乳がん検診を受けるかどうか迷っている方へ ~超音波検診体験談~
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乳がん検診、受けていますか?
近年は、北斗晶さん、南果歩さん、小林麻央さんなど
女性芸能人の方が乳がんを公表された経緯もあり、
以前に比べると受診率も高まっているようですが、
それでも
「恥ずかしい」
「何となく怖い」
という理由で、検診を受けるのを躊躇している方も多いようです。
早期発見をすれば命を脅かす可能性も低くなりますし、
場合によっては乳房を温存するのも可能なため
検診を受ける事による早期発見のメリットは非常に高いです。
私は、自治体の乳がん検診の対象年齢に達した30歳の頃から
毎年、検診(超音波検診)を受けています。
そんな私の体験談で、
検診を躊躇している方の不安材料が解消されれば、という願いを込めて書きました。
この記事を読んで、次回は検診に行こう!と思って頂けたら嬉しいです。
乳がん検診(超音波検診)の流れ
私の住んでいる自治体の場合、
30歳以上40歳未満であれば超音波検診、
40歳以上はマンモグラフィー検診が金額補助の対象となり、
超音波検診の場合は市の補助金を受けて、
2000円程度で受診できます(個別検診の場合)
市に検診の申し込みをすると問診票が送られてくるので、
それに必要事項を記入して、医療機関を受診します。
問診票の記入
検診を受けるにあたり、まずやる事は問診票の記入です。
問診票には以下のような質問が書かれていました。
現在の自覚症状の有無
→「有」の場合は
・乳頭分泌の有無、有の場合は色、授乳中か否かを記入
・触れるしこりの有無の記入
・乳房の痛みの有無の記入
乳房の病気をした事があるか?
→「ある」場合は、罹患年齢、病名、左右どちらの乳房かを記入
胸部に傷跡(手術や切開)があるか?
→「ある」場合は、傷跡ができた年齢、病名、左右どちらの乳房かを記入
豊胸、ペースメーカー挿入、胸部にシャント・ポートの挿入などの有無
血縁者で「乳がん」と診断された人はいるか?
→「いる」場合はその人との続柄を記入
生理の有無
→婦人科系の検診のように、最終月経日などの記入は求められず、
あくまで「有・無」のみの記載です。
「無」の場合は、その理由を記入します。
乳房の自己触診法を実施しているかどうか
以上、質問項目もそれほど多くないですし、
難しい内容もありませんので、
1~2分もあれば簡単に答えられると思います。
※体重を記入する項目はありません
問診
まずは医師による問診が行われる場合が多いですが
問診票の記載内容の確認をする程度ですので
心配な事がある場合は、ここで質問する事をおすすめします。
超音波検査・触診
問診が終わると、超音波検査・触診を受けます。
超音波検診は、妊娠中の腹部超音波検査とほぼ同じで、
両乳房に検査用のゼリーを塗って、その上からプローブを滑らせて
乳房内部に病変がないかを検査していきます。
触診は、両乳房を実際に触って
しこりなどの異変がないかを確認するものです。
直接、手で触診する場合もあるようですが、
私が今まで受診した施設では、いずれも専用のパッドを胸に乗せ、
その上から触診をしており、直接、胸を触る事はありませんでした。
所要時間は、超音波検査・触診を合わせて15分~20分程度で、
痛みは全くありません。
医師が触診と超音波検診を両方担当する場合もありますが、
超音波検診は、検査技師さんが実施する場合もあります。
(特に規模の大きい病院だと、その傾向が強いようです)
結果
乳がん検診(超音波)の場合、
私が受診した施設では当日に結果を教えてくれましたが
結果を郵送で通知する施設もあり
1週間~2週間程度かかる場合もあるようです。
月に1度、自己検診を!
乳がんは、自分で発見できる数少ないがんの1つです。
毎月の生理終了後1週間~10日頃くらいが、
乳房が柔らかく、異変に気付きやすい時期のようなので、
年に1度の乳がん検診に加え
月に1度の自己検診も習慣にしてみてはいかがでしょうか。
男性による検査に抵抗がある方へ
乳がん検診は受診の際、胸が露わになる上に触診もあるため、
男性医師や男性検査技師ですと
抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
施設によっては
「検査はすべて女性が担当する」
という事を明示している場合もありますし、
特に記載がなくとも、希望を出せば相談に応じてもらえる可能性もあります。
(特に規模の大きい病院の場合)
不安な方は、一度、施設に問い合わせてみる事をおすすめします。
おわりに
自分の経験をもとに、乳がん検診の一連の流れをまとめてみました。
受診を躊躇されている方の中には
「もし病気が見つかったらどうしよう」
という恐怖心から、
検診から遠ざかっている方もいらっしゃるかもしれませんが、
本当の意味で怖いのは、
検診で病変が発見されることではなく
検診を受けないことで、
知らないうちに病気が進行し、
気付いたときには、手遅れになる
という事です。
病気を早期発見するためにも
最低でも、自分の年齢が対象となっているがん検診は
積極的に受診する事をおすすめします。