しゃく釣りって知っている!?筆で釣る!?有明海の伝統漁法とは
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九州には有明海と言って福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県の4件にまたがる九州最大の湾があります。南は八代海とつながり日本で唯一ムツゴロウが生息している湾としても有名です。
干潟の大きさ、適度な潮の流れがとても豊かな漁場を生み、有明海の干潟はとても多くの生き物が生息しています。
その中でも最近、注目を集めているのが【まじゃく】なのです。
この記事の目次
まじゃくとは!?
まじゃくとは、干潟に住む “穴じゃこ” のこと。
見た目がシャコに似ていてよく間違われるのですが、実はヤドカリの仲間なのです。
そのまじゃく釣りのことを地元では【しゃく釣り】といい、熊本の荒尾市で体験できると知り家族でいってきましたー!
まじゃく釣りの時期は?
漁期が4月~10月と漁期が長いことでも人気のまじゃく。
海遊びするにもいい季節なので、その時期に合わせて是非行かれると良いですよ。
まじゃく釣りをする時の服装は?
干潟は泥水です。果てしなく続く干潟を歩いて釣り場まで行きます。
服装は汚れてもよい格好、靴は長靴がよいです。
そして一度干潟にでると、日影は全くないので日焼け止めは必須です。
薄手の長袖、ツバが広めの帽子。タオルを首に巻くなど日焼け対策はしっかりとしておく事をおすすめします。
まじゃく釣りの持ち物
水筒、保冷バック、ざる、バケツ(ひっくり返して椅子になります。)、大きめのクワ、毛筆用の筆(1人10本程度)、など
※筆は現地でも販売していました。(レンタルもあり! 現地の方が使いやすいです!)
筆で釣る!? しゃく釣りの方法とは
1・穴掘り作業
”釜たて”と言われる穴掘り作業。これで漁場が決まります。
意外と難しいので現地の漁協の方に教えてもらうか、インストラクターの方にお願いしちゃいましょう♪
※この穴掘りでもたくさんの生き物に出会えますよ♪
2・巣穴に毛筆の筆を差し込みまちます。
まじゃくは”Y”字の巣穴に住んでいます。外敵の侵入に過敏なまじゃくの性格を利用した有明海の伝統漁法が筆を使ったまじゃく釣り。通称”しゃく釣り”なんです。
巣穴に筆を差し込みじっと待つ。まじゃくが外敵を追い出そうと筆を押し返して来たら優しく釣り上げます。
腕が取れないように力を入れ過ぎないことがコツです!
まじゃくの食べ方
天ぷら、から揚げ、煮つけ、塩ゆでにして食べると絶品です。
近年、甲殻類の高騰がささやかされ、まじゃくにも注目が集まっています。
最近では、熊本県内のスーパーでは普通に出回る食材となっています。
まとめ
釣り方を見てもらってもわかるようにしゃく釣りは実に簡単!
でも、実は奥が深い!! 簡単なのですが、コツをつかむまでなかなか時間がかかりました(^^♪
最初はコツかつかめず遊んでばかりだった子供達も最後には親以上にのめりこんでいました。
途中、飽きてきても干潟には不思議な生物がたくさんいますので、退屈なことは全くなく
時間が足りないくらいでした。
親も子も泥だらけになって遊ぶことなんかなかなかないことだけにとても貴重な経験になりました。
”しゃく釣り” 気になった方は是非ご家族で行ってみてくださいね♪