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フッ素・キシリトール・乳酸菌!詳しく知って虫歯予防効果を高めよう!

健康・病気 子育て
この記事は約 7 分で読めます。

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歯磨き粉によく含まれている「フッ素」
ガムや飴によく含まれている「キシリトール」
近年よく見かけるようになった「乳酸菌」…
「虫歯予防に良い」と言われるこれらの成分ですが、「どうして虫歯予防に役立つのか?」をご存知でしょうか?
それぞれの特長や効果的な取り入れ方、おすすめの製品をご紹介します。

ぜひ、これを機会に虫歯予防効果を高めてくださいね!

虫歯はどうして起こるの?


虫歯の原因は主にミュータンス菌という細菌です。
このミュータンス菌が食事に含まれる糖から酸を出すことでお口の中が酸性になります。
お口の中が酸性になることで、歯の表面のエナメル質が溶け出してしまうことが虫歯の始まりです。
食後に上昇したお口の中の酸性度を下げることで虫歯を予防するために、食後のうがいや歯磨きが重要とされています。

では、「フッ素」「キシリトール」「乳酸菌」はどのような効果によって虫歯を予防するのでしょうか?
 

 

フッ素はなぜ虫歯予防になるの?


歯磨き粉によく含まれる「フッ素」。
虫歯予防というと真っ先に頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
毎日の歯磨きに手軽に取り入れやすい成分です。
近年「危険性がある」といった情報も多く目にするフッ素は、確かにガラスやプラチナさえも溶かしてしまう成分という一面があります。
また過去にフッ化ナトリウムとフッ化水素酸の取り違えによる医療事故が起こったため「フッ素は危険」というイメージを持たれるようになったようです。
ですが、フッ素は単体で存在することはできず、私たちの身近な自然の中に取り込まれて存在しています。
虫歯予防に用いられるのも、猛毒であるフッ素そのものではなくフッ化ナトリウムというフッ素化合物です。
フッ化ナトリウムは酸で溶けだした歯を元に戻す「再石灰化」を促し、歯を酸から守り、強くする性質があります。
超初期の虫歯であれば高濃度のフッ素塗布で進行を止めることができます。
また、虫歯菌の活動も抑制してくれます。

 

虫歯予防に効果的な取り入れ方は?

市販されている歯磨き粉のほとんどに含まれているので、日々の歯磨きに取り入れている方は多いと思います。
念のため購入時に「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」と記載のあるものを選ぶようにしてください。
使用する際は丁寧に歯磨きをし、歯に取り込まれやすくするためにうがいをしすぎないことが重要です。
フッ化ナトリウム配合の歯磨き粉の効果を高めるためには、製品にもよりますが

一口分のお水を口に含み5秒間のうがいを1回する

ことが良いといわれています。

またうがいが上手にできる年齢のお子さんであれば、マウスウォッシュの使用も効果的です。
マウスウォッシュを選ぶ際は、刺激となるアルコールの含まれていないものを選ぶようにしましょう。
また3カ月~6カ月に1回のペースで健診もかねて歯科医院で高濃度のフッ素塗布を受けることでさらなる効果が見込めます。

 

 

キシリトールはなぜ虫歯予防になるの?


ガムや飴、歯磨き後用のタブレットなどによく含まれている「キシリトール」。
特にキシリトールガムはコンビニでも購入でき、スーパーやドラッグストアには大容量のボトルも並んでいます。
そんため、子どもから大人まで手軽に取りやすい成分ですね。
 そんなキシリトール。実は甘味料の一種です。
甘味料というと「虫歯の原因になるのでは?」と思う方が多いと思います。
ですがキシリトールの最大の特長は、砂糖などの他の糖質と違い虫歯の原因菌が分解することができないため酸が発生しないことです。
また代謝できないキシリトールを取り込むことにより、虫歯の原因菌が弱っていきます
そのため、口の中の酸性度が上がらず、虫歯の原因菌を弱らせることで口の中を虫歯になりにくい状態にできます
そのほか熱に強く加工しやすい、清涼感がある、砂糖に比べてカロリーが低いという特長があり、ガムやタブレットの他、のど飴やカロリーオフのチョコレートなどにも使用されています。
 

虫歯予防に効果的な取り入れ方は?

