動」かもしれませんね。偶然鉛筆を持って、手を動かしたところに偶然紙があり、その上に線が現れた!なんて、嬉しい驚きですね。この時期は単色でオッケー。形を教えたりせず自由に伸び伸びと。大きめの紙を使うのがポイント。 2歳の頃になると、「ぐるぐるぐる~」だったものが、線の始まりと線の終わりをくっつけて一つの丸に。「よく見る」ことをしないと、これはできません。線がどのように伸びていくのか、予測することができるようになって初めて、丸を描くことができるようになります。これは劇的な成長の証です。そして、ただの丸でも、色々なものに見立てていきます。集中して描いている時には、話しかけたりせずにそっと見守りましょう。
3歳の頃
線や丸を組み合わせて、意味のあるお絵かきができます。やっぱり、「無彩色」から。まだまだ、形を教える必要はありません。見立ての丸から顔へ。そして、いよいよ「頭足人」登場!3歳の終わり頃になると、ある日、「頭足人」を描くということになっているらしい…!?これは世界共通の子どもの発達過程だそうです。まずは顔を描き、その下に胴体はなく、名前のとおり頭からいきなり手や足が出ている生き物!?それが頭足人。なんだか、宇宙人みたいな…。「あら、体がないわよ!」なんて指摘する必要はありません。体の描き方を教える必要もありません。これが3歳の子どもの絵なのです。うちの娘が頭足人を初めて描いた日を思い出します。私はこの日を、「初めて歩いた日!」と同じぐらい発達過程の重要な通過点と考えており、「はじめての頭足人記念日」と名付けて良い思い出になっていますヽ(*´∀`)ノ
4歳の頃
頭足人を描き始めると、子どもの絵は劇的に進化します。次第に胴体が現れ、手や足が伸び、服も描くようになります。自由に描きますが、形の間違いを指摘する必要はまだありません。この頃は、カタログのように、色々なものを並べたような描き方をする特徴もあります。よく言われるのが、「絵は見るだけのものではなく、聞くものでもある」という言葉です。絵にストーリーがありますので、「これはなあに?」とか「ここはなにしてるの?」とか、子どものお話をよ~く聞いてあげてくださいね。「自分を表現したい気持ち」が、どんどん育っていきます。
まとめ
いかがでしたか。子どものお絵かき指導のポイント。それは、指導しすぎないこと!与えすぎないこと!ではないでしょうか。…と言っている私も、実は子どものためにと思い、たくさんの色のクレヨンを用意したり、「お花」や「お人形」の描き方を教えていました/(-_-)\。先生曰く、絵の描き方を教えてしまうと、「教えられた絵」を描くようになってしまい「自分の絵」が描けなくなってしまうとのこと。与えすぎ、教えすぎは子どもの想像力も減らしてしまうかもしれません。そういえば、タレントの千秋さんは以前「娘に、クレヨンは一色だけ渡すの!」と言っていました。彼女は絵の指導の仕方を知っていた!…さすがですね(*゚▽゚*)!大人は部屋や服が汚れるのも気にしてしまうことがあります。私もです。でも、やはり子どもらしく伸び伸びと描かせるのが一番ですね。 あなたのお子様の「はじめての頭足人記念日」はいつかしら…?(*´∀`)ノ
おまけ
可愛いのか、可愛くないのか、よくわからない頭足人。 こんなLINEスタンプありました。