挿し木でミニトマトの苗が増える!?初心者でも出来た挿し木のポイント
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大好きな子どもも多いトマト。特にミニトマトは簡単に栽培できるので育てている家庭も多いのではないでしょうか?そのミニトマトが1本の苗から挿し木で増やせるのをご存知ですか?家庭菜園1年目の初心者でも出来た挿し木の方法をご紹介します。
この記事の目次
1.脇芽かきをする
トマトは放っておくとどんどん葉を茂らせていき、葉っぱだらけになっていきます。これでは肝心のトマトに栄養が回りませんし風通しが悪くなって病気の原因にもなってしまいます。そこで不要な枝を切って摘心していくわけですが、初心者にはどれを切っていいのか分からないですよね!
しかし、不要な枝の中でも脇芽なら初心者でも見分けがつきます。写真にもありますが、枝の分岐から斜めに生えてきている枝が脇芽です。
本来は頻繁に脇芽かきをするものですが、実は大きく成長してしまった脇芽が挿し木に使えるのです。
挿し木には15センチ以上あって元気そうな脇芽を選びましょう。脇芽を見つけたらあえて取らないでしばらく伸ばしておくのも手です。
2.挿し木をする
脇芽かきをしたらまずは水にすぐつけておきましょう。そうしないとしおれてしまいます。その後は色々な方法がありますのでその中でも筆者が挑戦した方法を2種類ご紹介します。
どちらの方法も根っこがない状態で直射日光にあたると葉っぱから水分が一気に出ていってしまってしおれてしまうので、日陰に置いておくことが重要です。
日陰に置いておくと1週間~10日ほどで根っこが出てきます。発根すると毎日驚くほど根っこが伸びてきます。
1.水につけておく
これはたっぷり水をいれた瓶などに根っこが出てくるまで差し込んでおく方法です。1/3以上が水に浸るように入れましょう。
透明な容器に入れておくと根っこが出てくる様子が分かってお子さんの観察にももってこいですよ。
6日ほどすると下の方の茎の表面が白く膨れだし発根。そこからはぐんぐん伸びていきます。10日ほどで写真のようになりました。
しっかり根っこが伸びたら苗のカップなどに土を入れて移し替え、さらに2~3日しっかり水をあげながら日陰で土になじませます。
トマトの苗も常に大量の水を吸い上げられた状態から環境が変わるので、植え替えた初日は元気がなく葉っぱが下がってしまいますが、水をかかさず日陰に置いておくと元気になりました。
これでしおれなければいよいよ日向に出しましょう。
2.土に挿しておく
植木鉢などに脇芽を挿し、日陰で育てる方法です。土が乾かないよう常に水に気を配りましょう。水に挿して栽培した場合は土に移し替えてからのひと手間がありますが、もともと土で育てていた場合は根っこがしっかり出てくればそのまま日向に移せます。
プランターで育てれば、そのまま日向に移せますね。
ただし、一度土から抜かないと根っこの成長具合を確認出来ないのが難点です。
3.ポイントは日陰で水管理!
改めて筆者が特に気を付けたポイントは以下の2点です。
◎根っこが伸びるまではとにかく日陰で!
根っこが成長していない状態で少しでも日向に出てしまうとすぐに元気がなくなってしおれてしまいます。日陰に置いておきましょう。
このルールだけ気を付ければ、根っこはほぼ出てきます。筆者は7本脇芽を摘んで7本とも発根を確認しました(植える場所がなかったのでそのうち植えたのは3本ですが)
◎水やりが肝心!日向に出してからもしばらくは水やりをかかさずに
とにかく土を乾かさないことが重要です。十分根っこが成長したし土に植え替えても元気だったので日向に地植えしたまでは良かったのですが、安心して水やりを怠ってしおれかかったこともあります。
日向に植えてもぴんと葉を広げているならあとはぐんぐん成長していきますよ。
失敗しても脇目はどんどん出てきますので、育ったらラッキーくらいの心持ちで気楽にやりましょう。
4.まとめ
トマトの成長力ってすごいなと感じられる、挿し木の方法です。本当に出てくるのかな?と半信半疑でいましたが、根っこが出てきたときは感動します。子どもと一緒に作業して理科の観察をするのにもおすすめですよ。初心者でも簡単に発根までこぎつけられますので、ミニトマトを栽培している方はぜひ試してみてくださいね。
おいしいミニトマトの栽培方法は「今年は親子で野菜を作ろう!甘い甘いトマトの育て方4つのコツ」をご覧ください。
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