お気に入りの絵本を自分色に!「わたしだけのはらぺこあおむし」レビュー
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我が家の娘が赤ちゃんの頃から大好きな絵本「はらぺこあおむし」。
2歳半を迎えようとしている現在、2冊をボロボロに読み倒して3代目に突入しました。
ちょうど修理を重ねて使ってきた2冊目がバラバラに壊れてしまい、3冊目を買うまでの間くらいに親戚から譲り受けたのが「わたしだけのはらぺこあおむし」という色が付いていない塗り絵タイプの絵本でした。
娘がクレヨンの使い方を理解してきたタイミングかつ、新型コロナの感染拡大によるステイホーム期間などもあり、満を持して「一緒にやってみる?」ということに。
果たして母娘の共同作品がどうなったのか…?!感想や工夫したポイントなども合わせてお伝えいたします。
この記事の目次
絵心のないママの救世主!
何を隠そう、筆者は絵がものすごく苦手です。
真っ白な画用紙を前に、正直どうしたら良いのかわからないというのが本音。子供が喜ぶような絵を描いてあげることができず、悩みの種でもありました。
でも、塗り絵であれば絵を描く必要がなく、好きな色を塗っていくだけなので楽々♪心の荷物をひとつ降ろすことができてほっとしました…(笑)
ようやくクレヨンを楽しむ気持ちになれました。
準備する画材
ママが子供のために作ってあげるのか、子供と一緒に楽しむのか…など、取り組むスタイルがそれぞれだと思います。
くっきりした色のマーカーや、微妙な色合いにこだわった色とりどりの色鉛筆など、いろいろ揃えるのも素敵ですね♪
筆者の場合は、娘と一緒にということもあって、娘が使い慣れた6色のクレヨンだけで挑戦しました。
乳幼児用で、安全で汚れにくいので、諸々の心配をせずにわりとストレスフリーで楽しめました。
いざ、塗ってみよう!意識したこといろいろ。
色の名前を繰り返し口にする
「いちごはどれで塗る~?あ、それ?いつも食べてるいちごの色だね!これは“あか”っていうんだよ~」
…などと、とにかくひたすら喋ります。普通に絵本を読みながら喋っていてもいまいち理解度を確認しにくかった娘だったのですが、「塗る」という作業をひとつ増やすことで
うまく話せなくても自分の意志で選んで「わかるよ!」を伝えることができます。徐々に、「いちごとりんごは“あか”っていえばあの色を塗ってくれる!」ということを理解して
本人も色の名前を言えるようになってきました。基本の色を覚えてもらうには、6色のクレヨンで正解だったように感じます。
子供が選んだ色を否定しない
塗り絵に正解はないので、苺を黒で塗ろうが、チーズを赤で塗ろうが全然OKです。
「へ~っ!お母さん黒い苺はじめて!どんな味がするんだろうね♪」などとちょっと想像を膨らませておしゃべりすれば、意外な物語が展開するかもしれませんね。
娘の場合はまだボキャブラリーが少ないので、そこまで会話が成り立っていませんが、「そのチョイス、おもしろいね!」という雰囲気だけ伝わればOKだと思っています。
色の選択はその時の気分を反映していることが多いので、子供との会話や特に好む色などをそのまま絵本に記録しておくのも後々見て楽しめるかもしれません。
ない色は作る!工夫する姿を見せる
「赤と青を混ぜて塗ると“むらさき”っていう色になるんだよ~」
「茶色がないね~。じゃあ、黒とオレンジを重ねて塗ってみたら土の色っぽくなるんじゃない?」
『ある物で工夫してないものを補う』という力は、人が生きていく上でかなり重要ですよね。
冷蔵庫にあるものでパパっと料理できる人と、レシピの材料を全部揃えないと料理ができない人だったら、断然前者の方が生活しやすいと感じます。
そんな柔軟性を養うのも、やっぱり最初は遊びの中からなのかなと思っていたりします。
大人でも、あえて6色のクレヨンに限定すると「ここはどうしようかな~?」と結構頭を使うので、意外と新鮮な楽しさがありますよ♪
完璧を求めない
子供と一緒に作業をするとなれば、当然塗っている手を引っ張られてはみ出したり、横からデタラメに塗ってきたり、途中でページを変えてきたり…といったことは茶飯事なので、
きれいに塗るという願望があればこっそり一人でやることをおすすめします(笑)
「ちょっと!押さないでよ!」などと子供と喧嘩しながら、大人気なく童心に返って塗るのも、意外とストレス解消になりました。
おわりに
ひとまずどうにか全ページを塗り終えまして。母娘ともに楽しく大満足でした♪
オリジナルの「はらぺこあおむし」と合わせて、2人で塗った「わたしだけのはらぺこあおむし」も愛着を持って開いてくれている娘を見てほっこりするこの頃です。
また、色の名前をしっかり覚えて、以前の会話もより意思表示がはっきりし、やりとりがスムーズになったように感じます。
これからも、楽しんでいろいろな遊びに一緒に挑戦したいと思います。