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「孫疲れ」を感じている祖父母が増加中!お世話を頼む時の注意点

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この記事は約 8 分で読めます。

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あなたは「孫疲れ」という言葉を聞いた事はありますか?

 

孫疲れとは、その言葉の通り、

孫の世話を引き受けた祖父母が心身共に「疲れ」を感じてしまう事

を指しています。

 

近年は仕事を持っているママが増えたことで、

 

孫の日常的なお世話

園の送迎

食事の準備

 

などのお世話を、

祖父母にお願いするケースが増えてきていると言われています。

 

実際、娘が幼稚園に通っていた時も、

 

普段の送り迎えや早退する時などの対応は祖父母が担当している

毎日のお弁当はおばあちゃんが作っている

 

というケースも見られましたし、

小学生になった現在も、

 

放課後は自宅ではなく、祖父母の家に帰宅する

輪番制で回って来る「旗当番」は祖父母が担当

緊急連絡先は祖父母の携帯

 

というご家庭も少なくなく、

祖父母が「育児」に積極的に関わっているご家庭の増加を

私も肌で実感しています。

 

祖父母が育児に協力してくれる事自体は、

決して悪い事ではありません。

 

だけどそれは、

祖父母が納得した上で孫のお世話をしてくれている場合の話です。

 

孫のお世話をお願いする時・・・

 

「祖父母に孫を預ければ喜んでもらえるはず」

「孫の世話をお願いするのは、親孝行にもなる」

「定年後で時間があるのだから、引き受けてくれて当然」

 

という思い込みはありませんか?

 

もしかしたら、この「思い込み」によって、知らず知らずのうちに、

祖父母を追い詰めてしまっている可能性があるかもしれません・・・。

 

 

祖父母が感じている「負担感」とは?

孫の世話を引き受けてくれる祖父母たちは、

一体、どのような点を「負担」と感じているのでしょう?

 

Googleで「孫疲れ」という言葉を検索し、

ヒットしたサイトを見てみると・・・

 

孫は可愛いけれど、元気に動き回る子どもの世話は体力的な負担が大きい

孫の世話をしなければならないため、自分の時間が取れない

急にお世話をお願いされることもあるため、先々の予定を組みにくい

 

などという声が多く見られ、

 

心身共に負担を感じている方が決して少なくない

パパやママの育児疲れ・育児ストレスと酷似している

 

という現実を窺い知ることができました。

 

パパやママでも「疲れ」を感じてしまう日々の育児。

年齢を重ねている祖父母にとって心身ともに負担が大きいのは、

よく考えてみれば無理もない事ですし、

「子育て」や「仕事」から解放された世代でもある祖父母たちが

 

「シニアライフを充実させたい」

「自分の時間が欲しい」

 

と感じるのは、自然な感情であると思います。

 

 

祖父母に孫のお世話を頼む事がダメなわけではない

ここまで、

孫のお世話に「負担感」を感じている祖父母が増加傾向にある現実について、

お話ししてきました。これを受けて、

 

「それなら祖父母に孫の世話をお願いしてはいけないの?」

「パパやママだけでは大変な時でも頼るのは控えたほうが良いの?」

 

と思う方もいらっしゃるかも知れません。

ですが、そのように考えてしまうのは早計です。

 

先にも述べたように、

祖父母に「孫のお世話をお願いする事」自体は決して悪い事ではありません。

 

大切なのは、

 

祖父母の負担にならないような形で孫の世話をお願いする

 

という点を意識する事です。

 

それでは、祖父母に孫の世話をお願いする時、

どのような点に注意をすれば良いのでしょう?

 

次は、その点についてお話ししていきます。

 

 

祖父母に孫のお世話をお願いする時に注意すべき点

お世話をお願いする回数や頻度などを事前に話し合う

 

祖父母に孫の世話をお願いする時、

毎回、こちら側の都合を押し付けていませんか?

 

「定年後で時間に余裕があるのだから、こちらの都合に合わせるべき」

「自分たちは仕事をしているのだから、こちらの都合が優先されるべき」

 

という思い込みはありませんか?

 

こちら側にも「都合」があるのと同様、

祖父母側にも「都合」や「事情」があり、

無制限に孫を預かれるわけではありません。

 

祖父母に孫のお世話をお願いする際は、

 

どのくらいの頻度・時間であれば大丈夫か

都合の悪い日時はあるか

 

などについて事前に話し合い

祖父母の負担にならない範囲内でお願いするようにしましょう。

 

 

「孫の世話をしてくれるのは当たり前」という意識を捨てる

 

「祖父母なのだから、孫を預かるのは嬉しいはず」

「定年退職をして時間があるのだから育児に協力すべき」

 

と、

「祖父母が孫の世話をするのは当たり前」

というような意識を持っていませんか?

 

確かに、祖父母にとって孫は「可愛い存在」であるのは事実でしょう。

でも!

