赤ちゃんがはちみつ食べたらダメな理由は?いつから食べていいの?
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赤ちゃんがはちみつを食べてしまった!『はちみつ』って、甘くて美味しくて健康によいイメージがありますよね?私はパンケーキやお菓子作り、料理の隠し味に使用したりすることがあります。便利なはちみつですが、実は赤ちゃんに与えてはいけない食べ物のひとつなのをご存知でしょうか。今回はそんな、はちみつの危険や使用方法についてお話ししたいと思います。
この記事の目次
はちみつとは?
栄養素(100gあたり)
<はちみつ>
エネルギー294kcal 炭水化物79.7g
<上白糖>
エネルギー384kcal 炭水化物99.2g
同じ100gでもはちみつは上白糖より100kcal近くもカロリーが低いです。また、はちみつは砂糖の1.3倍の糖分があると言われているため、同じ甘さでも量は少なくしかも低カロリーなのです。しかし、やはり糖分であることに変わりはありません。食べすぎると太ってしまう可能性がありますから注意しましょう。
身体に良い食品!
はちみつに含まれるブドウ糖、果糖は非常に腸での吸収率が良いため、はちみつは糖質補給の点においては理想的な食品であると考えられています。
また、腸の調子を整えてくれるような健康を増進する働きがあったり、抗菌作用で傷の治療を早めたり、子供の咳を和らげたりする優れた食品なのです。また、口内炎に塗れば、口内炎もあっという間に良くなってしまいます。はちみつは風邪をひいた時の栄養にと言う考えもありますね
はちみつの危険
そんな、優れた食品であるはちみつですが、1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけない食品なのです…
知らないで、赤ちゃんにハチミツをあげちゃった、置いてあったハチミツを食べちゃったとなってしまうと、以下の危険があります
ボツリヌス菌
ボツリヌス菌とは、非常に危険な食中毒菌のひとつです。強力な毒素を持っていますが、その毒素は熱に弱いのが特徴的です。ですが、はちみつは加熱殺菌がされていません。はちみつは「なまのも」なのです。本来ははちみつに含まれる程度のボツリヌス菌ではボツリヌス症になることはないのですが、1歳(特に6カ月)未満の赤ちゃんは腸内細菌ができていないためボツリヌス症になってしまうことがあるのです。例え加熱しても与えないのがベストであると思います。
乳児ボツリヌス症
乳児ボツリヌス症の症状の例として以下のことがあげられます。
・表情がなくなる
・神経麻痺
・泣き声小さくなる
・ミルクの飲みが悪い
潜伏し期間は1カ月と、少し長めです。食べてしまったからと言って乳児ボツリヌス症にかかるとは限りません。しかし、最も大切なのは『食べてしまったらまず小児科へ行くこと』です。かかってしまった場合は命に関わることもあります。
母乳に影響はないといわれています。しかし、不安な方は母乳が終わるまではちみつの摂取を控えましょう。私自身、妊娠中と授乳中はなんとなく不安ではちみつを避けていました。
はちみつは身体に良い!
なんだかんだ言ってもはちみつは身体に良いんです!そんなはちみつの使い方をご紹介します🎵
美容
<はちみつパック>
いつもの洗顔に1、2滴混ぜるだけ。高い保湿力を持つため、お肌に潤いが出ます。「きざみパセリ大さじ1・牛乳大さじ1・はちみつ大さじ1」この、パセリのマスクも若々しくいられる良いパックです。
<はちみつリップ>
朝、唇にはちみつを塗ってラップで覆い5分程置きましょう。その日1日近く唇の乾燥を防げます。
<黒ごまプリン(傷んだ髪に栄養を)>
・黒ごまペースト 大さじ2 ・はちみつ 大さじ2 ・豆乳 200ml
・生クリーム 200ml ・粉ゼラチン 5g
①粉ゼラチンを水でふやかします。
②鍋にゼラチン以外の材料を入れて沸騰直前まで温めます。
③ゼラチンを加えて混ぜ、粗熱が取れたら型に入れ冷蔵庫で冷やし固めます。
髪の根元まで栄養を運び、傷んだ髪質を改善します。
健康
<はちみつ牛乳>
はちみつ+牛乳=心の安定や睡眠に効果があります。ホットミルクにするとより良いです。お好みでシナモンを入れても良いです。ストレスが溜まっているお母さんなどにおススメ🎵
<はちみつ緑茶>
はちみつ+緑茶=ダブルの抗菌効果があり腸の調子を整えます。冷たいものは腸を刺激し逆効果になってしまいます。
<はちみつ酢>
はちみつ大さじ1+酢30ml+お湯適量=酢とはちみつの抗菌作用で喉の炎症を抑えます。1日1杯にしましょう。
おまけ🎵
<ミニトマトのはちみつ漬け>
①ヘタを取ったミニトマトに十字の切り込みを入れ沸騰したお湯に5秒ほど入れ冷水にとり湯むきをしましょう。
②並べて(ジップロックでもOK)はちみつ適量をかけ冷蔵庫で1-2時間冷やします。
★プチトマトがあっという間にスイーツに大変身!トマトが苦手な方でも何個でも食べられちゃうかも。
まとめ
はちみつは、美容にも健康にも良い食材です。ただ、ボツリヌス菌は非常に危険ですので1歳未満の赤ちゃんに与えてしまうことは避けましょう。1歳以降であれば腸内細菌が増えて抵抗力が出てきて食べても大丈夫な状態になります。「与えない」、たったそれだけのことで赤ちゃんを危険から守れるのです。誤飲、誤食がないように、はちみつは子供の手の届かないところできちんと保管するようにしましょう。