子どもの身を守るためにできること:公衆電話の場所と使い方を教えよう
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あなたのお子さんは、公衆電話の使い方を知っていますか?日常生活では大人も滅多に使用しなくなりましたが、公衆電話は停電時でも使えたり、警察や消防・救急への無料通話ができたりと、災害や犯罪から身を守るために、ぜひ使い方を知っておきたい通信手段です。ここでは、私が実際に子どもに教えるために調べた公衆電話の使い方や設置場所の検索方法などをまとめさせていただいています。
公衆電話のメリット
①災害時優先電話
公衆電話は、災害等の緊急時において電話が混み合い、通信規制が実施される場合であっても、通信規制の対象外として優先的に取り扱われます。
②通信ビルからの給電
公衆電話は、NTT東日本・NTT西日本の通信ビルから電話回線を通じて電力の供給を受けているため、停電時でも電話をかけることができます。
出典:①②ともに総務省ホームページ(http://www.soumu.go.jp/main_content/000162017.pdf)
東日本大震災から5年が経ち、今度は熊本地震が発生しました。公衆電話は、地震など自然災害の渦中を生きている日本の私達にとって、とても頼りになる存在です。また、犯罪のような万が一の事態が起きた時のためにも、使い方を知っておくと備えになります。
公衆電話の設置場所はネットで検索できる
公衆電話の設置場所は、NTT西日本とNTT東日本のホームページから検索することができます。
西日本エリアの検索⇒NTT西日本ホームページより https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/
東日本エリアの検索⇒NTT東日本ホームページより http://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/
公衆電話の使用方法
公衆電話の使用方法は、総務省のホームページに非常に分かりやすくまとめられています。詳しくは、以下をご参照ください。
出典:総務省ホームページ(http://www.soumu.go.jp/main_content/000162017.pdf)
家庭で押さえておくポイント
①自宅の近くでどこに公衆電話があるか把握しておく。
私は最近まで公衆電話について全く意識していなかったため、近所のどこに公衆電話があるのか考えても一つも思い浮かびませんでした。そこで、自宅近辺でどこに公衆電話があるのかを調べて、家族全員で把握しておくようにしました。
②子どもの持ち物や非常用持ち出し袋に小銭・テレフォンカード・保護者の連絡先を書いたメモなどを入れておく。
自宅の電話番号は覚えていても、保護者の携帯番号は覚えていないというお子さんは多いのではないでしょうか?その場合、保護者の連絡先を書いたメモをお子さんの持ち物や非常用持ち出し袋に入れておくと便利です。また、テレフォンカードは停電時には使えないため、小銭も持っておく方が良いようです。
③子どもにかけ方を教える時は一から丁寧に教える。
公衆電話は、まず受話器を上げて、硬貨かテレフォンカードを入れて、電話番号を押します。この順番が、使ったことのない子どもには分かりません。当たり前と思わずに丁寧に教えて、お子さんに覚えてもらうようにしましょう。
実際に子どもに教えてみました
先日、小学3年生になる子どもを連れて公衆電話がある電話ボックスの場所へ行き、実際に公衆電話から電話をかける練習をしました。試しに私の携帯電話へかけました。子どもにとっては、公衆電話から電話をするのは初めての経験です。すぐそばにいましたが、無事に電話がつながるとやはり嬉しそうでした。そしてかけ終わった後、「受話器はどこに戻すの?」と聞かれて驚きました。公衆電話は、使ったことがない子どもにとっては未知なものであり、こういった練習が大事だということを改めて実感しました。
「公衆電話は停電の時でも使えるんだよ。」「そうなの?便利だね。」こんな会話もすることで、しっかり記憶して欲しいと思っています。
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まとめ
「お子さんはそう遠くないうちに、親の手元を離れていきますよ。」これは子どもが小学2年生の時に、担任の先生が仰っていた言葉です。子どもはこの春3年生になり、一人で行動する機会はこれからどんどん増えていくはずです。そして、子どもが自分で身を守り、誰かの役に立つためにできることを教えるのは、周りにいる私達大人の役割だと感じています。「子どものために、大人としてできることは何か?」をこれからも考え、実践していきたいと思います。