ペットボトルの中に夕焼けを作ろう!材料4つで簡単理科の実験
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子どもに、「なぜ夕焼けの空はオレンジ色なの?」と聞かれたら、あなたは正しい説明ができますか?恥ずかしながら私はまったく分かりませんでした。でも、夕焼けの空と同じ現象は、ペットボトルの中にも作ることができるんです。材料は4つだけ。家でできる簡単な実験で、子どもの「なぜ?」を楽しく解明してみましょう。
この記事の目次
夕焼けとは
「夕焼け」という言葉を国語時点で調べてみると、以下のように記載されていました。
「太陽が沈むとき、西の空が赤く染まること。夕映え。」
夕方の空が赤色やオレンジ色になることを指す、美しい日本語ですね。
実験で用意するもの
・へこみのない丸いペットボトル 5本
・牛乳
・スプーン
・懐中電灯(またはLEDライト)
実験方法
1.ペットボトルに水を入れる。
2.スプーンを使ってペットボトルの中に牛乳を少量入れる。
(ここでは720mlのペットボトルに対し、牛乳を小さじ1杯分入れました。)
3.部屋を暗くしてペットボトルを1列に並べ、端から懐中電灯(またはLEDライト)で光を当てる。
下の写真は、左側からLEDライトを当てた様子です。
LEDライトのすぐそばにある左側のペットボトルは青白いですが、LEDライトから遠ざかるに従い、青白い色→黄色→オレンジ色へと変化しているのが分かります。
この実験で分かること
ペットボトルの中で何が起きたの?
ペットボトルによって色が違うのは、ペットボトルと光との距離が違うためです。光にはいろいろな色が含まれていますが、牛乳に含まれている小さな物質は、まず光の中の青い光を跳ね返します。しかし、赤色やオレンジ色の光は、牛乳に含まれる物質を通過して遠くまで届くので、光から遠い右側のペットボトルは黄色やオレンジ色をしているんですね。
そしてこれと同じ現象が、夕方の空でも起きています。
夕焼けができるしくみ
太陽光にはいろいろな波長の光が集まっていますが、地上にたどり着くまでに、大気やほこり、砂などにぶつかって跳ね返され、色が少なくなっていきます。
昼間は、地球と太陽との距離が近いので、波長の短い青い光が目に入ってくるため、空は青く見えます。
夕方は、地球と太陽との距離が昼間よりもずっと長いので、波長の短い青い光は途中で散乱してしまい、目に届くのは、波長の長い赤色やオレンジ色だけになります。これを私たちは、「夕焼け」と呼んでいるんですね。
いろいろ試してみよう
他にも、
・水に入れる牛乳の量を変えて違いを調べてみる。
・ペットボトルの本数を減らしたり、増やしたりして違いを調べてみる。
など、いろいろなパターンで違いを試してみると、より実験らしくなりますね。
まとめ
これは簡単な実験ではありますが、実際にやってみると8際の子どもは興味津々でした。一緒に実験した私も、すっかり感心してしまいました。家で過ごす休日にやってみたり、手軽な自由研究のテーマとしても活用できそうですね。