熱性痙攣2回目は危険!医者の対応が曖昧で1歳の息子が心臓停止に!
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この記事の目次
はじめに熱性痙攣とは
発熱に伴って起き、痙攣することを熱性痙攣と呼びます。発熱は38℃以上で、生後6ヶ月から6歳くらいまでの乳幼児に多く見られます。
調べると
「そんなに気になる事でもない」
「小さい子にはよくある」
などと書かれていますが、私の子どもは
「そんなこと」では済まされない体験をしました。
周りにもたくさんのお友だちママが不安になっていたり、泣いていたりする事を知ったので、
そんなママの少しでも役に立てればと思い私の息子の「熱性痙攣」の体験談についてご紹介します。
私の体験談
うちの子どもは、男の子。普通分娩で3180gで正常に産まれました。
それから、今まで怪我もなく、何事もなく1歳を過ぎました。もちろん、発熱しても「けいれん」することもありませんでした。
そして、1歳8ヶ月の時に初めて熱性痙攣を発症しました。
前の日は、外に遊びに行くくらい元気だったのですが、
その日の朝は、なんだか早朝に起き、起きてもグッタリしているので、体温を計ってみるとと38℃。
この日はかかりつけの病院が休みの水曜日で、近くの救急外来へと思い、電話すると
「受診出来ます」
と言われたので、病院へ行く準備をして抱っこ紐で子どもを抱っこしようとした時に
急に子どもに異変が起こりました。
はじめての痙攣
抱っこしたとき、急に体がガクガク震えだし、手足はピンと張った状態になり、目は白目をむき、口からは泡を吹き出し…
自分の子が急に別のものになってしまったような感じがして、とてつもない恐怖を感じました。
でも、私は幸いにも「熱性痙攣」がどんなものか知っていました。
それはたまたま「37.5℃の涙」とう漫画で知ったのですが
(のちにドラマにもなったものです)
この漫画で知識があったお陰で、その時に自分のやるべき事が鮮明に解りました。
はじめは、そのまま抱っこしたままで、どのくらい痙攣が続いたかを時計を見て計りました。そして、落ち着いたら、床下に左を下にして横に寝かせました。
【1回目は30秒体が硬直し痙攣、白目、チアノーゼ、泡噴き】
倒れないように、タオルを丸めて背中部分に詰め、もう一度病院へ電話しました。
「先ほど電話しましたが、行く前に痙攣起きました」
そうすると、
「どのくらい痙攣してたか」
「初めてか」
「部分的痙攣だったか」
「吐いたか」
など聞かれました。
そのあと、
「大丈夫そうですが、お母様が気になるようなら受診を」
と言われました。
こっちは、不安で電話してるのに…と思いつつも初めての事だったので、
子どもが落ち着いてから抱っこして自転車で病院へ行きました。
受診すると
「1回目は通常だし大丈夫」
と数分で帰されました。
「その後も大丈夫だったら、ご飯も飲み物も大丈夫」
だと言われ、家に帰り子どもに聞くと「食べる」というので、
少しずつとリンゴ1/4を擦って食べさせました。
しかし、食べさせて20分経ったあと、2度目の痙攣が起こりました。
【2回目は、1分硬直、痙攣、白目、チアノーゼ、呼吸困難】
そして、子どもが落ち着いてから、見てもらった病院へ電話し
「もう1度受診を」
と言われたので、また自転車で行きました。
それでも
「大丈夫です」
という言葉にプチっとキレ、先生に
「2回目はないと言いましたよね?
でも、2回目ありましたよ?
