子供の好き嫌いをなくす為に親が諦めない事!克服に向けて気長に楽しく食育
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うちの子、好き嫌い多くて困るの、なんて話、お友達の集まりでよく耳にします。よくよく聞けば、そのお子さん、まだ3歳………うーん、好き嫌いに入らない気がするといつも思ってしまうのです。我が家でも赤ちゃんの頃から全ての食べ物が好きだったわけではありません。私の頑固な性格があったおかげで10年以上かけて多くの好き嫌いをなくしてあげることに成功しました。今日は【おばちゃんの知恵袋】をいくつかご紹介しますね。
この記事の目次
好き嫌いを作るのではなく食べ物にどれだけ興味を持ってくれるかを大事にする!
毎日、どこに行ってもたくさんの食材を目にしますよね。果物、お野菜、お肉、お魚などなど。まずはここからなんです。
まず小さい頃から出来上がった料理だけではなく食材を見せてあげてください。人参って色が綺麗だね、大根ってママの足みたい、お肉って重くてゴムみたい、などなど面白い感想から率直な子供の意見が聞けて親としても楽しいものです。
もちろん時間がないときはお家でお料理してるとき見せてあげるだけでもいいですよ!
キャベツには芯がありますよね。そこすごく甘いんです!よく捨ててしまいがちな場所ですが一度子供が歯が生え始めた頃あげたら気に入ってくれて。
お子さんと一緒にここ食べれるかな?なんて言いながらワイワイ試してみてください。面白い感想が聞けること間違いなしです。不味くて食えたもんじゃないなんて言われてもいいんです。
感想をいうこと自体が食材に興味を持ってくれてるということですから!
まずい、嫌いと言われても出し続ける頑固さを身につけて!
子供が初めて口にしたものが「好きじゃない」と言われたらどうしますか?大抵の場合、嫌いなものはもう出さない、または子供のお皿に盛らない、てなりますよね。
ただ出さなくなれば子供は嫌い、美味しくなかったということしか頭に残らないのでそのままその食材に対して「嫌い」のレッテルが貼られてしまいます。
ここで、あなたの心に潜んでいる頑固さを出してください!
子供の嫌いな物、食材をしっかり頭に叩き込んで、1週間に1度(一ヶ月に一度でもいいです)、その食材を使った料理を出しましょう。
違う味付け、形、で子供と戦うんです。「これ嫌い」「この前食べたけど好きじゃなかったから嫌」なんて言われても下がってはダメですよ!
「一生懸命作ったから一口だけ食べて」。イヤイヤでも一かじり、米粒サイズでも食べたらよしとしてください。
私の経験上、長く掛かった食材はカリフラワーで、10年以上おいしいと言ってくれるまでかかりました。
私の頑固さ、並大抵のものでないことがわかったでしょうか?
ここで私は両手でガッツポーズでした!「勝ったぁ〜!!!!」その上、今は、皆、なぜカリフラワーが苦手だったのか理解できないって言ってます。
人の味覚は常に変わっていきます
小さい頃嫌いだった酢の物が突然大人になって好きになったりしたことありますよね。味覚って常に変わっていくもので、子供達にもそこをしっかりとわかっていって欲しい。
だからこそ、家でもレストランでも、他の家にお招きいただいた時でも、出された物は一口食べるという習慣を身につけさせてあげてください。
食後のデザートをエサにしても大丈夫。たべるということ、そしてその食材を味わうことに意味があるんです。カレーにそっと隠して知らず知らず食べるということでもいいんです。
食べ終わった後に「すごいじゃん!嫌いな〜が入ってたんだよ!食べてくれてありがとう」って言ってあげてください!嬉しそうに微笑んでくれるはずです。
一緒にお料理しちゃいましょう
一ヶ月に1度でも、時間ができた時、大変でも一緒に何かを作る日を作ってみてください。作ることによって、料理の大変さ、楽しさ、食べてもらえる喜びが自然と身についていきます。
カレー、餃子を包む作業、家族で楽しく料理できるともっと食材に興味を持ち、お買い物も今まで以上にスムーズにできるようになりますよ。一緒に野菜を選んだり、お肉を選んだり、いつの間にかお菓子コーナーに行くより楽しむようになっていきます!
私の場合小さい頃あまりにも厳しくしていたおかげで今現在、子供達にお菓子やアイスクリームコーナーを避けるように常にお店内では見張られるようになりありがたいようでちょっと困ってます。この様な失敗談からお菓子コーナーもほどほどに楽しむほうがいいと思います。
まとめ
私は海外に住んでいますので、たくさんの国の料理や食材を目にする機会があります。初めて見るものから、材料を聞いただけで何が何だかわからないもの。
そういう中でいつも子供達に伝えてることが一つだけあります。それは「食卓に並んだもの、だされたものは一口必ず食べること」。そう、見た目から判断しないことを物心つく頃から口を酸っぱくして言っています。
そして我が家でのルール「口に一度入れたものは絶対に出さないこと」、「前食べた時嫌いだったものも、出されるたびに必ず一口食べること」「作ってくれた人に対してありがとうの気持ちを常に持つこと」のこの3つだけ。これはいま10代に突入した子供達にもまだ言い続けていてしっかりと守ってくれています。
この3原則を守っていくと食材に興味を持ってくれます。おかげで3人とも小学校低学年の頃から我が家の料理人としていろいろなものを作ってくれたり聞いたこともない食材を探しに出かけてそれで何かを作ったりしてくれる様になりました。
今は食べておいしいと心から思えるものを作ってくれてますが、昔はたまにすごいものが出来上がることも、その時は腹をくくって笑顔で「おいしいね、ありがとう」と言って食べました。食を愛してくれる子供に育てたいなら諦めないことです。子供だって人間です。心があります。だから気持ちが変わることだってあるということを頭に入れておけば食育はとても楽しい教育なんです!