子供が思いっきり遊べる場所が減っている!糸島旅行で感じた大切な事
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時季外れの海に行って来ました。たまたま糸島に行く予定があり、観光スポットである夫婦岩やヤシの木ブランコをついでに見に行くことにしました。秋ということもあり、夏は盛り上がっていたであろう海の家やレストランも閑散としており、寂しい雰囲気でした。子どもたちが遊ぶ遊具などがある訳でもないので、ドライブがてら、ちょっと見て帰るつもりでした。
海を見た子どもたちが大きい川というので、海を見るの初めてだというのに気がついて、せっかくなので車を止めて降りることにしました。
この記事の目次
遊び
①貝殻を使って砂遊び
大きな砂場に子供たちのテンションは上がっていました。さっそく貝殻を拾って、スコップがわりに砂を掘り始めました。掘る場所によっては水が出て来たり、流れこんてくるので面白いようで、いろんなところを掘り回っていました。
落ちているものはなんでもオモチャで、小枝や潰れたペットボトルなどを埋めて、灯台マンや鬼さんなどを作って見せてくれました。
木の枝はお絵かき道具にもなり、顔が汚れて力が出ないアンパンマンをたくさん描いていました。しかも砂のキャンパスは広いので特大アンパンマンでした。「大きい、アンパンマン」と下の子は何度も繰り返し行って、アンパンマンの上を走り回っていました。
②テニスボールでサッカー
テニスボールが落ちているのを見つけると、サッカーが始まりました。最初は投げて遊んでいたが、投げるのは下手なのでつまらなくなったようで、ボールを蹴っては追いかけ、さらに下の子がお兄ちゃんを追いかけ遊んでいました。下の子は走るのが下手ですぐに転んでいましたが、砂が柔らかいので泣かずにすぐに立ち上がって追いかけていました。
最後はボールが海の方に転がって波にのまれてしまい、呆然と突っ立ていました。
③岩を使ってかくれぼ
ボールが無くなり帰るかと思いきや、大きな岩の間に隠れ、「どーこでしょ」と隠れんぼが始まりました。下の子はお兄ちゃんを見つけては大笑い。なかなか見つけられないと、お兄ちゃんが「ばあ」と言って出て来たりしていました。
お兄ちゃんは岩に登ることも出来るようで、登っては自慢していました。これにはビックリして、つい危ないから降りておいでと言ったのですが、大丈夫と返され、ちゃんと身体全体を使って器用にバランスを取って岩の登り降りを楽しんでいました。
岩についていたフジツボを見つけて、ワニさんみたいとお兄ちゃんが感動していたのですが、親にはどこらへんがワニなのかさっぱり分からず、帰りたいのもあり、良かったねと空返事をしていました。「帰るよ」と何度言ってもなかなか帰りたがらず、強制的に車に戻りました。
感じたこと
この経験から、子どもたちが思いっきり遊べる場所が今は少なくなっていることに気がつきました。公園に行っても子ども向けの遊具は撤去され、大人向けの健康遊具が並んでいたり、ボール遊び禁止、大声禁止、走り回るな危険と書いてある看板が立っていたりするのは、とても残念に思います。
私の子どものころは公園でキャーキャー言いながら走り回って鬼ごっこをしたり、サッカーをした記憶が少なからずあります。それが出来なくなった背景には、子どもの声を騒音と感じたり、子ども達がボール遊びをしたり、走り回るのは周りの人にぶつかったりして危険だと感じる方が増えていることがあります。
①現状
なぜ、子どもに対してマイナスなイメージを持つ方が増えるのかと考えたとき、やはり地域の繋がりが薄れているので、子ども達と普段触れ合う機会がなく、漠然と子どもに不安を感じていらっしゃるのだと思います。公民館などでは、地域の行事やイベント等行われていますが、参加しない、もしくは公民館自体に入りたくない方がいらっしゃるので、自然と子ども達と触れ合う機会がなくなっていきます。
②親に出来ることは
私も実際公民館には入っていません。仕事がありますから、リサイクル当番や行事に集まるのは厳しいですし、役員とかしなきゃいけないのが面倒だと思うからです。
しかし、子ども達が思いっきり遊べない現実を見ると、これではいけないと思いました。地域の行事やイベントにできるだけ参加するようにし、近所の方と喋るようにしました。そうすると、我が家を理解してくれる方が増えました。以前は子どもの泣き声がすると虐待を疑われ警察を呼ばれたこともあり、泣くたびに泣き止ませるのに必死になっていましたが、今では子どもが泣いて大きくなるからね。大変だね。この子たちは宝だからね。と声をかけてくださる方々がいるので、精神的にも救われています。
●まとめ
今回の糸島旅行で、子どもはオモチャが無くても遊べるのだなぁと感じ、遊ぶ場所というと遊園地やテーマパークなどを思い浮かべていましたが、ただ広くて大声出して走り回れる場所に行くのもいいと思います。そして地域のコミュニティの大切さを実感し、いつか近くの公園でじいじに買ってもらったサッカーボールで遊べる日が来るといいなと思います。