ガムかタブレットで摂取することが効果的です。
飴やチョコレートにはキシリトール以外の甘味料も含まれているため虫歯予防効果は期待できないので注意してください。
またガムやタブレットにも同様にキシリトール以外の甘味料が含まれているものもあるので、購入の際はトクホのマークがついているものや、パッケージに甘味料はキシリトール100%と書いてあるものを選ぶようにしましょう。
大量に摂取することで効果が増大するわけではなく、またお腹が緩くなりやすい成分でもあるため、虫歯予防に効果があるとはいえ摂取しすぎないよう注意してください。

 

 

乳酸菌はなぜ虫歯予防になるの?


近年、「乳酸菌」による虫歯予防の製品を見かけることが増えたと感じます。
マウスウォッシュやタブレットをドラッグストアや赤ちゃん用品店で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
これらの製品に含まれているのは主にL8020菌という乳酸菌です。
この「L8020菌」は虫歯の原因菌だけでなく、歯周病の原因菌も殺菌する効果があります。
障がい者や乳幼児など適切な歯磨きの難しい方に向けて研究された成分です。

 

虫歯予防に効果的な取り入れ方は?

マウスウォッシュタブレットで取り入れるのが効果的です。
前述のように適切に歯磨きを行うことの難しい障がい者や乳児に向けて研究された乳酸菌なので、乳歯の生え始める7カ月ごろから摂取できる顆粒タイプの製品や、L8020菌を含むヨーグルトもあります。

 

取り入れやすい製品は?

 

フッ素入り歯磨き粉

 

チェックアップジェル バナナ
乳歯列期におすすめです。
研磨剤が入っていないので歯にやさしく、発泡剤が入っていないので口の中が泡だらけにならずじっくり磨けます。

チェックアップジェル グレープ
混合歯列期~永久歯列期におすすめです。
バナナ同様研磨剤が入っていないので歯にやさしく、発泡剤が入っていないので口の中が泡だらけにならずじっくり磨けます。

チェックアップ こども ストロベリー
着色しやすい歯のお子さんにおすすめ。少量ですが研磨剤が入っています。
着色しやすい歯質の我が家の長女も使っています。
ジェルと違い発泡剤も含まれていますが、低発泡なのでどこを磨いているかわかりやすく、すすぎやすいです。
 

キシリトール入りガム・タブレット

歯科専用 キシリトールガム ボトルタイプ90粒 マスカット
歯科専用のキシリトールガムです。甘味成分はキシリトール100%。
マスカット味なのでお子さんも食べやすいです。
 
ロッテ キシリトールタブレット グレープ味
スーパーでも買える甘味料はキシリトール100%のタブレット。
2歳ごろから食べられます。

L8020乳酸菌入りタブレット・マウスウォッシュ・ヨーグルト

チュチュベビー L8020菌入 おくちの乳酸菌習慣 顆粒タイプ イチゴ風味
乳歯の生え始める7カ月ごろから取り入れられる顆粒タイプ。
砂糖不使用・キシリトール配合です。歯磨き習慣の導入にも。
 
 
チュチュベビー L8020乳酸菌使用 歯みがき後のごほうび 1歳半頃から タブレットタイプ ぶどう風味
顆粒タイプと同様に砂糖不使用・キシリトール配合の歯磨き後用タブレットです。
1歳半ごろから食べられるので、イヤイヤ期の仕上げ磨き対策にも。
 
クチュッペ L-8020 マウスウォッシュ 爽快ミント アルコール(500mL)
L8020乳酸菌配合のマウスウォッシュです。ミント風味なのでパパ&ママの虫歯や歯周病予防にも。
 
らくれん 8020ヨーグルト
乳酸菌といえばヨーグルトですね。
砂糖配合ですが、食事の一部として取り入れやすいのではないかと思います。
朝の歯磨き後に摂取するのが良いようです。

おわりに

歯の再石灰化を促し、歯そのものを強くするだけでなく虫歯の原因菌を抑制する「フッ素」。
酸が発生せず、虫歯の原因菌を弱らせる「キシリトール」。
虫歯の原因菌だけでなく歯周病の原因菌も殺菌する「乳酸菌」。
どれも身近な製品が多く、日常に取り入れやすい虫歯予防です。
 「何となく虫歯予防になりそうだから」ではなく、せっかくなので知識をもって、より効果的にお口の健康に役立てましょう!

ご紹介した全ての製品はこちらからまとめてご覧いただけます。

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ちー

ちー

持病の治療を経ての念願の二人育児と節約に奮闘中!
節約を心掛けながらも娘たちとのお出かけを楽しんでいます。
独身時代は歯科医院に勤務。結婚を機に事務職に転職し現在育休中です。

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