怒らない育児の結果が失敗しない為に理解しておくべき事!間違った解釈は危険
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怒らない育児
子育て経験者なら一度は耳にした事のある言葉だと思います。
それでは、この「怒らない育児」とは
いったい、どのような意味を示しているでしょう?
子どもが何をしても怒らずに見守る
子どもの行動のすべてを肯定する
このように受け止めている方はいらっしゃいませんか?
これは全て「勘違い」です!!!
「怒らない育児」は本来、
とても素晴らしい育児方法の1つですが、
間違った解釈をしてしまうと・・・
お子さんの成長に多大な悪影響を与えてしまう
園や学校でトラブルの連続になってしまう
という最悪なケースを引き起こしかねません。
そこで今回は、
「怒らない育児」の本当の意味をご紹介していきます。
正しく理解をすれば
お子さんの成長にプラスになる
「怒らない育児」
その正しい意味を多くの方に理解していただければ幸いです。
この記事の目次
怒らない育児の間違った解釈
冒頭でもお話ししましたが
子どもが何をしても怒らずに見守る
子どもの行動のすべてを肯定する
というのは、
「怒らない育児」の間違った解釈です。
我が子が・・・
お友達をたたいてしまっても、ニコニコ笑って見ているだけ
公共の場所で大声で騒ぐなどの迷惑行為を行っていても
「子どもらしくて良い」と、全く注意をしない
お店で、会計前のお菓子を開封して食べてしまっても
「子どものした事だから」
と、開き直る
これらは「怒らない育児」を
間違って解釈している方によく見られる行動で、
善悪の区別がつかないまま大きくなってしまう
社会のルールやマナーが身につかなくなる
など、
お子さんの成長に
大きなマイナスになるリスクが非常に高くなります。
「怒る」と「叱る」の違い
「怒る」と「叱る」
これら2つの言葉は、よく混同されてしまいがちですが
goo国語辞典によると
怒る
→不満・不快なことがあって、我慢できない気持ちを表す
叱る
→目下の者のよくない点などを指摘して強くとがめる
両者には、このような意味の違いがあると説明されています。
これらを子育てに当てはめて考えてみると
怒る=子どもに対してイライラをぶつける
叱る=子どものためを思って、その言動をたしなめる
と、考えることができると思います。
つまり、
「怒らない育児」とは、
子どもを好き勝手にさせるという意味ではなく
子どもが好ましくない言動を取ったとき、
いらだちをぶつけて「怒る」のではなく、
子ども本人のためを思って冷静に諭す(きちんと叱る)
ということを示しているのです。
本当の意味での「怒らない育児」のメリット
ここまで、
「怒らない育児」の本当の意味を説明してきました。
それでは、本当の意味での「怒らない育児」には
どのようなメリットがあるのでしょう?
親のメッセージが子どもに伝わりやすくなる
子どもを注意するとき、
親が感情的に「怒ってしまう」と、
子どもの心に残るのは「恐怖心」ばかりになりがち。
そのため、
肝心の「親が伝えたいメッセージ」が
伝わりにくくなってしまうもの。
一方、「きちんと叱る」場合、
そこには「冷静さ」が伴うため、
その言動の何がいけなかったのか
これから先は、どのような行動をとればよいか
というような
「親が本当に伝えたい事」が
子どもに正しく伝わりやすくなります。
子どもの自尊心を損なわない
感情的に「怒ってしまう」場合、
その場の勢いで強い言葉を使ってしまい、
我が子を傷つけてしまうケースも・・・。
これが度重なってしまえば、
子どもの自尊心を大きく損ね、
自己肯定感が低くなってしまうという事態もあり得ます。
だけど「きちんと叱る」場合、
そこには「冷静さ」が伴われるため、
言い過ぎてしまうリスクは低くなるもの。
そのため、
子どもの心を必要以上に傷つけることなく、
メッセージを伝えることが可能になります
子どもに「いらだち」をぶつけないための2つの工夫
本当の意味での「怒らない育児」を行う上で、
子どもにいらだちをぶつけない
という事は必須。
ここでは、
親が子どもに「いらだちをぶつけない」ために
普段の生活の中でできる2つの工夫をご紹介していきます。
日頃からこまめにストレスの解消をする
思い返してみてください。
お子さんを感情的に「怒ってしまう」時、
お子さんに怒りをぶつけてしまう前からイライラしていた
子どもとは無関係の事でストレスが溜まっていた
というケースが多いのではないでしょうか?
