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原因不明の下腹部の痛みは何科へ行くべき?病名判明までの13日間!膀胱がん・大腸がんじゃなかった

 2018/05/14 健康・病気 子育て
この記事は約 9 分で読めます。

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下腹部の痛み!

誰もが、大なり小なり感じたことがあるのでは。

育児、仕事、家事に大忙しのママたちは、痛みにかまっている時間はありません。

市販の薬で痛みをやりすごしながら日々頑張っているのではないかと思います。

 

しかし、痛みは体からの不調のサインです。

長引く下腹部の痛みの裏には重大な病気が隠れていることもあります。

時間をとってしっかりと自分の体と向き合うことも大切ですよ。

ここでは40歳の私が体験した、下腹部の痛みを紹介します。

この記事の目次

いつもの下腹部の痛みとは時期が違う??

始まりは、4月の初めころ。

娘の新学期を控え、私もがんばるぞ!と思っていました。

でも、季節の変わり目にいつも悩まされるめまいを起こし

3日ほど寝込んでいました。

 

ようやく起き上れるようになり、仕切り直しだ!と思っていると

午後からどうも下腹部が痛み、体がだるい。微熱もありました。

下腹部の痛み、女性ならば、まず考えるのは婦人科系

女性ならば一番最初に思い当たる下腹部の痛みは婦人科系の痛みですね。

  • 月経前症候群
  • 排卵痛
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん
  • 卵巣腫瘍

これらの疾患が挙げられます。

でも、私の場合は排卵前でも生理前でもない。

微熱や体のだるさを感じたので膀胱炎を疑いました。

参考サイト:公益社団法人 日本婦人科学会

下腹部の痛み、膀胱炎を疑い内科へ

婦人科系の疾患が思い当たらなかったので、内科へ行きました。

 

かかりつけの内科は自宅から少し遠いので、近所の内科へ。

尿検査を行い膀胱炎かどうか診察を受けました。

 

結果は陰性。

 

「尿検査で陰性でも、まれに膀胱炎を起こしている場合もあるので薬は飲んでください」

と先生から指示があり薬の処方を受けました。

それでも続く、下腹部の痛み、婦人科へ

内科で処方された薬を飲んで2日目の夕方。

相変わらず微熱が続いていて体もだるい。

すると下腹部全体を針で刺したような痛みに襲われました。

 

普通に立って歩けないほどに痛い…

前かがみになりながら家事を続けました。

 

2時間ほどして針で刺すような痛みは和らぎましたが相変わらず

下腹部は痛い。微熱も続いて体がだるい。

下腹部の痛み、気になる疾患もあり婦人科へ

私はもともと子宮筋腫があるため生理痛は軽くはなく

不正出血はしょっちゅう起こります。

 

去年の年末、2年ぶりの子宮頸がん検診ではポリープが見つかって

いたので婦人科系の疾患も気になりました。

 

下腹部の痛みが続くうえに微熱もあるし…

重大な婦人科系疾患でもあるのかしら。

どうしようーーーーー。

 

診察を受ければ白黒はっきりして治療を始められる。

でも大きな病気だったらどうしよう…入院?

そんなことできない、娘はどうするの?

もやもやしながらもかかりつけの婦人科へ。

 

内診とエコー検査を受けたところ、

「うーーん、思い当たる婦人科系の疾患はないねーーー、なんだろうね。」

と先生も首をかしげました。

下腹部の痛み、かかりつけの内科へ

婦人科系の疾患はなく、ひとまず安心しました。

でも、下腹部の痛みと微熱は続いています。

下腹部の痛みは、おへその周りから左下腹へ移動していました。

 

うぅ…痛い。お腹の痛みなのだから、

かかりつけの内科でいつもの胃薬をもらおうーー。

 

軽い気持ちで診察室の扉を開けた瞬間

先生が一言、

「あれ!?つこみさん、痩せた??顔色が悪いねーーー。どうしたの?」

 

せせせ、せんせいーー。そんなこと言わないで。

怖い…

 

問診とお腹の触診が終わり、先生は真剣な顔で提携先の大学病院での診察を勧めました。

かかりつけの内科から、大学病院へ 消化器系の疾患か?

震える手で、かかりつけの先生から紹介状を受け取りその足で大学病院へ。

 

幸い、大学病院は自転車で行けるほどの距離でしたが頭の中はもう真っ白。

わたし、いったい何の病気なんだろう

 

それにしても大学病院というところは待ち時間が長いですねーーー。

この長い待ち時間のせいで余計なことばかり想像します…

 

問診を受けた後、血液検査と腹部エコーを受けることに。

腹部エコーはとにかく長く感じました。

 

丁寧に検査してくれているのかな、異常があるから時間がかかるのかな?

心の中はぐちゃぐちゃでした。

下腹部の痛み、消化器系でも異常はない??

血液検査も腹部エコーも結果は異常はありませんでした。

もしも腹部内で炎症を起こしているならば血液検査で反応が出るそうです。

 

また、腹部のエコーでも気になる影はまったくない、とのこと。

それでも下腹部の痛みと微熱が続くのでCT検査を勧められました。

 

「このまま痛みが引けば、CTの必要はないかもしれません。

痛みが引くタイミングも、今日なのか明日なのか、はたまた1週間後なのか

1か月後なのかもわかりません。はっきりしているのは、すぐにでも入院して

検査をしましょうというほどの疾患ではないということです。」

 

せ、先生…原因がわからないから、CT受けた方が良いのですよね??

