【節分の作法】子どもと楽しく豆まき!後片付けも簡単アイディア4選
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もうすぐ節分。子どもも楽しい豆まきの時期がやってきます。昔は外に向かって大きな掛け声と共に豆まきを行うご家庭もありましたが、最近は集合住宅も増え、近所の目も気になったり、何より後片付けが大変…、と思って躊躇されるご家庭も多いはず。そこで今回は改めて豆まきの由来と作法をご紹介すると共に、後片付けや掃除も簡単になる豆まきの方法をご紹介します。
1.なぜ豆まきをするの?
2月4日は立春。暦の上では春となります。その前日の暦の節目となる日を「節分」と呼びます。本来は各季節の節目を節分というのですが、昔より春が一年の始まりとして重んじられたことから立春の前日を節分というようになりました。
では、なぜ豆まきをするのでしょう?
豆は神聖なものとして古くから神事に使われており「魔の目(まめ)」にぶつけることで「魔を滅す(まめ)」に繋がり、無病息災を祈る意味があるそうです。季節の変わり目には「邪気」が現れやすいと信じられていたことから、平安時代より豆まきで邪気を払う宮中行事を行っていました。それが時代を越えて庶民に広まっていき現代の豆まきへとなりました。
2.正しい作法
◆炒った豆を使う
そのままの豆を使うと拾い忘れた豆から芽がはえ、縁起が良くないとされてきたからです。
神棚があるご家庭はまく時までお供えしておきましょう。
◆夜行う
鬼は夜やってくると言われているので、夜行います。
◆家長または年男が行う
こちらも古くからのしきたり。外に向かって「鬼は外~」という掛け声と共に豆をまき、すぐにドアを閉め、続いて「福は内~」という掛け声と共に各部屋豆をまいていきます。
◆年齢の数+1個食べる
+1個というのは数え年で数えるためで、無病息災を願って最後に豆を食べます。
3.子どもと楽しく豆まき
以上のように、古くからの由来やしきたりを書いていきましたが、現代ではパパの帰りが遅いご家庭もありますし、子どもは豆まきを存分に楽しみたいですよね。そこで子どもが投げても後片付けが楽でまいたものも拾って食べられる方法をご紹介します。
1.個包装を使う
最近では、節分のコーナーに置かれている豆にも個包装パックの商品が増えてきました。これならば投げても拾うのに困りません。ただし、1袋に入っている個包装はそれほど多くないので、たくさん巻くことはできないです。
2.ラップで巻く
しかし、上の方法では炒った豆を用意することはできません。そこで、炒った豆を数個ずつラップにくるんでみてはいかがでしょうか?包む手間はかかりますが、本来の作法にのっとって炒った豆を使うことができますし、子どもと包めば作業から楽しめますね。
3.落花生をまく
「え?」と思う方もいるかと思いますが、実際北海道や東北、信越地方ではポピュラーなようです。筆者の主人も実家では落花生を投げ、拾って食べていたとか。
これなら外に投げても拾いやすく、中を割って食べればいいので安心ですね。
4.ゲームとして楽しむ
ゲームとして豆まきを楽しむなら、新聞紙がおすすめ。新聞1枚を半分(又は1/4)に破き、ぐちゃぐちゃと丸めたらテープで留めます。これが豆替わりになります。
あとは、鬼のお面をつけた鬼役に投げて遊んだり、写真のように段ボールに鬼の顔だけ作った簡単な箱を用意して玉入れ遊びも楽しめますよ。子どもたちと行うレクリエーションにおすすめです。
本格的な的を用意したい方は「段ボールで出来る!手作り的あてゲームの作り方」
鬼のお面を手作りで作りたい方は「【節分】子どもと一緒に手作り!鬼のお面の作り方」
をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。豆まきは1000年以上前から続く伝統的な行事。伝統は伝統として子どもたちにきちんと伝え大人が手本を見せつつも、あとは上記の方法を使いながら子どもたちと楽しく豆まきが出来たら、子どもの記憶に残って次の世代へ伝わっていくのかなと思います。日本ならではの行事をぜひ家族で楽しんで行ってくださいね。