元々、ストレスやイライラが溜まっていたところに、
お子さんの「好ましくない行動」が加わった事で、
それまで、かろうじて保っていた理性が失われ、
感情が爆発してしまうのは、よくある話。
(私も身に覚えがあります)
このような状況を防ぐには、
日頃からこまめにストレスの解消をするのがおすすめです!
毎日、短時間でも「自分の時間」を確保する
定期的に「趣味」に没頭する時間を作る
ママ友とおしゃべりする時間を大切にする
など、
可能な範囲で、こまめにストレスを解消するようにすると、
「怒りの爆発」を防げますよ。
子どもが小さいなどの理由で、
「ストレス解消のための時間を確保するのが難しい」
という方は、
以前、私が書かせていただいた
「ママも上手に息抜きしよう!子どもを預けられなかった私の工夫!」
という記事を参考にしてみてくださいね♪
イライラしている時は子どもと距離を取る
子どもと一緒にいる時、
子どもの些細な言動に腹が立ってしまう
普段は気にならないようなポイントに怒りを感じる
など、
「普段と違う」感情に襲われている場合は、
イライラが溜まっている証拠!
そのような時は、
お子さんと距離を取るのが一番です。
お子さんが小学生以上であれば
別室に行き、感情が落ち着くのを待つ
(ただし!お子さんにその旨を伝えるのを忘れずに)
など、
物理的に「離れる」のが良い方法ですが、
小さいお子さんをお持ちの方は、
それを実行するのは難しいもの。
こんな場合は、
DVDや録画した子ども向け番組を活用するのがおすすめです!
DVDや録画した子ども向け番組を観ている間、
お子さんの注意はテレビに向いているため、
ママに、ほんの少し余裕が生まれます。
この時間を利用して、
冷静さを取り戻すようにしましょう。
【注意】
お子さんにDVDなどを観せている間は、
「放置して良い時間」ではありません。
必ず同じ部屋の中で、お子さんの様子を見守るようにしましょう。
DVDなどを長時間、観せっぱなしにするのは良くありません。
時間を決め、観せすぎを防ぎましょう。
感情的に怒ってしまったときは、子どもに謝罪を!
ここまで、
本当の意味での「怒らない育児」のメリット
子どもに「いらだち」をぶつけないための工夫
について、ご説明してきました。
だけど!
親も完璧な存在ではなく1人の人間。
どんなに気を付けていても
感情的に「怒ってしまう」という事はあるもの。
では、
子どもを感情的に怒ってしまったときは
どうすればよいのでしょうか?
それは
親が自分の非を認め謝る
ことです。
「さっきは強く言い過ぎてしまってごめんね」
「あの言い方は、お母さんが悪かったね」
と謝罪をした上で、
冷静になった状態で、改めて子どもと話をしましょう。
失敗をしたときは、きちんと相手に謝る。
親が、その姿を子どもに見せるのは
「教育」という意味でも大切です。
子どもに謝るなんて親のプライドが許さない
親の威厳が崩れる
などと思わずに、
つい言い過ぎてしまったときは
心から子どもに謝るようにしましょう。
おわりに
間違った解釈をされてしまいがちな
「怒らない育児」ですが、
子どもが好ましくない言動を取ったとき、
いらだちをぶつけて「怒る」のではなく、
子ども本人のためを思って冷静に諭す(きちんと叱る)
という本来の意味を理解して実践すれば、
親子関係
子ども本人の成長
いずれにも良い影響が期待できる
素晴らしい育児方法の1つです。
この記事を読んで興味を持ってくださった方は、
無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか?
きっとお子さんにとっても、親御さんにとっても
プラスの結果がもたらされると思いますよ♪