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子どもの遊びと大人の常識。たくさん一緒に遊んであげても愛情不足になる謎の現象を徹底解剖!

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専業主婦で子どもは3歳未就園児一人の療育で知り合ったママさんがいるのですが、やはり子育てに悩んでいるようです。

ママにべったり、少しでも離れると泣くので幼稚園に向けて不安がある。

体の一部を痛がるが検査の結果問題なし。ママが撫でてあげると良くなる。

何度言ってもブロック・おもちゃを投げるので困る。など。

毎日24時間子どもと一緒に過ごしているのですが色々と専門家に相談していく中で、たくさん関わって遊んであげているつもりかもしれないけど、もしかしたら子どもは満足していないのかもしれないという見解がでてきました。

私たち親子にも当てはまる事があるなと感じ、話を聞かせてもらいました。

「あ~うちもだわ」とお思いの親御さんも少なくないと思います。

今日はその事について書いていこうと思います。

 

子どもの常識 ・ 大人の常識。

毎日絵本を読んであげている。家事を後回しにしてでも一緒にたくさん遊んでる。

いったいこれ以上どうやったら私の愛情が伝わるのよ!

まったくその通りだと思います。

うちは一人っ子です。それでも大変ですが、兄弟姉妹がいる親御さんは私なんかよりもっともっと頑張っていると思います。

一緒にブロックで遊んでいる時、大人は高く積み上げたり、お城や飛行機など何かを作りますよね。「ほらできたよ~〇ちゃんも合体してみて」と声掛けしたり。大人にとってブロックは合体させて立体的な物を作る。これが常識です。

しかし子どもの常識は

【ブロックは投げる物】 です!

思わず目が点になってしまいそうですが、発達専門の先生は自信を持っておっしゃっていました。

子どもの遊びと大人の遊びがかみ合ってない時、一生懸命遊んであげてるつもりだけど子どもは満足していない可能性があるそうです。

 

「子ども vs 大人」 あるある。

絵本編

発語や語彙を増やすため、平仮名に慣れさせるためなどに絵本の読み聞かせを精力的に行っているご家庭は多いと思います。うちも絵本はたくさんあります。

しかし、何度も同じページを見たがって先に進めないって事ありませんか?勝手にページをめくったり、読んでるのに違う事を言い出したり。

絵本あるあるですよね。

大人の常識 ・・・ 1ページ目から順々に読んでいく。

子どもの常識 ・・・ 好きなところを好きなだけ見る。

お話が好きな子もいれば、絵に興味がある子もいて、同じ絵本でも一人ひとり感じ取り方が違います。

子どもが興味を示すところには、その子の知的好奇心を刺激する素敵な栄養がたっぷりあるのです。

絵本を読んで聞かせる事にこだわらず、絵を楽しんだり、新しい話を一緒に作ったり、絵本で遊ぶつもりで子どもに付き合ってあげても良いでしょう。

子どもは満足すればいずれ次のページへ進んだり、ストーリーに興味を持つようになるでしょう。

 

おもちゃ編

先ほども書きましたが、

大人の常識 ・・・ ブロックは積んだり合体させる。パズルはピースを合わせて絵を完成させる。

子どもの常識 ・・・ ブロックは投げる! パズルも投げる!

多くの子どもが通る道ですよね。おもちゃを投げる。

どう遊ぶかは、まずは子どもに任せてみましょう。本来の遊び方があるおもちゃも、子どもにとっては想像力をどんどん膨らませる事が出来る素敵な道具です。

とは言え、ブロックを投げられると色々と困ったことが起きますよね。

そこで、お布団やクッションで投げて良い場所を作って「ここなら投げていいよ」とスペースを確保し、親子で一緒に投げてみましょう。箱を準備してどっちがたくさん投げ入れられるか勝負しても良いですね。

自由な捉え方で遊ぶ経験は、子どもの柔軟な発想力を大きく育ててくれます。

その遊びに満足したり飽きたりしてきたら、本来の遊び方を教えていっても決して遅くはないと思います。

 

公園編

公園でのあるあるの代表はやはり【滑り台】ではないでしょうか。

大人の常識 ・・・ 階段から昇り、お尻をつけ座り滑り降りる。

子どもの常識 ・・・ 滑る方から昇る!上からどんぐりを転がして落とす!

これは賛否両論あると思います。なので、あくまで「他の人に迷惑が掛からないように」と言うのが大前提です。

ずいぶん前ですが公園遊具の関係者に話を聞いた事があります。「【滑り台】と名前がついてはいるが自由に遊んでいいんですよ。もちろん危なくないように、みんなに迷惑が掛からないように。私が小さい頃も滑る方から駆け上ったりしましたよ。あははは。」と楽しそうに話してくださいました。

おもちゃと同じで基本的な、大人常識的な遊び方はあると思います。しかし大人の型にはめてしまうのは子どもの想像力・発想力・自主性を伸ばすチャンスを奪ってしまっているかもしれません。誰もいない時や、他の人に迷惑にならない時は、子どものやりたいようにやらせてあげても良いのではないでしょうか。

逆に登ったり、寝っ転がって頭から滑ってみたり、体に新しい刺激をどんどん感じさせてあげる事が出来ます。

うちの娘の常識は ・・・ 公園ではまず石を拾い「ママ、これ大切だから持ってて」と渡す。

 

まとめ 

核家族化・少子化・地域との関わりの希薄化。世の親御さんたちは「躾」にすごく頭を悩ませている事と思います。

常識的な子に、他の方に迷惑かけない子に、良い子に育ってもらいたい。

間違っていません。多くの方はそう望み一生懸命子育てされていると思います。私もです。

しかし型にとらわれず「子ども自身が発見した楽しい」を経験することは、子どもの【心の成長】と【知的学び】を支える土台になります。

親としてはヒヤヒヤするでしょうが、子どもが何に興味を持ちどんな行動を楽しく感じるのか、寄り添って一緒に感じてあげて下さい。

子どもの常識に合わせてあげた関わりが、子どもの心を安心させ満足させ、愛情をたっぷり感じ大きく成長させる環境作りにきっとつながる事でしょう。

 

 

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み~たろう

み~たろう

福岡県出身、夫の転勤で鹿児島在住。
前職は舞台関係。役者として舞台に立つ一方、学校現場やコミュニティーでの演技指導・演出、演劇的手法を使ったワークショップなどに携わっていました。
現在は専業主婦で、3歳の娘を療育に通わせています。

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