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2人目無痛分娩にしようか迷うあなたへ!初産で無痛分娩を体験してみて思ったこと

 2019/07/11 育児 子育て
この記事は約 8 分で読めます。

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1人目は自然分娩だったけど、2人目は無痛分娩にしようか迷い中。
無痛分娩ってどうだった?そんな悩みをママ友 から聞かれたので
第1子を無痛分娩で出産した私の経験をお話しします!

出産は痛い!当たり前のことだけれど、どうせなら痛みは減らして産みたい!
無痛分娩は「痛みを緩和する出産方法」としてよく聞くけど、実際どうなの?

無痛分部って本当に痛くないの?
デメリットは無いの?
と気になっているあなたの参考になれば幸いです。

無痛分娩の流れ(初産の私の場合)

実際に無痛分娩はどのような流れで行われるのか。
無痛分娩を考えているなら、気になりますよね。

各病院によって内容がかなり異なると思いますので、

ここでは私が実際に体験した流れをご紹介したいと思います。

 

陣痛の始まり

私の場合、自然に陣痛が起き子宮口が5-6cm開くのを待ってから硬膜外麻酔をするという分娩方法でした。

そのため、陣痛かなという痛みがきて、病院に到着した後も子宮口が3-4cmしか開いていなかったので、

2時間ほど陣痛と戦っていました。

後で担当医に確認したところ、あまり早くから硬膜外麻酔をすると陣痛が弱くなることがあるため、

ある程度子宮口が開いてから投与するのだということでした。

 

病院によっては計画無痛分娩といって、陣痛促進剤を投与し、

人工的に陣痛を起こして無痛分娩を行う方法を取っているところもあると思いますので、

自分が出産する病院はどういう方針なのか、事前に確認しておくと当日パニックにならずに済むと思います。

 

麻酔投与

子宮口が5-6cm開いたことを確認した後、いよいよ硬膜外麻酔を投与されます。

みなさんこの麻酔投与の注射が痛いのではないか、と心配されている方も多いと思います。

私の場合は皮膚表面に注射のための麻酔をされていたのもあると思いますが、

陣痛が痛すぎて刺されたことに全く気付かずに終わっていました。

そこから、麻酔を投与され段々と痛みが無くなっていき、

30分ぐらいすると話ができるぐらいまで余裕が出てきました。

 

いざ出産!

お昼ごはんも無事に食べて、段々と中からの圧力が強くなってきたところで、いよいよ出産です。

陣痛中に体力を温存できたこともあって、全力でいきむことが出来ました。

無事に赤ちゃんが出てきてすぐに大きな産声を上げてくれたので、

とても安心したことを鮮明に覚えています。

そもそも無痛分娩ってなに?

 

無痛分娩とは、簡単にいうと「麻酔を使って出産時の痛みを軽減する分娩方法」のことです。

使用する麻酔の種類や投与方法、どの程度痛みを軽減するかなど、
詳しい条件は病院によって異なります。

 

無痛分娩をする目的

分娩時の痛みを和らげることによって、

お母さんの体力消耗や不安感、恐怖感などを低下させることを目的としています。

 

無痛分娩の方法

無痛分娩の方法は、大きく分けて2つあります。

1つめは、薬物を全身に投与する方法。いわゆる全身麻酔のことですね。

2つめは、区域麻酔法。硬膜外麻酔や陰部神経ブロックなどが該当します。

現在、日本で主流な無痛分娩の麻酔方法は硬膜外麻酔になります。

 

無痛分娩と和痛分娩は違う?

結論からいうと、無痛分娩も和痛分娩も同じ意味で使われています。

どうして2つの言葉があるのかというと、

「無痛分娩」と聞くと全く痛みを伴わず出産する方法のように

誤解されることがあるため、と言われています。

 

たとえ麻酔を使用したとしても分娩時の痛みは伴います。

そのため、痛みが全くないわけではなく痛みを和らげる

あるいは痛みを減少させるという意味で「和痛分娩」という言葉も使われているそうです。

 

痛みに耐えてこその出産?