これで帰れって可笑しいですよね?」
と、はっきりと意見を伝えました。
そしてこの後、経過観察入院をすることが出来、夫にも連絡しました。
夜中に、先生にキレたことが良かったのだと思わずにはいられない事態が起きてしまいました。
それは夜、合わせて5回以上起きた痙攣。
【3回目からは、10分硬直、痙攣、白目、チアノーゼ、呼吸困難で呼吸器つけ外すと呼吸困難で1度心臓停止し、生死を行き来… 】何度も繰り返しそして「心臓停止」。
未だにその時の事を思い出します。
ピーという音と先生とナースが病室を行ったり来たりする状況を。
これはまれに起きる症状のようですが、その後も、4、5日熱が40~38℃でなかなか下がらず、
点滴を変え、何とか子どもは回復しましたが10日間入院しました。
医者からは
「突発性発疹からの痙攣かも」
とかも言われていましたが、
「突発性発疹には0歳の時になりましたが、その時は痙攣するような症状はなかったです」
…と医者に伝えると
「なんだろね」
と言う曖昧な返答がああり、結局は原因不明で終わりました。
そして、退院から2ヵ月後にもまた入院する事態になりました。
この時は
「猫引っ掻き病」かも
ということで検査入院中に2度目の痙攣が起きました。
そして、脳には異常が見らなかったのですが、
血液検査により「好中球」が通常より少ないということがわかりました。
「好中球」とは簡単に言うと、悪い菌を倒してくれるものです。
正常値では5000~10,000くらいあるのですが、息子の数値は1000。
それでも増えた方で、入院中に500以下になりました。
無菌室で数日間生活し、毎日血液検査し、数値と容態とを診て、シャワー浴したり、清拭のみにしたり…という状態でした。
子どもの治りが遅いと感じたら、絶対に血液検査をして調べてもらってください。
そして、お医者さんの言っていることが変だと思ったら、疑って別の病院にも電話してください。
そして、熱性痙攣を経験したら、普通の風邪などで病院に行く際は先生にも必ず、
「熱性痙攣にいつなりました」
と伝えてください。これから先、服用出来る薬と出来ない薬が出てきます。
予防接種などの時も、必ず再度伝えてください。
よい、お医者さんにめぐりあえる事を、こころから願っています。
確認し必ずすることは?
①子どもから見てひーおじいちゃん、ひーおばぁちゃんまでの家族で「熱性痙攣」を持ってる人が居るとなりやすい。
②熱性痙攣は、1日1回で、1回が1分~2分以内ならよくあることらしい。
痙攣が起きたら、動かさず何秒分くらい痙攣しているのか計ること。
多分、子供が発症したら、それどころじゃないと思うので、子どもの状況把握だけでも観察して、ノートなどにあとで書き留めてください。
そして、どこが痙攣したのか「部分的だったか」など出来る限り把握しておきましょう。
③痙攣が落ち着いたら、体を床に寝かせます。
その時は仰向けではなく、全身を左向きにし横に寝かせてください。
あれば、タオルを持って子どもが吐いたら、逆流しないように見守りましょう。
熱性痙攣の症状とその時の対応の仕方は?
急に、体が震え、全身硬直し、白目を向き、唇は紫色になり、口は開き、泡を吹き…という症状があります。
- 子どもが落ち着いたらしてあげること
①息をしているかを確認する
②体の硬直化が解かれてるか
③痙攣が何秒~何分くらいだったか
④嘔吐があったか(量、物、色など)
⑤顔色は戻ってきてるか
⑥痙攣後また、痙攣が起きたか
⑦痙攣が落ち着いた後、熱は何度か
症状が出たときしてはいけないこと
●子どもの体を揺すったりしないこと
●口の中に手は入れないこと
次の症状の時は、迷わず119
●痙攣が5分以上のとき
●顔色が戻らないとき
●1日に2回以上痙攣が起きたとき
●息をしていないとき
●下痢をしているとき
●初めての痙攣のとき
迷ってる時は、、、
●#7119にかける
●#8000にかける
●かかりつけ病院にかける
●信頼出来る人にかける(私もそうでしたが、自分自身を落ち着かせるために夫に電話しました。)
熱性痙攣の御守り
熱性痙攣持ちになると37.5~38℃くらいで、痙攣が起きないように、ダイアップという座薬が必要になります。
これをいれると副作用として、足元がふらつき、酔っ払った状態になるので、病院の先生によっては、
「入れずに熱が出たら受診するように」
と言う説明を受けました。
それでも、「地元から離れるとき」「泊まりで遊びに行くとき」などの時、万が一として(使う使わないを別として)、ダイアップが切れないように持ってることが必要になります。
まとめ
私の場合は、「37.5℃の涙」という漫画のお陰で動揺することなく対処できたことがとても幸いでした。
知っている方もいるかもしれませんが、まだ読んでいない方は、小説より漫画の方が頭に入りやすいので、是非読んでみてください。
また夫にも漫画なら、読みやすいし、頭に入るのでは?と思い
色々調べるより私はこの漫画を読んでもらうようにすすめました。