でもその必要なないの??どうすればいいのかわかりません!!

 

とまどっていると先生は、

「とりあえずCTの予約をいれてみましょうか。必要がなくなれば、

前日までにキャンセルすれば良いですし」

と言いました。

それでも続く下腹部の痛み。泌尿器科へ

CT検査まであと2日。平熱にもどったものの、下腹部の痛みは続きました。

下腹部の痛みは、徐々に下へ。膀胱や直腸あたりへ移動していました。

 

膀胱や直腸あたりが痛むということは…そのとき既に病気の検索魔に

なっていた私は膀胱がん、大腸がんが頭をよぎりました。

 

いや、血尿も血便も出ていない。

でもでも…とりあえず気になる症状は

診てもらうのが一番だ、ということで泌尿器科へ行きました。

参考サイト:タケダ健康サイト

 

 

泌尿器科ではまず尿検査を受けました。

そして問診です。

 

今までも経緯、そして尿検査の結果を受けて先生は、

「おそらく、膀胱の神経痛でしょう」と言いました。

 

!?膀胱の神経痛!!??

そんなこと初めて聞いた

 

「年を取ると、膝が痛い背中が痛いという症状が出るでしょう。

膀胱でもあるんですよ。」

 

「尿検査は申し分ない結果です。考えられるのは膀胱の神経痛です。

膀胱の神経痛は薬を飲んだら治るというものではありません。

そしていつ痛みが治まるかもわかりません。膝や背中の痛みも、気が付けば

始まっていつの間にか治まっているでしょう。それと同じです。」

 

いつ治るのかわからない…特に薬もない…

よっぽど痛みが我慢できないときは鎮痛剤が処方されるそうです。

全ての可能性をクリアに、CT検査も受けました

泌尿器科では、膀胱の神経痛という診断が下されましたが、それでも下腹部の痛みが

続く場合は内視鏡を使って膀胱を検査する必要があるそうです。

 

泌尿器科の先生と相談して、下腹部の痛みの様子をみつつ、予約しているCT検査を受けて

消化器系の疾患が本当にないかどうかはっきりさせよう、と決めました。

初めてのCT検査

そしてCT検査の当日を迎えました。

 

CT検査を受ける当日は、絶食です。臓器をできるだけクリアにするため

お水も少量にするよう言われました。

 

受付を済ませてCT検査の待合室へ。

 

あぁ緊張する。服は着替えるのかな??テレビでよく見る病衣だよな。

考えているうちに名前を呼ばれ、検査室の中へ。

大きな検査室の中央には例の機械が。

あれ?そう言えば病衣に着替えていない。

 

そうなのです、着替えなくても検査ができるのです。

私は下着にホック等の金属もなかったので

洋服のまま検査台に横になりました。

あら拍子抜け。

 

でも、デニムのズボンを履いていたせいでズボンのみ膝辺りまで脱ぐことに。

失敗した。CT検査を受けるときは、ホック無しの下着。

そしてファスナー無しのボトムスを選ぶべし。

 

まずは食塩水を点滴して、管がきちんと血管に入っているかどうか確認をします。

そして、機械がゴウゴウと音を立てて動き始めると検査台が機械の中へ移動しました。

 

ぐるぐるとまわっている機械の中へ1度入り、出ると今度は造影剤の点滴が始まります。

造影剤!これには驚きました。造影剤が入るとすぐに、体の中がぐわーーっと

温かくなるのを感じるのです。

 

多少の息苦しさも感じて、一気に緊張が増しました。

でも、そこは看護士さんが良くわかってらっしゃって

「大丈夫ですかー、異常を感じたらすぐに言ってくださいねー。」

と声をかけながら、手をさすってくれました。

 

造影剤を点滴するほかはレントゲン撮影と似ていて、大きく息をすってーー止めてー、と

指示に合わせて呼吸をしているうちに検査は終了しました。

下腹部の痛み、クリアになりました!

CT検査も異常なし。

検査の1日前から下腹部の痛みも徐々に治まっていることから、

先生からも心配ないよ、と言われました。

 

これですべて問題はクリアに。

下腹部が痛み始めて13日目のことでした。

まとめ

今回のことで、下腹部の痛みの原因は婦人科系の疾患だけではないと知りました。

 

下腹部の痛みの原因を突き止めるのはとても難しいそうです。

なぜなら下腹部にはたくさんの臓器が集まっているからです。

可能性の高い疾患から1つ1つ検査をして原因を突き止めるしかありません。

 

検査を受けることは勇気がいりますよね。

もしも悪い結果がでたら、

それを受け止めることができるだろうか。

 

でも原因のわからない痛みを抱えて生活するのは本人にとっても

家族にとっても負担になります。

 

いつもの痛みだから大丈夫、まだ若いから大丈夫、と言い訳を作らないで

時間を作って検査を受けてみてください。

家族にとってママの元気が、そして笑顔が一番!なのですから。

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つこみ

つこみ

こんにちは福岡市在住歴29年、40代主婦のつこみです。夫、小学2年生の娘と3人暮らしです。生活お役立ち情報、子育て情報、福岡ご当地情報などをお伝えしています。空いた時間には、録り溜めしているドラマ鑑賞・読書マンガ雑誌読み、スポーツ観戦をしています。最近では刺繍も始めました。

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