配偶者特別控除とは?配偶者特別控除還付申告書作成の手順!
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第二子出産前に保険を見直した我が家。
その際に保険証券と一緒に保管していたこれまでの源泉徴収票もなんとなく見返してみました。
そこで、私はあることに気が付きました。2014年の年収が「141万円以下」だったのです。
この記事の目次
配偶者特別控除とは?
よく耳にする103万円の壁=配偶者控除は【妻の年間の給与所得が103万円以下であれば、妻は所得税を支払う必要がなく、夫の税額は妻が専業主婦のときと同額になる制度】です。
では103万円を超えた場合は控除が受けられないのかというとそうではなく、103万円以上141万円以下の場合段階的に控除が受けらる制度があります。
これが「配偶者特別控除」です。
私は2014年から派遣社員として働き始め、派遣元の社会保険に加入した際に主人の扶養から外れていました。
そして恥ずかしながら2014年の年末調整時点では配偶者特別控除という制度を知らず、103万円以上の給与所得があったので控除を受けないまま3年近く経っていました。
5年間さかのぼって申告できる!還付申告とは?
通常配偶者控除・配偶者特別控除のどちらも、夫がサラリーマンの場合は夫の勤務先から配布される年末調整の書類に記入することで控除を受けられます。
ですが今回の私のケースのように年末調整での控除漏れがあった場合などは翌年1月1日以降に「還付申告」を行うことで税金を還付してもらうことができます。
還付申告の様式は確定申告と同様のため、還付申告もまとめて確定申告としてママ向け雑誌などで紹介されることがありますが、毎年2月15日~3月15日と受付期間の決まっている確定申告と違い還付申告は控除漏れのあった翌年の1月1日から5年間、いつでも受け付けてもらえます。医療費控除も同様です。
そこで、私も2014年の控除漏れについて還付申告を行うことにしました。
還付申告書の作成手順
必要なもの
対象年の夫婦の源泉徴収票
ネット環境の整ったPC
プリンタ
A4用紙
封筒…用紙を折り曲げて送付してもよいので、定型封筒で大丈夫です。
切手…82円で送付できました。
ハサミ のり
手順
- 国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」へアクセスし、【作成開始】をクリックします。
提出方法を選択し、パソコンの環境を確認します。今回は還付申告なので対象年をクリックし、所得税コーナーへ進みます。
我が家はサラリーマン家庭で年末調整済ですが、年末調整で受け忘れた控除を受けるので「左記に該当しない方」をクリック。
申告方法を再度選択し、夫の生年月日を入力し次に進みます。申告書イメージ画面のほうが入力項目が探しやすかったのでチェックを入れて進むことをおすすめします。
- 不要な項目をグレーにしたほうがわかりやすいので、②をクリックし、給与の入力画面へ進みます。
夫の源泉徴収票を見ながらHPの指示に従って入力します。
わかりづらい場合は見本画面を参考にするとよいと思います。
配偶者以外の扶養家族や、16歳未満の扶養家族がいる場合は源泉徴収票の次の画面で入力します。 - 扶養家族の入力が終わったら、先ほど給与を選択した画面にもどるので「配偶者(特別)控除」をクリックします。
妻の氏名、生年月日と、源泉徴収票の「支払金額」を入力します。
還付金額が表示されるのでOKをクリックし次に進みます。
- 今回は住民税に関しては書類を作成しないので、住所などを入力し印刷します。
住所を入力すると、提出先の税務署が自動入力されます。
再度還付金額が表示され、振込口座の選択をします。口座情報を入力し印刷画面へ進みます。
印刷が終わったら、控えを除く申告書と夫の源泉徴収票を同封して投函します。
チェックリストの隅に提出先税務署の住所ラベルが一緒に印刷されるので、住所を調べたり手書きする手間もありませんでした。
夫の源泉徴収票は原本を提出するので、コピーを保管しておくと安心だと思います。
還付までの期間は?
申告書の投函から20日後に税務署から振込通知のはがきが届きました。
はがき到着の翌日に振込があったので、申告書の投函から還付金の振込まではちょうど3週間でした。
住民税も還付されます!
還付金の振込から1か月ほどたったころ、住んでいる区の納税課から封書が届きました。
「住民税の納付忘れか?!」と慌てましたが、主人の総所得が変更になったことにより2015年度の住民税に払い過ぎが生じたため、その還付の案内でした。
住民税は同封の書類に還付金を振り込んでもらう口座を記入して返送することで還付を受けられるようです。
返送から振り込みまで1か月かかるそうなのでまだ振込は確認できていませんが 還付金は所得税・住民税合わせて2万円ほどでした。
おわりに
職場から案内のある年末調整とは違い、自分で申告しなければならない確定申告は「よくわからない」「難しそう」という方が多いと感じます。
実際、私の身近には妊娠出産した年の医療費控除も「面倒だから申告しなかった」という人もいます。
ところが、実際に申告書を作ってみると30分程度で、できました!
節約というと「日々の出費をいかに抑えるか」に目が行きがちですが、「払いすぎているものはないか」にも注目してみるのも大きな節約につながると思います!
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