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里親とは? 犬・猫の 譲渡会や募集で救える命ペットショップで購入しない選択

 2017/10/19 生活
この記事は約 7 分で読めます。

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「ペットを飼いたい」

お子さんにせがまれた経験のある親御さんは多いと思います。

もしかしたら今現在、家族の一員としてペットを迎えることを

具体的に検討しているご家庭もあるかもしれませんね。

 

一般社団法人 ペットフード協会による

「平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査」によると、

犬・猫の飼育頭数全国合計は、1972万5千頭との結果が出ています。

(うち犬は987万8千頭、猫は984万7千頭)

http://www.petfood.or.jp/topics/img/170118.pdf

 

この結果からも分かるように、

ペットは、私たちの生活の中で欠かすことのできない

大切なパートナーになっていることが分かります。

 

ペットを新しく家族に迎える場合、

その手段として真っ先に思い浮かぶのは

「ペットショップでの購入」なのではないでしょうか。

 

可愛らしい子犬や子猫が展示されていて、

お店によっては実際に触れあえることもあるペットショップは

私たちにとって身近な存在であるように思います。

 

しかし、ペットショップで販売されている犬や猫が存在する反面、

動物愛護センターには、「家族」を求めている犬や猫がたくさん存在しています。

 

 

この記事の目次

毎年、5万頭を超える犬や猫が殺処分されています

 

 

環境省の平成28年度の統計によると、

1年間で、55998頭もの犬や猫が殺処分されてる、というデータが存在します。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

 

中にはやむを得ない事例もあるのかもしれませんが、

その多くが

「自宅では飼い続けられなくなった」

「引っ越し先に連れていけない」

「子どもが産まれたので譲りたいが、引き取り手がいない」

という、人間側の身勝手な理由で

動物愛護センターに持ち込まれ、殺処分されているというケースです。

 

ペットを迎えるために、ペットショップで購入する人もいれば、

ペットを手放すために、動物愛護センターに持ち込む人もいる。

 

この図式が、不条理なものに感じられるのは

私だけではないと思います。

 

子猫の保護活動としてミルクボランティアと言う活動もあります
>>ミルクボランティア

 

ペットショップだけが、ペットを迎える手段ではありません

 

ご家庭で、ペットを家族の一員として迎えることを決めた場合、

 

「どうしても血統書付きのペットが欲しい」

「特定の種類のペットを確実に迎えたい」

 

という、こだわりがない場合は

家族に恵まれない、犬や猫を「里親」として引き取る

という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

前項で示した、環境省の平成28年度の統計によれば

年間で殺処分された犬や猫、55998頭のうち

半数を超える31597頭は、幼齢個体(子犬や子猫)というデータがあります。

 

「ペットを飼い始めるなら、子犬や子猫のうちがいい」

 

と考えている方も多いと思いますが、

家族を待っている、子犬や子猫は数多く存在しています。

 

各都道府県や市町村の動物愛護センターでは

年に数回「譲渡会」を開催しているケースが多いようです。

 

また、様々な動物愛護団体は、殺処分寸前の犬や猫を引き取って、

里親へとつなげる活動を行っています。

 

ちょっとでも「里親」というキーワードに関心を持ってくださった方は

ペットショップに行く前に、

動物愛護センターの「譲渡会」を訪れてみたり

動物愛護団体に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?

 

「購入する」というこれまでの概念を変えるだけで、救える命が数多くあるのです。

 

 

 

「ペットを家族に迎える」という判断は慎重にしましょう

 

動物愛護センターに持ち込まれるペットが後を絶たないのは

安易な気持ちでペットを購入する人が多いからだと言えます。

 

「ペットを飼う!」

ということを安易に決めるのではなく、

次のことを熟慮されてから判断されることをおすすめします。

 

犬と猫の寿命

 

犬の平均寿命は12歳~15歳、

猫の平均寿命は10歳程度と言われています。

ペットが天寿を全うするまで、

きちんと飼い続けることができるでしょうか?

 

 

犬と猫の病気

 

ペットは、私たちと同じ「生き物」なので

当然、病気にもなります。

 

私の実家で飼っていた犬(シーズ・オス)は

10歳頃に「尿路結石」にかかり、結石を取り除く手術を行いました。

 

その後、17歳で旅立ちましたが、

晩年は心臓病を抱え、闘病生活を送っていました。

毎日薬を服用し、頻繁に病院に通い、発作が起きたときは入院もしました。

 

ペットが病気にかかった時、

きちんと看病することができるでしょうか?

 

 

犬や猫にかかる医療費など

 

当然のことながら、ペットを飼う上で「お金」のことは切り離せません。

毎日の食費、予防接種の代金をはじめ、

病気にかかってしまった時の医療費など、

決して少額とは言えないお金がかかります。

 

ペットは人間と違い、健康保険がありません。

最近は、ペット用の医療保険もあるようですが、

基本的に動物病院での診療は自費になります。

 

「病気」の項目でも書きましたが、

実家で飼っていた犬は、晩年に心臓病を患い闘病していました。

後に母に聞いたところ、最終的にかかった医療費は

「高級な輸入車が1台買える金額」とのことでした。

どんな治療法を選ぶかにもよりますが、

ペットを飼う上で、特に「医療費」は無視できない出費です。

 

ペットを飼う上でかかる「出費」

それらを負担することができますか?

 

【参考】

ペットにかかる飼育費用はいくら? 犬や猫の初期費用も

https://petokoto.com/433

 

 

我が家のペットを迎える考えについて

 

娘は「猫を飼いたい」と願っていますが、

今現在、我が家にはペットはいません。

それは「今は飼うのにふさわしい時期ではないから」という判断だからです。

 

2年半後、娘が小学校を卒業するタイミングで

我が家は引っ越しを予定しています。

 

今現在は、ペットを飼うのに支障はない住居形態ですが、

引っ越しの後は、どのような住居形態になるか未定ですし、

「ペット不可の物件しか見つからなかった」

ということも起こり得ます。

 

また、現在私は

「卵巣チョコレート嚢胞」の治療中です。

※詳しくは、こちらの記事をご覧ください

 https://ikujira.com/20422/

 

今のところ、通院による薬物療法を受けており、

経過は順調で、悪化の所見はないのですが、

万が一、悪化して手術が必要になる可能性もゼロではありません。

 

そのため、我が家がペットを家族として迎えるのは

・引っ越し先でペットが飼える家に住める

・私の卵巣チョコレート嚢胞が治る

という条件を満たしてから、と考えています。

 

「責任をもって飼う」

ということを最優先にするための判断です。

 

将来、上記の条件をクリアした時に

我が家は、猫を家族の一員として迎える予定です。

 

もちろんペットショップで購入するのではなく

「里親」として、引き取るつもりでいます。

 

 

おわりに

 

ペットを家族として迎える際

「ペットショップでの購入」だけではなく

「里親」という選択肢も視野に入れて欲しい、

そして、安易な気持ちでペットを飼わないで欲しい、

そんな思いを込めて、この記事を書かせていただきました。

 

動物も人間も、同じ「命」です。

人間側の無責任な理由で、

殺処分されて良い命など1つもないはずです。

 

そしてペットは「モノ」ではなく「家族」です。

飼う際は「子どもを育てる」のと同等の覚悟が必要になります。

 

これらのことが、1人でも多くの人に伝わり、

殺処分される犬や猫が減ること、

動物愛護センターに持ち込まれてしまった犬や猫に家族が見つかることを

心から願っています。

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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