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予防接種後に30分以上激しく泣く娘の変化!事前にできる効果的な2つの対処法

 2017/11/27 健康・病気 子育て
この記事は約 5 分で読めます。

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お子さんの予防接種。

憂鬱なのは、お子さん本人はもちろん、

連れて行くママも、同じなのではないでしょうか。

 

我が家の娘は、注射が大嫌いな子でした。

(もちろん注射が好きな子は、あまりいないと思いますが・・・)

 

どれだけ注射が嫌いだったかというと、

3歳の頃、注射を打つ直前に

私やお医者さんの一瞬の隙をついて

待合室まで脱走してしまったことがあるほど。

 

それ以来、

予防接種のたびに看護師さんが必ず1人、

診察室の扉の前に立って逃亡を阻止するという、

「特別扱い」を幼稚園を卒園するまで受けるようになった我が娘。

 

予防接種の後の大泣きも凄いもので、

5歳の頃、30分以上も泣き続けるという大記録を樹立したことも。

 

今でこそ笑って話せますが、

当時の私は、予防接種のたびに気が重くなっていました。

 

もちろん、痛みや恐怖で泣いている娘が可哀相という思いもありましたが、

娘の大泣き・大暴れに、

母親として、心身ともにクタクタに消耗することが憂鬱で仕方がありませんでした。

 

ところが、娘が小学1年生の時、大きな転機が起こりました。

ママ友から「注射が上手」だと評判の先生を教えてもらい、

そのクリニックで注射を受けたところ、

あれだけ注射嫌いだった娘が、泣くことも暴れることもなく

注射を受けることができたのです。

 

もちろん注射を打つ技術も素晴らしいのだと思うのですが、

その先生は、注射を打つ前に子どもにかける言葉や対応が

それまでに出会った医師とは全く違っていました。

 

 

「痛くないよ」は禁句!

 

「痛くないよ」

この言葉は、予防接種の際に

かけてしまいがちな言葉だと思います。

 

ところがこの先生は、子どもに対し

 

「痛いけど5秒で終わるよ」

 

という言葉をかけていました。

 

すると不思議なことに

子どもは注射を打たれた瞬間、

「痛い!!!」

と泣くのではなく、

 

「1・2・3・・・」

 

と、数を数えはじめ、

全く泣くことなく、注射を終えることができたのです。

 

帰宅してから

「先生の言ったことは本当だった、痛かったけど本当に5秒で終わった」

「あの先生なら、また注射受けてもいいよ」

と、娘が嬉しそうにしていたのが印象的でした。

 

後日、別件で受診した際、

先生にこの声かけの意図を聞いてみたところ

 

予防接種で泣くのは、注射の痛みもありますが、

「痛くないよ」と言われていたのに、実際は痛かったことに対して

「騙された」と感じて泣いてしまっている場合も大いにあると思います。

だから私は、お子さんとの信頼関係を築くために

「痛くない」とは絶対に言わず、本当のことをお話するようにしています。

 

という答えが返ってきました。

 

子どもは、注射の痛みと恐怖で泣いているのだとばかり思っていた私には

目から鱗のお話でした。

 

子どもは、大人が思っている以上に賢いもの。

「痛くないよ」という言葉でごまかさず

 

「痛いけど5秒で終わるよ」

 

と、真実を子どもに伝えることが大切なのだということを実感しました。

 

 

注射の目的や効能を子ども本人に説明する

 

予防接種の目的や効能を、親に説明する先生は多いと思いますが、

この先生は、親だけではなく

子ども本人にも向けて説明をしていたのが印象的でした。

 

・どうしてこの予防接種を打たなければならないのか

・接種をするとどんな効果が得られるのか

・打たないとどんな病気にかかるのか

 

ということを、子どもの年齢に応じた言い方で

分かりやすく伝えてくれ、

本人が納得して予防接種を受けられるようにしてくれていました。

 

大人の側は

「注射を素早く終わらせること」

「子どもの意識を注射からそらすこと」

などを考えてしまいがちですが、

一番大切なのは、接種を受ける本人が注射の必要性を感じること。

 

「子どもだから説明しても、どうせ分からない」

 

と思うのではなく、

年齢に応じた分かりやすい言葉で、

本人に注射の意味や目的をしっかりと伝えてあげることが大切なのだと感じました。

 

 

おわりに

 

「予防接種で泣かなくなったのって、小学1年生になってからじゃない」

「その年齢なら泣かなくても当然だと思う」

 

私の記事を読んで、

そのように感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、

この病院では、意思の疎通ができる年齢で

予防接種後に大泣きしているお子さんは、ほとんど見たことがありません。

 

それまでは、

予防接種といえば、泣いている子がたくさんいて当然、

と思っていた私にとって、その光景は衝撃的なものでした。

 

幼稚園児や、それよりも小さいお子さんでも、

ほとんど泣かずに注射を終えている子が大半なのを目の当たりにし、

「痛いけど5秒で終わるよ」という言葉がけと、

子ども本人に注射の目的を説明するということは

非常に意味のあることなのだと実感しました。

 

 

お医者さんじゃなくとも、

事前に親御さんが、お子さん本人とお話ししても良いと思います。

 

「いかにごまかして予防接種を受けさせるか」

と考えるのではなく

 

「年齢が幼くとも、きちんと納得して予防接種を受けてもらう」

 

ことが大切なのだと、経験を通じて学びました。

 

お子さんの予防接種が憂鬱な方、

ぜひ1度、この方法を試してみてはいかがでしょうか?

 

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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