本当は怖い急性中耳炎!3兄妹が全員かかった対処法体験談
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寒い時期、季節の変わり目、夏風邪。
子供が鼻をすする時に休みはありません。
鼻風邪のときに併発するのでは と心配になるのが中耳炎です。
この記事の目次
兄妹3人が一度に全員中耳炎にかかった!
次女(0歳生後7か月)の場合
次女は当時生後7カ月でした。
上二人から鼻風邪をうつされてしまい、黄色い鼻水をダラダラと垂らすように。
離乳食を少し進めていましたが液状へ逆戻り。
熱はなく食欲もあり鼻水だけの症状でしたが兄の受診ついでに耳も診てもらうことに。
すると…
鼓膜の奥に水が溜まり急性中耳炎になっていました!
耳の痛みがあったのかもしれませんが、乳児では話すこともジェスチャーで伝えることも難しい年齢です。
次女は生後1カ月から鼻風邪をよくひいていましたので、今考えると中耳炎になりやすい体質なのかもしれません。
鼻風邪をひきやすいお子さんなら予兆がなくても受診の際に耳の中を診ていただくと安心だと学びました。
次女からの教訓: 熱や強い痛みがなくても中耳炎にかかる!!
長女(3歳)の場合
長女は当時3歳。
園でうつされた鼻水に加え、38.0℃以上の高熱を出しました。
本人に耳に不調はないか問診したところ、耳の痛みも聞こえも問題ないとのことでしたが…
こちらも急性中耳炎の診断が!!!!
中耳から滲み出た滲出液が更に悪化し膿んでしまっていました。
私たちのかかった病院では、膿が溜まっている場合はまず抗生物質を処方していただきました。
次女のように熱もないような中耳炎は軽度で抗生物質なしで治る場合もあるそうですが、
膿んでしまうと鼓膜の奥にいつでも細菌がスタンバイしている状態なので完治するまで抗生物質を飲み続けなくては更に悪化してしまうようです。
長女からの教訓:中度の急性中耳炎には抗生物質を必ず飲み切る!!
3歳には耳の聞こえ方の差を感じ取るには少し難しかった模様(長女の場合)
長男(5歳)の場合
長男は当時5歳。
前年の冬も急性中耳炎に一度かかっていました。
彼の中耳炎の特徴は、
夜だけ37.5〜38.0℃の発熱、朝には解熱する というところでした。
昼間はとても元気で食欲もバッチリなのに夜の発熱のせいでなかなか登園できず完治まで約10日かかりました。
今回も鼻水+夜中の発熱が一日だけあり、普通の鼻風邪かな?と思いましたが念のため耳の中も診ていただきました。
しかしとんでもない結果が……
なんと
両耳に膿が溜まってしまってました!!
同じ中耳炎でも「滲出性中耳炎」まで発展していました。
特に右耳は聞こえの値も悪く、通常より聞こえる範囲が狭まってました。
そこで長男には抗生物質投与の他に
「耳管通気治療」に週に一回通うことになりました。
耳管通気治療とは鼻から耳管へ空気を送り込み、鼓膜に溜まった液体を出しやすくする治療法です。
実際やっていた方法は、耳をチューブで塞いだ状態で「ラッパ」と言い、「パ」の瞬間に耳鼻科の先生が球状の器具(お豆腐屋さんのラッパの鳴らす部分のようなもの)で空気を鼻の穴へ送ってくれます。
これを数回繰り返しました。
治療中の痛みもなく怖がりの長男でもすぐコツを掴んで楽しく治療に通ってくれました。
長男その後
抗生物質投与と耳管通気治療を1カ月半続けました。
膿はなくなりましたが鼓膜の奥の水が抜け切らないとの診断。
「次回診察のときに水が残っていたら鼓膜切開術をしましょう」
せ、切開!?!?
これまで大きな病気せずに育った長男と私には驚きでした。
しかし調べてみると鼓膜切開術は中耳炎治療ではよくある治療法でした。
鼓膜を切開し風通しを良くすることで水抜きを抑制する手術法で、鼓膜のみの部分麻酔のみで外来でも手術可能だそうです。
(じっとできない小さなお子さんには全身麻酔を行う場合もあります)
また切開した傷も数日で塞がり、中耳炎を繰り返す方は何度も鼓膜切開術を受けられるそうです。
ほっと一安心の私たち。しかし怖がりの長男がじっとしていられるだろうか…
自然完治することを祈りつつ毎日過ごしました。
そして一週間の経過観察。
無事に鼓膜から水が抜けきっていました!
聞こえの値も正常範囲に戻りました。
結局鼓膜切開術は行いませんでしたが中耳炎治療の方法を沢山知ることが出来ました。
長男からの教訓:鼻水が出た時点で手を打たないと悪化が早い!!!!
教訓を得ていざ行動!
これまで鼻水かみは自分でかんでもらったり、朝晩口で吸う鼻吸い器で吸っていましたが、兄妹の大惨事を経験し、全員鼻水を出し切れておらず、すすっていると推理しました。
そこで電動鼻吸い器を購入!!
うつし合いを懸念し、個別に器具を付け替えできる点に惹かれてスマイルキュートを選びました。
他の機種を購入された記事は
「メルシーポット体験談として本音で口コミ!良い所も悪い所も愛用者目線でレビュー」にございます。
器具の付け替えは出来ませんが、メルシーポットの方が安価です。
結果、
とにかく よく鼻水が取れる!!!!
一度の鼻吸いで3回分手でかんだのと同じ量(我が家の平均値です) がわずか数秒で取れます。
吸うときの強さは耳鼻科の機械に比べたら劣りますがかなり奥まで吸い出してくれています!
(ちなみに花粉症の時期には夫婦でお世話になってます)
電動鼻吸い器が来てから本当に中耳炎にはかからなくなりました!
決して安い買い物ではありませんでしたが、1カ月半の3人分の医療費・薬代・通院の手間と比較したら充分元は取ったと言い切れます。
そもそも中耳炎とは?
中耳炎には急性、反復性、滲出性の三種類があります。
急性中耳炎
耳痛・耳だれ・発熱・難聴・めまいの症状があります。
しかし、耳の痛みを訴えられない乳児や痛みが強くない場合は、徐々に炎症が進んで耳だれや発熱してから異常に気づくこともあります。
滲出性中耳炎
中耳に滲出液が溜まってしまう病気です。
また急性中耳炎の回復途中で耳管の働きが悪く滲出液が中耳腔に溜まったままになり、
滲出性中耳炎に移行することがあります。
反復性中耳炎
急性中耳炎を何回も繰り返しかかってしまい2〜3歳頃に多く見られます。
初めて中耳炎にかかった年齢が若いほど繰り返しやすいので一度治っても再度不調を訴えた際は中耳炎を疑ってみる必要があります。
まとめ
たかが鼻水と軽視していると目の見えないところで知らず知らずのうちに耳を悪化させている可能性があります。
いつもと違う鼻風邪のときには是非こちらから耳の中を診ていただくようにお願いしてみてはいかがでしょうか。