液体ミルクって何?なぜ日本は輸入しか無いの?赤ちゃんの為に署名活動も有
【PR】
新米のママパパやベテランのママパパ……。液体ミルクというものをご存じですか?外出時だけでなく、災害時の赤ちゃんのための備えにもなる液体ミルク。しかし日本では製造販売はおろか、認知度もかなり低いのです。ぜひ知っておいてほしい液体ミルクについて、今回は簡単にご紹介いたします。
この記事の目次
液体ミルクってなに?
画像引用元:Amazon 液体ミルク Clovis Baby(クロビスベビー)
液体ミルクとは、母乳の代わりに新生児から飲める、栄養成分を調整した乳児用のミルクのことです。
もちろん無菌など衛生管理状態は徹底されているので、常温で、しかも半年から1年保存が可能です。
付属の飲み口をつけるだけなので、清潔な水や煮沸消毒は必要ありません。
さらにそのまま赤ちゃんに飲ませられるので、温める必要もないのです。
粉ミルクじゃダメなの?
画像引用元:Amazon 明治 ほほえみ らくらくキューブ
今回の熊本地震での避難先における状況を映した映像を観ていらっしゃる方であれば、避難先にたくさんの飲み水(ミネラルウォーター)が置かれているのを目にしている方も少なくないと思います。
だからこそ「その水で粉ミルクを作ればいいんじゃないの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし多くの方がご存じのように、粉ミルクには赤ちゃんの必要とするたくさんの栄養素が含まれています。
それを硬水であるミネラルウォーターで作るとカルシウムやミネラルが過剰になってしまうのです。
赤ちゃんの内臓機能はまだまだ未熟なため、栄養素が過剰になったミルクはかえって毒になってしまいます。
また、衛生管理や煮沸消毒などをしないといけないため、避難先で限られた量の水ではかなり難しいでしょう。
なぜ液体ミルクは国内製造・販売されていないのか?
ここまでくると「そんなに便利なのに、なんでその辺で売ってたりしないの?」と思われますよね。
じつは厚生労働省により規制されているため、液体ミルクを認められていないのです。
厚労省自体は液体ミルクを禁止してはいないとしてはいますが、乳幼児用のミルクを認めておらず、たとえば輸入しても「乳飲料」とされてしまいます。
また大手の粉ミルク企業の技術的にみると十分に製造できるのですが、粉ミルクに比べて原価や流通コストがかなりかかってしまうのです。
簡単にまとめてしまうと、厚労省側は「禁止してないよ! 作らないだけでしょ!」と言っており、メーカー側は「厚労省が認めてくれないし、需要があるかわからないのに高コストで作りたくない!」と言っているのです。
じゃあ私たちに何ができるか?
画像引用元:Facebook 液体ミルクを日本にも
現在、インターネット上で粉ミルクメーカー各社に宛て、署名を集めるキャンペーンが行われています。
姓氏名、メールアドレス、居住国、郵便番号を記入するものです。
これで署名が集まれば、法改正、そしていつか液体ミルクが日本国内でも製造・販売される日が来るかもしれません。
いざというときのため、また休みのない育児に束の間の休息のため、よければご協力ください。
液体ミルクを日本にも 署名キャンペーンはこちら
まとめ
いかがでしょうか?
まずは液体ミルクについて知ってもらおうと簡単にご紹介させていただきました。
この記事で少しでも多くの方に液体ミルクに興味を持っていただければ幸いです。