準備していますか?赤ちゃん・子ども連れ家庭に必要な避難グッズを確認しよう!
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東日本大震災から5年。私たち家族は当時4か月の娘と当時西日本にいましたが、あの時感じた異様な横揺れやテレビを通して見た光景は今でも忘れられません。いつどんな時に起こるか分からない災害。皆さんもこの機会に改めて避難グッズを確認しましょう。今回は子どもがいる家庭に必要な避難時の持ち物リストとポイントをまとめました。
この記事の目次
1.まず準備すべき一次持ち出し品
避難道具は災害直後逃げる際に持ち出す一次持ち出し品と、安全確認後取りに戻る・又は家の中で避難生活を送る際に必要な二次持ち出し品(備蓄品)に分かれます。
では、一次持ち出し品は何日分用意すればいいの?と疑問に思うかと思います。最低3日分とよく聞きますが、実際3日分の水を入れるだけでも6リットル(大人1人1日2~3リットル)になってしまいます。赤ちゃんや子どもを連れてそんなに持って素早く逃げられませんよね?
二次持ち出し品用に非常食などをたっぷり備蓄し、一次持ち出し品では1日~2日生活できる荷物にとどめておくのが現実的です。
一次持ち出し品の荷物は家族それぞれに用意します。防災グッズがセットになった非常袋も売られていますが、最近は100均で中身を揃えることができます。荷物がたっぷり入り、両手があくナップサックを用意するようにしましょう。特に赤ちゃんやあちこち行ってしまう2歳児は抱っこすることも想定されるので、ママは子どもを抱っこしても持って動ける分量か、子どもの荷物は子ども自身が持ち歩ける量か、きちんと背負ってみてください。
1.大人用に備える
貴重品は普段のものが持ち出せるのが理想ですが、慌てて避難すると忘れてしまうこともあるのでコピーはあらかじめ入れておきましょう。家族とはぐれた場合も想定して家族写真も携帯しておきます。
通帳・銀行印を紛失した場合、本人確認書類での照合となりますので通帳番号が分かるようにしておくとスムーズですね。
ウェットティッシュはおしりふきでもOK。身体を拭いたりにも使えるのでぜひ入れておきましょう。
処方されている常備薬がある場合はお薬手帳のコピーも用意しておきます。
雨がっぱも出来れば備えておきたいですが、大きいビニール袋に穴を開けて防寒、雨具替わりに代用可能。布テープは破れの補修やマジックでメモとしても代用できます。
ホッカイロや冷却シートは暑さ・寒さをしのぐのに重宝します。
2.赤ちゃん用に備えるもの
授乳中あるいはミルク使用中、離乳食を使っているなどでも準備する物は変わってきます。その時の月齢に合わせて用品を準備しておきましょう。
ミルクを使用する場合、災害時はホッカイロを哺乳瓶にあて、タオルでくるむことで温めることがが可能です。耐熱の哺乳瓶を使ってくださいね。
バスタオルはおくるみや毛布替わりにも代用できます。最低でも2日分は入れておきたいおむつはかさばるので旅行用圧縮袋を使うと良いですね。
3.子ども用に備えるもの
小学生以降になると、パパ・ママが外出している時に災害に遭遇するという可能性もあります。又、途中ではぐれてしまう可能性もありますので、それを想定した用品をリュックに入れておきましょう。
家族の名前や連絡先を大人に伝えられないときに備えて連絡先のメモは必須。
万が一子どもだけで避難して、身動きが取れなくなった場合に備えてホイッスルもリュックの紐に結び付けておきます。
中身について普段から一緒に確認しておくことが大切ですね。
2.二次持ち出し品(備蓄するもの)
続いて備蓄する二次持ち出し品です。救援物資など準備が整うまでに最低3日、ライフラインが復旧するまでにはさらに時間がかかります。避難所で生活する場合も一度に運ぶと思わず、いくつかの袋かに分けておき、タイミングを見計らって少しずつ取りに帰るつもりで。特に毎日消費する非常食・飲料水・紙おむつは最低3日分。それ以上用意すると考えましょう。
非常食には子どもも食べやすいものを用意しましょう。主食にはアルファ米というものもありますが、レトルトのおかゆは温めなくても食べれ安価なのでおすすめです。野菜不足も懸念されるので野菜ジュースを用意しておくと良いですよ。
ラップは止血や、お皿の上に敷くことで水がなくても皿を洗わず使いまわせるようになります。アルミホイルもお皿替わりに使えます。
ビニール袋は物を運ぶ際だけでなく、荷物の仕分けや簡易トイレにもを使うので、多めに用意しておきましょう。簡易トイレではビニール袋の中におむつを敷くと吸水ポリマー替わりに使えますので、多めにあるに越したことはありませんね。
3.どこに置く?
避難するとなった時、慌てても真っ先に向かう場所が玄関。なので一次避難袋は玄関がベター。奥まった場所や押入れなどにはくれぐれも入れないように。
二次持ち出し品も分散させていくつか置いておきましょう。倒壊する危険性や恐怖の中、家の奥まで取りに行くのは危険。家の外に倉庫がある場合はそちらも良いですね。車に置く場合は鍵を忘れないことと、食べ物などは置かないよう注意しましょう(真夏には傷んでしまいます)
4.年に1度は点検を
また今度と思ってつい先延ばしにしがちな荷物の点検。特に、飲料水やレトルト、缶詰などの非常食は1~2年(長くても5年)で消費期限となってしまいます。年に1度必ずこの日に点検して入れ替える日(防災の日や年末など)を設定。レトルトなどは日常でも消費し、食べたら買い足すというようなルーティーンを作ると消費期限切れ間近に全部食べなきゃ!まとめて買わなきゃ!と焦らずに済みます。
また、子どもの衣類やおむつ、ベビーフードは成長と共に使えなくなるので、季節ごとの見直しが大切です。
まとめ
いかがでしたか?今回の持ち出し品リストは、そのご家庭の状況によって多少変わってきます。最近は100均でも防災グッズが扱われていますので、これらを参考にあなたのご家庭で本当に必要な物を揃えて下さいね。我が家でもつい先延ばしにしがちですが、改めてきちんと準備しておきたいと思います。