「孫が可愛い=無制限に世話をできる」という訳ではありません!

 

祖父母にも予定や都合があり、

スケジュールを調整したうえで、孫のお世話をしてくれているはずです。

 

そのような背景がある事を理解し、

 

時には「お断り」される可能性もある

自分たちの都合に合わせて預かってもらえるとは限らない

 

という点も認識したうえで、

孫のお世話をお願いするようにしましょう。

 

そして快く預かってもらえた時は

きちんと「感謝」を伝える事を忘れずに!!

 

 

緊急時以外に「急なお願い」をするのは極力避ける

 

「下の子が急に入院する事になったため、上の子のお世話を頼みたい」

「子どもが急に発熱をしたけれど、どうしても仕事を休めない」

「園から急なお迎え要請があったけれど、パパもママも迎えに行けない」

 

などの緊急時であれば、

予定外であっても、祖父母に「孫のお世話」をお願いするのは

仕方のない事だと思いますが・・・

 

「今夜、飲み会の誘いを受けたから出席したい」

「突然、美容院に行きたくなった」

 

など、

全く緊急性のない理由で

突然、孫のお世話をお願いするのは、

祖父母にとっては迷惑になってしまう可能性が。

 

緊急性のない用事で孫を祖父母に預ける際は、

 

事前に日時を相談したうえで、

祖父母の都合の良い日時に合わせて予定を組む

 

ようにし、

予定外にお世話をお願いすることのないよう気を付けましょう。

 

 

子どものお世話にかかる「経費」についても配慮を

我が子のお世話を祖父母にお願いする際、

 

食事代

おやつ代

 

など、

子どものお世話にかかる「経費」については、どうしていますか?

 

「祖父母が請求して来ないから特に気にしていない」

「自分たちの孫なのだから、それくらい負担すべき」

 

と、祖父母に負担させていませんか?

 

1回にかかる費用はそれほど高額ではなくても、

月に何度も預かってもらっている場合、

小さな「出費」が積もり積もって、結構な額になっていて、

祖父母の家計に負担をかけているというケースもあり得ます。

 

我が子のお世話を定期的に祖父母にお願いするような場合は、

 

かかった経費を請求してもらうよう祖父母にお願いする

実費相当の金額を毎月祖父母に支払う

 

などの配慮を忘れず、

祖父母に、金銭的な負担を強いる事が無いように注意しましょう。

 

 

自分の立場に置き換えて考えてみて

20~30年後、

あなたが「祖父母」の立場になった時の事を考えてみてください、

 

そうなった時

 

「祖父母なのだから孫の世話をするのは当たり前」

「定年後なのだから、時間の融通が利くだろう」

「孫の世話にかかる経費も祖父母が負担するのは当然」

 

と、

子ども達が、こちらの都合や事情を全く無視して、

孫を預けに来たら、あなたはどう思いますか?

 

そして孫を預かっても

 

「ありがとう」の一言もない

お世話の方法について、きつい言葉で「ダメ出し」をされる

 

など、

感謝すらされないとなったら、

一体、どんな気持ちになるでしょう・・・。

 

お子さんを祖父母に預ける際は

ぜひ、

 

「もし自分が祖父母の立場だったら」

 

と考えてみるようにしてみてください。

 

「孫を預ける側」の私たちが、この視点を持つだけで

祖父母の負担感はずいぶん変わってくるように思います。

 

 

おわりに

祖父母に孫を預ける時に注意すべきポイントについてお話ししてきました。

 

祖父母に孫のお世話をお願いするのは、

 

孫と祖父母のコミュニケーションが図れる

両親以外の大人と過ごす機会が持てる

 

などのメリットもありますが、

一歩間違うと、祖父母に多大な負担を強いてしまう事態を招きかねません。

 

お世話をお願いする回数や頻度などを事前に話し合う

「孫の世話をしてくれるのは当たり前」という意識を捨てる

緊急時以外に「急なお願い」をするのは極力避ける

 

というポイントをしっかり押さえ、

感謝の気持ちを決して忘れずに

祖父母に「育児の協力」をお願いしていきたいものですね。

 

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ライター紹介 ライター一覧

山中みさと

山中みさと

1981年生まれ、宮城県仙台市出身、千葉県在住。
2007年6月生まれの娘・2018年8月生まれの黒猫(男の子)の子育て真っ最中。
大学卒業後は出産まで図書館に司書として勤務。
結婚後は、子どもの幼稚園・小学校でPTA役員を経験。
教員免許(中高・国語)、司書資格、司書教諭資格を持つほか、
学生時代、塾講師のアルバイトの経験もあり。
趣味は、読書、アニメ。


10年近く育児をしてきた中で、
いいことだけではなく、困ってしまったこと、悩んだこと、
壁にぶつかったことなど、たくさんの経験をしてきました。

そんな私の経験を記事にし、
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

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