そこに山があるから登るんだ!子どもと一緒に登山デビュー 後編
【PR】
子連れ登山に必要な準備を紹介した前回の記事、子連れ登山デビュー前編を読んでいただいて、気分が乗っているかもしれません。ですが、後編はいきなり厳しい話から始まります。大事なことなので、よく読んでください。
この記事の目次
山での約束は絶対に守る!
山は、自然は、偉大です。一歩間違えたら大事故につながりますので、子どもには「大人との約束は絶対に守る」と約束させてください。
ふざけない
ちょっとしたおふざけが大好きな子ども。しかし、山道では絶対にやってはいけません。想像してみてください「ふざけて押しちゃったの。」で片付けられないこともあるのです。
子どもは山側を歩く
山道は谷側・山側に分けられます。人とすれ違うときなども、必ず山側に避けるように教えてください。狭い箇所では山にもたれかかるようにして壁と一体化するのもいいです。
先に行かない、走らない
理想は大人二人で子どもをサンドイッチするのがいいでしょう。
食事は?
手が汚れていても食べられるものでがいいです。おにぎりで十分ですが、もしできるのであれば温かいものを食べられると、ホッとします。水筒にお湯を持って行って粉末スープを作ってもいいですし、スープジャーでお味噌汁でもいいです。山ではガスボンベでお湯を沸かしている人をよく見かけます。
それからおやつは必ず持っていきます。アメやチョコレートなど簡単に食べられて元気が出るものがいいです。子どもたちのポケットにも一つしのばせてあげます。こっそり入れておいて子どもが「もう、頑張れない」となった時に「ポケットを観てごらん」とすると最後の力を振り絞ることができます。
目標を決めておく
登山なのでもちろん頂上まで登ることが目的ですが、それ以外に目標を設定しておきます。例えば幼児に対してであれば「抱っこをしない」とか、小学生であれば「自分で荷物を持つ」「弱音を吐かない」などです。難しいことでなくても本人がチャレンジをして達成できたと思えることが大事です。
デビューにオススメの山は?
関東でおすすめの山
関東であればやっぱり高尾山でしょう。
途中まではケーブルカーやリフトを使いそこから山頂まで歩きます。ただ日本一混み合っている山と言われるほどなのでルートや時間帯を選ぶなどして人混みを避けたほうが子連れには安心かもしれません。
北海道でおすすめの山
札幌市の藻岩山もオススメ。
都心にあるのでアクセスも良く登りやすさもオススメ。ですが山麓駅から中腹駅までロープウェイに乗って山頂までは歩く場合、自然観察路を使うと整備されすぎていて登山というよりお散歩の雰囲気が強くなってしまいます。自分たちの求めるものがどういうものかを考えて計画を立ててください。
標高差は200m程度、大人が歩いて片道1時間程度が目安
大人が歩いて1時間でも子どもはそうはいきません。木の実を見つけては立ち止まり、面白いものを見つけては引き返します。その好奇心を大事にして付き合う心の余裕が必要なので、初めはこれくらいの山を探してみてください。もちろん、ロープウェイなどを使えば高い山にも登れるので上手に使いましょう。
まとめ
こんなに準備万端にしていても必ずアクシデントが起きるのがアウトドアです。ですがそのアクシデントですら楽しめるほどの余裕を持つ為に準備をするのです。
難しく考えないでも大丈夫、きっと楽しむことができますよ。