空の巣症候群を防ぐために今のうちから心がけるべき事をご紹介
【PR】
「空の巣症候群」という言葉をご存知ですか?
空の巣症候群とは
40代から50代の女性によく見られる抑うつ症状。
子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりから
この症状が出てくることが多いためこう呼ばれる。
燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。
と、説明されており、
子どもが巣立った後、
母親の心が不安定になってしまう状態を指しています。
この記事を読んでくださっている皆さんは、
今、育児の真っ最中の方がほとんどだと思いますので
「空の巣症候群」
という言葉を聞いてもピンと来ないかも知れませんし、
「自分には無関係」
「まだまだ先の話」
と、感じてしまうと思います。
でも、
「空の巣症候群」を防ぐために大切なのは、
子どもが小さいうちから、その危険性を認識する
「空の巣症候群」になりにくいライフスタイルを築いていく
という事にあるのです。
この記事の目次
空の巣症候群の原因
空の巣症候群の直接の引き金となるのは、子供の巣立ちです。
子供が巣立った後にやってくる喪失感から
心や身体に様々な症状が出てくるのです。
しかし、子供の巣立ちだけが空の巣症候群を引き起こす原因ではなく
子供の巣立ちの前後にやってくる心身の変化と環境の変化も大きく影響しています。
「空の巣症候群とは?原因と治療・克服法は?更年期やうつとの関係は?」より
と説明されているように、
今まで手塩にかけて育ててきた「我が子」が巣立ち、
20年近くもの長い間続けてきた「子育て」が終了する事が
「空の巣症候群」の大きな原因になっているようです。
また、子どもが巣立つ時期に
「更年期障害」の症状が出始める女性も多く、
その「ホルモンバランスの乱れ」も、
「空の巣症候群」発症の要因の1つと言われています。
空の巣症候群になりやすいタイプ
「空の巣症候群」は、
子を持つすべての女性が発症するわけではありません。
それでは、どのようなタイプのママが
「空の巣症候群」を発症させやすいのでしょうか?
それはズバリ、
教育熱心である
「生きがい=子育て」と感じている
という方です。
子どもが生まれてからずっと、
我が子の事を第一に考え、
「子育て」を何よりも優先し、
自分の時間を子どものために費やしていたママ。
だけど、その子どもが進学や就職で
親の元から巣立ってしまうと・・・
「子どもが巣立った」という寂しさを埋められない
心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになってしまう
「自分の時間」を、どう過ごしてよいか分からなくなる
という状況になり、
結果として「空の巣症候群」を発症しやすくなってしまうと言えます。
空の巣症候群を防ぐために今からできる事
それでは、「空の巣症候群」の発症を防ぐには
どうしたら良いのでしょうか?
それは
子育てだけに集中せず「自分の世界」を持つようにする事です。
子育てと並行して
自分の趣味も大切にする
「趣味」で繋がれる仲間を作る
子ども以外の「生きがい」を見つける
など、
子育て以外にも没頭できる何かを今のうちに見つける
という点を、
子どもが小さいうちから意識しておくのが大切になってきます。
「自分の世界」を持つ方法が分からない方へ
「子育てだけに集中せず「自分の世界」を持つようにする」
と言っても
「子どもが小さいから、趣味のために時間を割くのは無理」
「何をしたらよいか分からない」
と、感じる方もいらっしゃるかも知れません。
その場合、
次でご紹介する方法をお試しください。
子どもが小さくて趣味のための時間を割けない方へ
「子どもを旦那さんに預けて、趣味に割く時間を確保する」
という考え方もあると思いますが、
それが可能な方ばかりではないと思います。
(私もかつて、そのような環境にありました)
そこでおすすめしたいのが、
自分の趣味に関するウェブサイトを定期的に閲覧する
という方法です。
趣味に割く時間を作るのは難しくても
お子さんが眠っている間など、
ちょっとした空き時間にウェブサイトを閲覧する程度なら
忙しいママでも実践しやすいもの。
子どもが小さいうちはウェブサイトを通して
趣味に関する情報を収集する
「育児の手が離れてきたらやりたい事」をイメージする
などの方法で、
「自分の趣味の世界」と繋がり続けてみるのはいかがでしょうか。
何をしたらよいか分からない方へ
「自分の世界を持つと言われても、一体何をしたらよいか分からない」
このように感じてしまう方もいらっしゃると思います。
その場合は、次の2つにトライしてみてください。
子どもの頃に「好きだった事」を思い出してみる
あなたは子どもの頃、どんな事が好きでしたか?
思い出せる限り、紙に書き出してみてください、
【私の例】
読書
アニメ
マンガ
楽器演奏(エレクトーン・マリンバ)
陸上競技
ゲーム(ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー)
文章を書く
そして、書き出したものの中で
ほんの少しでも興味を感じたり、
「もう一度やってみたい」と感じたものがあれば
ぜひ挑戦してみましょう!
これを繰り返していくうちに
「夢中になれる事」「趣味」に出会えると思います♪
「趣味診断」を利用してみる
どんなに考えても「好きな事」「趣味」が思い浮かばない場合、
インターネット上にある「趣味診断」のサイトを利用して見るのも手です。
いくつかの質問に答えるだけで、
あなたの性格に合った「趣味」を紹介してくれるので、
自分では思いもよらなかった「意外な世界」に出会えるかもしれません。
私の母の例
私の母は現在60代前半。
妹が大学を卒業し、社会人になった10年前に子育てを終えました。
ちょうどその頃は、更年期の時期に当たっていたため、
私は、母が精神的に不安定になってしまうのではないかと心配していましたが・・・
それは全くの杞憂でした!!
私が小学生の頃から、
趣味で、バドミントンのサークルに入っていた母。
週に数回、バドミントンの練習に出かけ、
休日は時々、試合に出場したりする生活を25年近く続けていたため
子育てが終わったから、
これからはもっとバドミントンに集中できる!
と、
他県で行われる試合に遠征するようになる
50歳を過ぎてからライセンスを取得して、
「審判」として大会運営に携わるようになる
地元のバドミントン協会の理事を務めるようになる
など、
ますます精力的に活動をするようになりました。
母の人生の中で
今が一番、元気で輝いている
と言っても過言ではありません。
母が「空の巣症候群」にならなかったのは、
子育て一辺倒にならず、
「バドミントン」という生きがいを持っていたからだと思います。
我が子は、もう10歳。
子育ての折り返し地点に既に立っている私。
「空の巣症候群」にならないよう、
母のように、自分の世界を充実させていきたいと思っています。
おわりに
親には「子どもを育てる」という役割があります。
もちろん、それを楽みながら行うのは素晴らしいですが、
子どものために自分の人生を捧げる
「育児」以外の物が見えなくなってしまう
というのは
「空の巣症候群」発症の原因にもなりかねません。
子どもはいつか親の元から巣立っていくもの。
当たり前の事ですが、この事実を心に留め、
遠くない未来、
明るい気持ちで第2の人生を歩めるようになりたいものですね♪