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塾でも成績上がらない原因は?解決法は自己効力感!大学の先生から聞いた最新知見

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この記事は約 9 分で読めます。

「塾に行かせているのに成績が上がらない」

「勉強時間を増やしているのに学力に変化がない」

 

このようなお悩みをお持ちの、お母さん、お父さん。

しっかりと学習環境を整えているにも関わらず、

なかなか「成績アップ」に結びつかないのであれば・・・

それはもしかしたら、

お子さんの「自己効力感」が足りていないのが原因かもしれません!

 

私は先日、

学習科学、認知神経科学を専門に研究をされている某私立大学の先生(教授)から

「子どもの成績と自己効力感には深い関係がある」

というお話を伺う機会があったのですが、

そこで聞いたお話は、

 

「成績アップで大切なのは「学問的な勉強」だけではない」

「日常生活の中で「成績アップ」につなげられるポイントがある」

 

など、

 

成績アップ=勉強にだけ力を入れればよい

 

という従来の常識を覆すようなものばかりで、

驚きと同時に、深い感銘を受けました。

 

今回は、私が大学の先生から伺った

 

子どもの成績アップと「自己効力感」の関係

「自己効力感」を高める方法

「自己効力感」にマイナスとなる行為

 

などについてご紹介していきたいと思います。

 

普段、なかなか聞くことができない専門家からのアドバイス。

あなたも、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

 

成績アップには「自己効力感」が大事!!

 

「自己効力感」という言葉だけを耳にすると

 

「何だか難しそう」

「専門用語はよく分からない」

 

と、感じてしまいますが、

「自己効力感」を分かりやすく言い換えると

 

「やればできる!」と子ども自身が感じる気持ち

 

の事。

 

それでは、

どうして「自己効力感」を高めると「成績アップ」が期待できるのでしょう?

まずは、この点からお話ししていきたいと思います。

 

 

どうして自己効力感を高めると成績アップにつながるの?

 

どうして子どもの「自己効力感」を高めると

「成績アップにつながる」と言えるのか。

 

それは、

学習心理学における子どもの発達・学習等に関する最新の研究で

 

自己効力感と学業成績の間に強い関連性がある

 

というデータが出ているからです!!

 

特に、

 

「勉強が苦手な子でも自己効力感を高めると学力の向上が見られた」

 

という研究結果も見られる点からも

「自己効力感を高める事」の大切さがわかります。

 

それでは、この「自己効力感」を高めるためには

どんなことが大事になってくるのでしょう?

 

この先は、子どもの「自己効力感」を高めるのに効果的な

3つの方法をご紹介していきます。

 

【参考】

Robbins et.al (2004)

Richardson et.al (2012)

Honicke and Broadbent (2016)

 

 

子どもの自己効力感を高めるために効果的な3つの方法

 

 子ども自身に「何か」を修得する経験を積ませる

 

子ども自身が「何か」を習得するという経験、

これを分かりやすく表すと

子ども自身が「何か」を学んで身につける事

と言い換えられますが、

この点は「自己効力感」を高める上で非常に大切になってきます。

 

つまり、

「やったらできた」の経験を積むことで、

「やればできる!」と思えてくるように。

 

この「学んで身につける事」は、

必ずしも「学校の勉強」でなくてもよく、

 

野球

サッカー

ダンス

水泳

 

といったスポーツや、

 

ピアノ

書道

プログラミング

アート

 

などの習い事などでも良いですし、

さらに身近な例で言えば、

 

自転車に乗れるようになる

逆上がりができるようになる

ちょうちょ結びができるようになる

 

といった些細な事も立派な「修得の経験」であり、

このような経験を日常的に重ねていく事が

「自己効力感」を高める上で大きなプラスに!

 

 

他人がうまくできているところを観察する機会を持たせる

他人がうまくできているところを観察するのも

自己効力感を高める上で大事になってきます。

 

ですが、

 

「他人が上手くできているところを観察するっていったいどういう事?」

「普段の生活でそんな場面ってあるの?」

 

などと感じてしまい、

具体的にどうすればよいのかイメージしにくいかも知れませんが、

 

他人が上手くできているところを観察するのは

普段の「友達や周囲の人との関わり」の中で自然と経験できる

 

と言えます。

 

学校生活や友達との遊び、家庭生活の中で

子ども達は多くの人と関わりながら過ごしていますが、

その際に

 

「自分がうまくできない事を上手にできている人と出会う」

 

というのはよくある事。

 

その時に自然と行っている

相手の「やっている事」をじっくりと見て、

そこから何かを学び取るという経験こそ

「他人がうまくできているところを観察する行為」に当たるのです。

 

