【こども英会話】始め時は?母語への影響は?早期英語教育の疑問に答えます!
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子どもの習い事としても定番となっている英会話教室。バイリンガルとはいかないまでも、将来を見据えて少しでも英語が好きに、得意になってほしいというパパ・ママは多いですよね。そこで保護者の方々からよく質問される英会話を始めるタイミングについてや母語への影響について、お家で英語に触れる方法をこども英会話講師ママがご紹介します。
この記事の目次
英会話はいつ始めるのが良い?
思い立ったが吉日!
早期英語教育の専門家の間では、耳の臨界期がくると言われる時期(7~9歳頃)までに始めれば、様々な音を聞き分けられるという説があります。日本人がLとRの区別やthの発音などが苦手なのは、年齢が上がるとともに日本語にはない音が聞き取れなくなるからです。
実際に子ども英会話教室の生徒さんを見ていると、0歳~2歳頃からレッスンをスタートしたお子さんはリスニング力が高く、耳で聞いたまま真似をして正しく発話できると感じることが多いです。英語を英語のまま理解し、日本語を介さずに会話をする能力を自然に身に着けられるので、早く始めるメリットは十分にあると感じます。
小学校中学年頃から始めると、日本語で意味を知りたいという気持ちが強くなるお子さんが多いので、英語を英語のまま理解するよりも日本語で意味を考えて発話するというワンクッションを置く傾向は強くなります。
ですが日本語での意味や文法を知りたいという意欲が高いお子さんが多いので、言葉の組み立てが上手になり、文章を作る力が飛躍的に伸びるケースもよくあります。時間をかけて訓練すれば、大人も発音をマスターすることや対話力を高めることが可能です。
英会話の始め時は年齢に限らず、思い立ったが吉日です。
「早く始めればペラペラになる」「スタートが遅ければもうマスターできない」は正しくありません。諸説ありますが、外国語習得にはおよそ2000時間必要だと言われています。これは毎日1時間学習しても5.5年かかる計算です。早く始めるとその2000時間に到達する時期が早いのも事実ですが、お家でどれ程の時間を英語学習に割けるかによって、英語力の伸び率は大きく変わります。
母語への影響は?
母語の形成に影響が出るため、乳幼児から始めるのは良くないという考え方もあります。母語の発達は思考力を鍛え、他者とコミュニケーションをとるために最も重要なので、心配される保護者の方が多いのも納得です。
日本在住で両親が日本語を話している家庭の場合、家族やお友達との会話、テレビや絵本、保育園・幼稚園や学校、習い事先での会話など、日常生活で耳や目にする言葉ほぼ全てが日本語です。このような環境下であれば母語はしっかりと形成されるため、毎日英語に触れる時間を作っても悪影響はありません。
少しの時間でも毎日英語に触れるのが、英語力アップの近道です。英会話教室に週1回通っていても、週6日間英語に触れていなければ、学んだことがなかなか定着しないので、宿題や復習に加えてご家庭で日常的に英会話を取り入れるのがベストです。そこでお家で出来る英語学習法をご紹介します。
親子の日常会話に英語表現を入れよう♪
“Let’s take a bath!”(お風呂に入ろう) “What’s this?”(これ何かな?) “Do you like ~?”(○○は好き?) “Is it yummy?”(おいしい?)のような短い日常会話を、親が子どもに向かって英語で発話するのが、ご家庭で最も取り入れやすい英語学習です。
パパ・ママとの会話を通して自然に母語を覚えていくように、少しずつフレーズが身に付いていきますよ。
お風呂での会話や運転中の会話などで英語を取り入れるのもGOOD!
