家でできる理科の実験!①花の着色②水は茎の中を反対の方向にも動くの?
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自宅で理科の実験ができたら、子どもの好奇心はどんどん広がるのではないでしょうか。ここでは、私が子どもと一緒に実施した白い花の着色実験と、水は茎の中を反対の方向にも動くのか?という家で出来る実験について紹介させていただいています。この実験で、茎が水を送る働きについて知ることができます。自由研究にも使えそうですね。
この記事の目次
実験①花の着色
準備するもの
・白い花
・食紅(※絵の具ではうまくできません。)
・花を入れる容器(※口の狭い容器が使いやすいと思いますが、下の写真のように口の広い容器に入れる場合、花の茎を容器に沿わせてセロテープで固定すると、花が倒れにくくなります。)
実験方法
容器に食紅を溶かした水を入れ、花を挿して色が変わる様子を観察します。
観察
数時間後、どの花びらも、赤くすじ状に染まっています。
写真だと少し見えづらいのですが、絵にするとこのような感じです。赤いすじが花びら全体についている様子が分かります。
子どもがかいた絵はこちらです^^
解説
植物は吸い上げた水を、茎を通して葉や花に送っています。その働きによって、赤色の水に茎をつけておくと、花びらが赤色に染まるのですね。また、花びらにも水が通る管があるために、花びらがすじ状に染まっています。尚、花の種類によって水を吸う速さは違うようです。
実験②水は茎の中を反対の方向にも動くの?
ここまでの実験で、水は茎を通って下から上に吸い上げられることが分かりました。では、水は茎の中を反対の方向に通すこともできるのでしょうか?8歳になる私の子どもは「できない」と予想しました。この答えを知るために、以下の実験をしてみました。
準備するもの
・菜の花など、葉のついた植物の茎の先 2本
・花瓶やコップ
実験方法
葉とつぼみのついた菜の花の茎の先を切って、一つは逆さまにして先端を水に挿します。もう一つは、水に挿さずににそのまま置いておきます。この二つを見比べながら観察を行いました。
観察
【はじめの状態】
右の菜の花は逆さまにして先端を水に挿しています。
【2日後】
左の菜の花:全体がしおれています。つぼみは変化なし。
右の菜の花:葉がややしおれていますが、茎はピンと張っています。右下のつぼみに黄色い花が咲き始めました。
【4日後】
左の菜の花:全体がさらにしおれています。つぼみは変化なし。
右の菜の花:葉と茎は2日後と同様の状態です。黄色い花がさらに増えています。下に花の部分の大きな写真を載せていますのでご覧下さい。
【逆さまにして水に挿した菜の花が4日後に咲いた様子】
解説
水がない状態の菜の花と、逆さまにして水に挿した菜の花のどちらが長持ちするかを観察した結果、逆さまにして水に挿した菜の花の方が長持ちし、さらに花も咲くという結果が得られました。つまり、「水は茎の中を反対の方向にも動く」ということが分かりました。
まとめ
このような実験は、子どもだけの力ですべてを行えなくても、大人が少しサポートしてあげれば、家でもしっかり取り組むことができると思います。子どもが何かに興味や関心を持ったら、できる範囲で興味の芽を伸ばしてあげられるといいですよね。