分かりやすい例を挙げると・・・

 

上手に「ドリブル」ができる友達がいたとします。

自分は「ドリブル」が苦手ですが、

上手にできている友達の様子を観察し、

 

ボールや脚の動かし方

体のバランスのとり方

 

など、

「上手にドリブルをするためのコツ」を学びとり、

自分のプレイに活かしていく

 

これは「他人がうまくできているところを観察する」事の良い例です、

 

子ども達の「日常生活」には

このような「学び」の機会がたくさんあります。

 

「勉強しなければならないのだから友達と遊ぶ回数は減らして!」

「成績が悪いのだから遊んでいる暇はないでしょ!」

 

などと言って「自由」を制限しすぎるのは考え物。

 

「自由な時間」「様々な人との関わり」の中にも

「自己効力感」を高めるのに大切な「学び」が隠されているのです。

 

 

子どもを直接言葉で励ます事

 

あなたは最近、お子さんを褒めましたか?

 

「褒めてばかりいるとつけあがってしまいそう」

「厳しい言葉を聞いて奮起してもらいたい!」

 

という気持ちから「あまり褒めていない」という方はいらっしゃいませんか?

 

確かに、

時には「毅然とした態度」「厳しい言葉」も必要かもしれませんが、

「直接、お子さんを褒める・励ます」

という行為も「自己効力感」を高める上で重要になってきます。

 

それでは、ここでも例を挙げて考えてみましょう。

 

あなたは毎日、家族のために食事を作っているとします。

時間のない中、栄養のバランスや家族の好みなども考慮し、

一生懸命、日々の食事作りに励んでいます。

 

そのような中、

 

「味付けが濃い!もっと薄味にしてくれ!」

「魚ばかりじゃ飽きる!肉も増やしてくれ」

と、厳しい言葉ばかりを浴びせられてしまう

 

「いつも食事作りをしてくれてありがとう」

という感謝の気持ちを伝えてくれた上で

「もっと薄味だと嬉しいな」

「肉も食べたいな」

というリクエストをされる

 

という、2つの対応をされた場合、

あなたはどちらの言葉に「やる気」を刺激されるでしょう?

 

この事から考えても

他人から「褒められる」「励まされる」事で「自己効力感」が高まるというのは明白!

 

もっとお子さんに

「励ましの言葉」「褒める言葉」をかけてみませんか?

 

先生によれば、

 

「やってみたらできたね!」

「それできるようになったね」

 

など、「やればできた」ということを直接褒めるのが効果的だそうですよ!

 

 

逆に「自己効力感」を下げてしまうような行為は?

ここまで、子どもの自己効力感をアップするための

効果的な3つの例をご紹介してきましたが、

逆に、自己効力感にマイナスに作用してしまうような行為はどんなものでしょう?

 

それは

 

痛み

疲労

恐怖

 

の、3つだと言われています。

 

具体的に言うと・・・

 

子どもが勉強しないからといって体罰を与えて勉強する事を強いる

→痛み

 

「成績が悪いから」と、睡眠時間を大幅に削って長時間勉強させる

→疲労

 

「テストで悪い点を取ったら許さないからね!」と脅す

→恐怖

 

これは極端な例かも知れませんが、

これに近い行為を「躾」「子どものため」と思って日常的に行っている場合は

お子さんへの接し方を見直してみる事をおすすめします!

 

お子さんに対し、時には「厳しさ」や「毅然とした対応」も必要ですが、

それによって自己効力感を低くしてしまっては何にもなりません。

 

どのような行為であれ、

皆さんが「お子さんのため」を思ってやっている事であるのは理解できますし、

そこを否定するつもりは全くありません。

 

あなたが「お子さんを思う気持ち」「成績アップを願う気持ち」を

「叱責」や「罰を与える事」などで表すのではなく、

「子どもの「自己効力感」を高めるために効果的な3つの方法」で

ご紹介した例を実践する事に力を注いでみてはいかがでしょうか?

 

「急に」目に見える変化は起こらないかもしれませんが、

少しずつ、少しずつ、良い方向に変わっていくと思いますよ♪

 

 

おわりに

 

子どもの成績アップには、もちろん「毎日の勉強」は必要ですが、

「大切なのはそれだけではない」という事実を

専門家である大学の先生から教えてもらいました。

 

子どもの成績アップには

 

毎日の努力

自己効力感を高める

 

という2つの柱が重要に。

 

この事を心に留め、

日々、子どもに接していきたいものですね。

 

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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