昆虫標本の簡単な作り方！標本箱は100均材料（厚紙）で自作してみました

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子供の外遊びの定番といったら「虫捕り」ですよね。

しかし虫の命は儚く短いもの。

せっかく捕ったのにお墓に埋めてバイバイでは寂しいですよね。

今回は、100均の材料や家にあるものを使ってカンタンに標本を作る方法＆標本箱の作り方をご紹介します。

 

死んだ虫に形をつけてあげる

1.死んで固まった虫をほぐす

死後硬直して固まった虫（今回はクワガタとカブトムシ）を50～60度のお湯に漬けます。

調理器具を使うのは気が引けたので、半分に切った牛乳パックの中で漬けてあげました。

 

熱湯に漬けても問題がありませんが、虫によっては目が白くなってしまうことがあります。

時間は30分～1時間程度です。

手足を触って開くようになったら、お湯から出します。

死んでから時間の経ったものだと1時間ではやわらかくなりません。

再度熱めのお湯に漬けて30分おきに様子を見ましょう。

 

土などの汚れがついている場合は、お湯に漬ける前にやさしく洗ってください。

歯ブラシを使うと細かいところまでよく取れます。

 

2.発砲スチロールに虫の身体をマチ針で刺す。

 

水気を取ったら、マチ針で発砲スチロールに身体を突き刺します。

身体と身体を繋ぐ節の間だと、比較的薄く刺しやすいです。

触覚や足が取れやすいので虫にはやさし～く触ってください！

 

3.形を整える

手足を大きく広げて形を整えます。

6本の足を2本ずつ、上・中・下に分けて広げるとかっこよく仕上がります。

飛ぶ姿が想像できるような形も面白いと思います。

形が決まったら、マチ針で固定します。

我が家にはマチ針が沢山なかったので、つま楊枝で代用しました。

 

4.乾燥させる

日の当たらない、風通しの良い場所で乾燥させます。

5cmサイズであれば2週間、10cmサイズであれば1ヶ月ほどでしっかり固まると思います。

乾燥中にニオイがきつくなる場合があります。場所には注意しましょう。

 

昆虫標本箱を作る

本格的な標本キットはホームセンターなどで販売されてますが、今回は家にあるもので作ります。

昆虫標本箱の材料はコチラです。

・厚紙（ボール紙）

・テープ（セロテープやガムテープ）

・防虫剤

・発砲スチロール

・ビニール袋（サランラップでも代用可）

このほか定規、はさみ、ペンまたはえんぴつ（下書き用）、ボンドを使います。

 

1.厚紙で箱を作る

虫に合わせて蓋のない箱を作ります。

切ると十字の形になります。7歳が切ったのでちょっとガタガタですが…

厚紙を切って、テープで止めて組み立てます。

 

2.乾燥した虫を発砲スチロールに固定する

乾燥させて固まった虫を針から1本1本そぉっと取ります。

取った虫を、箱の底面と同じサイズに切った発砲スチロールに固定します。

固定にはボンドや接着剤がいいでしょう。

 

3.箱に発砲スチロール、防虫剤を貼る

ボンドが乾いたら発砲スチロールを底面に、防虫剤を側面に貼ります。

小さな虫であれば防虫剤なしでもあまり匂いませんが、

腐敗の心配もあるので、なるべく入れた方が安心です。

 

4.ビニールで蓋をする

上面にビニール袋を切って、ぴんと貼り付ければ完成です。

 

おわりに

今回は厚紙で作りましたが、DIYが得意がご家庭なら木材の箱でもいいでしょう。

春ならチョウチョ、夏ならカブトムシ・クワガタ、秋ならトンボがおすすめです。

思い出作りに是非いかがでしょうか。