「家庭訪問は玄関先で」を真に受けて良い?先生の本音を取材!
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私たちが子どもの頃の家庭訪問といえば、
先生をリビングや客間にお通しし、
お茶やお菓子などでおもてなしをしながらお話をする
というスタイルが多かったもの。
ですが、今の家庭訪問は
玄関先で行うケースが多くなってきているようです。
娘の小学校で配られる「家庭訪問のお知らせ」にも
家庭訪問でお邪魔する時間は、
1家庭につき10分程度と短い時間になりますので、
玄関先で失礼させていただきます。
という記載があり
家庭訪問は「玄関先」で行うことが明示されています。
昔とは形が変わってきている家庭訪問。
「❛玄関先❜っていうのは建前で、本当は家の中にお招きしたほうが良いのでは?」
「玄関先での家庭訪問の場合、お茶やお菓子はどうしよう」
「座布団は出したほうがいいのかな?」
など、
迎える側の私たちは戸惑ってしまいがち。
私も、初めての「玄関先での家庭訪問」の時は
不安な気持ちでいっぱいでした。
娘が小学2年生に進級した時、
PTAの本部役員になって、
学校の先生とお話する機会が増えた私。
ある時、思い切って
「玄関先での家庭訪問に対する本音」
を、先生に聞いてみたところ、
それまでに抱いていた疑問や
モヤモヤとした不安が一気に解消されました。
今回は、その時に伺ったお話をご紹介していきます。
あくまで娘の学校の先生のご意見なので、
全てのケースに当てはまるとは言えませんが、
1つの参考意見として、
「玄関先」での家庭訪問が初めての方
毎年、戸惑いながら先生をお迎えしている方
の、お役に立てれば嬉しいです♪
この記事の目次
「玄関先での家庭訪問」の本音について先生に聞いてみた。
どうして「玄関先」なの?
家庭訪問が行われるのは、4月~5月が多いもの。
その時期は、先生はまだクラスを受け持って間もないため、
個人面談のように、じっくり腰を据えて話をするというより、
子どもの自宅の場所の把握
保護者との顔合わせ
の、意味合いが強いのだそうです。
また最近は、学校の授業時間との兼ね合いで、
家庭訪問に割ける日数も短くなりつつあり、
限られた日数でクラス全員の自宅を回らなければいけない
という状況に。
そのため、
短時間で多くの家庭を回れるように
「家庭訪問は玄関先で」と、お願いしている事情があるようです。
立ち話でも良いの?座布団は必要?
玄関先での家庭訪問となると、
「先生を立たせたままで良いのだろうか」
「玄関の段差部分に座布団を敷いておくべきか・・・」
と悩んでしまうと思いますが、
それについては、
「お気遣いは不要」
「こちらは立ち話をするつもりで訪問している」
とのお話でした。
だけど、
「座布団を出さないと失礼な気がしてしまう」
「せっかく来てくださったのだから、座布団くらい出したい」
と感じる場合は、
ご家庭の判断で座布団を用意しても差し支えないと思います。
【注意】
玄関の段差の高さが低い場合、
そこに座布団を敷いて座ると、
座る体制が辛い
女の先生の場合、スカートの裾が三和土についてしまう
というケースも考えられますので、
座布団を用意しないほうが無難かもしれません。
お茶やお菓子は出したほうが良いの?
これも基本的に「不要」だそうです。
先生は1日に何件もの家を回ります。
その全てで、お茶やお菓子をいただいていたら、
お腹が苦しくなってしまう事に・・・。
特にお茶やコーヒーは、
飲みすぎるとトイレに行きたくなってしまうため、
正直なところ
「家庭訪問中は、水分摂取を控えたい」
と感じているようです。
また、
ペットボトルのお茶や缶コーヒー、焼き菓子などを
お土産でいただく場合もあるようですが、
かさばってしまって持ち帰るのが大変
バッグに入りきらない
という場合もあり
「ありがた迷惑」になってしまうケースも。
玄関先では済まないような長い話になりそうな時はどうする?
ここまでは先生側の本音をお伝えしてきましたが、
逆に、保護者である私たちが、
家庭訪問の際、先生に相談したいことがある場合は
どうすればよいのでしょう?
これについても伺ってみたところ、
訪問日時の希望調査の時点で、その旨を連絡して欲しい
とのお話でした。
家庭訪問の際、先生が一番困るのは
予定訪問時間に遅れてしまう事。
そのため家庭訪問の際、
突然、
「大事な相談があるので、リビングに上がっていただけますか?」
と言われても、
次に訪問するお宅のご迷惑になってしまうため
対応できない場合も・・・。
だけど、事前に連絡を受けていれば
訪問時間を一番最後にする
滞在時間を、あらかじめ長めにとっておく
など、
あらかじめスケジュール調整ができるので、
じっくりとお話をすることが可能に!
家庭訪問で、先生とじっくり話がしたい場合は
必ず事前に連絡を入れるようにしましょう!
おわりに
先生に伺った
「玄関先での家庭訪問の本音」
についてご紹介してきました。
家庭訪問=おもてなし
という印象が強いですが、
玄関先での家庭訪問の場合は、
良かれと思った「おもてなし」が
逆に、先生の負担になってしまう事も・・・。
学校や園からのおたよりに
「家庭訪問は玄関先でお願いします」
という一文がある場合は、
先生の負担にならないよう、
過度なおもてなしを避けるようにしたいものですね。