なかなか日常会話で英会話も織り交ぜるのは難しいという方も多いと思います。そこで親子で遊んでいる時間や運転中など、毎日ある一定の時間だけ英語を話すという方法なら続けやすいです。子ども達と触れ合う時間のほとんどを英語にして、互いに話し合いたいことが伝わらなくては本末転倒なので、親子で過ごす時間の一部を「今から○○の間は英語の時間」として設けるのがおすすめです。
特に乳幼児のお子さんならお風呂タイムは英会話の時間にぴったりです。ボディパーツを発話しながら体を洗ったり、”Wash your body.” (体を洗って)”Let’s rinse!”(洗い流そう!) “Close your eyes.”(目を閉じて)など決まった表現を使う時間なので、英会話を取り入れやすいですよ♪
英語の絵本を読み聞かせしよう!
日常的に英語絵本を読み聞かせをすることでリスニング力や語彙力の向上が見込め、自分で読める頃には読み書きの訓練にも使えます。音源付きの物も多数出版されているので、英語力に自信がないパパ・ママにもおすすめです。
英語の歌を歌おう♪
英語の歌はあまり知らないという方でも、日本でもおなじみのマザーグースや童謡の原曲なら、メロディを覚える必要がないのでチャレンジしやすいですよ。(例えば「キラキラ星」「ロンドン橋」「大きな栗の木の下で」「あたま・かた・ひざ・ポン」「メリーさんの羊」「幸せなら手を叩こう」など)
CD音源に合わせて歌ったり、手遊びでスキンシップをとったりと、親子での触れ合いを楽しめます。イクジラでも英語の歌に関する記事がたくさんあります。ぜひそちらもチェックしてみてください。英語の歌をチェックする
CDや動画を視聴しよう!
YouTubeでも子ども向け英語教育の動画がたくさん公開されています。例えばセサミストリートのYouTube公式ページは、近頃USJの影響で子ども達にも大人気のエルモが登場するので、子ども達にもウケが良くおすすめです。アルファベット一文字に特化した動画や、ちょっと難易度の高い単語一つに特化した動画など、様々なレベルの物があります。またNe-yoやBruno Mars、Amy Adamsなど、有名セレブが出演する動画も数多く公開されているので、パパ・ママ達も一緒に楽しめます。セサミストリートYouTube公式ページを見る
フラッシュカードや工作など教材で遊びながら学ぼう!
アルファベットのフラッシュカードがあれば大文字小文字の神経衰弱をしたり、アルファベットカードを並べて読み書きの練習をしたり、使い道がたくさんあります。インターネットで無料でダウンロードできる英語教材やフラッシュカードの詳しい使い方は以下の記事でも紹介していますのでご覧ください。
親子で英会話する時の注意点
日本語と英語がちゃんぽんになった文章は避けよう!
日本語と英語がちゃんぽんになった文章をお母さんが話すのはあまりおすすめしません。簡単に言うとルー大柴さんのような表現です。「このpotatoおいしいね~」「fishがswimしているよ」文字にすると違和感があるように見えますが、英語を取り入れようと日常会話でこのようなフレーズを使っている保護者の方はよくいらっしゃいます。
子ども達はマネっこの天才です。子どもの言葉遣いで親の癖が分かるというように、日本語と英語ごちゃまぜの表現も移ってしまう可能性があります。日本語の時は日本語、英語なら英語としっかり分けて話しましょう。
褒めること・無理強いしないことが大切
褒められると伸びる子どもがほとんどです。上手に会話ができたり、難しい問題が解けたり、何か成長が感じられたら、褒めて子どものやる気を伸ばしましょう。その時は目を見て、スキンシップを取るとより効果的です。
英語学習は継続することが大切です。英語は楽しい、面白いという気持ちがなければ、なかなか継続できません。出来ないからと言ってすぐに叱ったり無理強いしたりせず、子どものペースにある程度合わせて、親子で英会話を楽しむというスタンスを常に忘れないようにしましょう。
まとめ
お子さんが英会話教室に通っていてもそうでなくても、ご家庭で取り組めることはたくさんあります。何か一つでも出来そうだと思ったことがあれば、ご家庭でも取り入れてみてください♪