出産の痛みといえば

「鼻からスイカを出す」「いっそ殺してくれと思った」等、

想像するだけでも震えるような話がたくさん聞きますよね。

それと同時に

「痛みを経験しないと母親になれない」

「昔から女は出産の痛みに耐えてきたのだから、自然に任せるのが1番!」という声も多くあります。

 

果たして本当にそうでしょうか?

 

出産はなぜ痛いのか

子宮は、10か月間赤ちゃんが安全にお腹の中で暮らしていけるように

しっかり出口を閉めて頑張っています。

そしていざお腹の外へ出ようという時に子宮口は開くのです。

開くといってもすぐには開かず、

赤ちゃん自身が頭で広げようとする力

お母さんが赤ちゃんを押し出す子宮収縮の力を合わせて段々と広げていきます。

その際の子宮収縮による痛みが陣痛になります。

全く隙間のない場所から、約10cmの赤ちゃんの頭を出そうとするのですから、痛いのは当然ですよね。

 

ラクして産むと愛情が持てない

「お腹を痛めて産んでこその我が子」

「自分がラクをするために赤ちゃんを危険にさらすなんて母親失格だ」

無痛分娩で産むと話した途端、周りからこのような声をかけられたことはありませんか?

かくいう私も無痛分娩で産みたいと実母に話した際に、似たようなことを言われ落ち込みました。

ただでさえ妊娠中はナーバスになるのに、こんなこと言われたら不安になりますよね。

 

だけど、今まで10か月もの間、文字通り一心同体で大切にお腹の中で育ててきた我が子に対して、

無痛分娩で産んだから愛情が持てないなんてことあるわけないです!

どんな出産方法でも、自分の命をかけて産むことには何ら変わりはありませんから。

 

産むのはあなた!

出産というのは人生において何回も体験できることではありません。

その素晴らしい体験を痛みも含めて全部体感したい!と思って自然分娩するもよし、

落ち着いて赤ちゃんを産みたい、痛みは出来るだけ取り除きたいと思って無痛分娩するもよし。

いずれにせよ、きちんとメリットデメリットを理解して、

あなた自身が納得して決めることが一番大切だと思います。

 

無痛分娩のメリット

ここで無痛分娩のメリットを紹介します。

大きくわけて3つあります。

 

お母さんのストレス減

これは言わずもがなですよね。

痛みの評価として広く用いられているマクギル疼痛質問表のスコアによると、

初産の場合、出産の痛みは骨折による痛みの倍、指の切断を少し下回るくらいの痛みに位置付けられています。

 

痛みの感じ方は人それぞれですし、お母さんの体形、

赤ちゃんの大きさなど個体差は大きいですが、とんでもなく痛いことはわかりますよね。

 

無痛分娩だとこの痛みの7~8割を緩和することが出来るといわれています。

そのため、痛みでパニックになることなく比較的落ち着いて出産でき、

陣痛中の体力消耗も少ないため、いざ分娩のタイミングで全力でいきめると考えられています。

 

また、痛みで体に余計な力が入りにくいため、

産道の緊張が解け、分娩がスムーズになることもあると言われています。

赤ちゃんにとって嬉しいこと

赤ちゃんはへその緒を通して、お母さんから栄養や酸素をもらって成長します。

そのため、いざ外へ出ようという時も酸素をあげられるのはお母さんだけです。

出産時に呼吸をするように何度も言われるのはこのためです。

 

しかし、人間というのは痛いと呼吸を止めがちになります。

お母さんが呼吸を止めてしまうと、赤ちゃんも酸素を少ししか取り込めなくなります。

しかし、無痛分娩だと痛みが緩和されているため、お母さんも呼吸を十分に行うことができ、

赤ちゃんも十分酸素を取り込みながら外に出てくることが出来るといわれています。

 

産後の生活に対して

無痛分娩は分娩中に余計な体力を消耗することが少ない

と言われているため、産後の回復も早いとされています。

 

産後は想像以上に体がボロボロになる上に、

昼夜関係なく行われる赤ちゃんのお世話が待っています。

無痛分娩は、少しでも体力を温存して育児をスタートしたい!

というお母さんの願いを叶えてくれるかもしれませんよ。

麻酔を使うことへのリスク

とはいっても麻酔を使うことに対する恐怖心はあると思います。

では麻酔を使うことでどんなリスクがあるのか見てみましょう。

 

赤ちゃんに影響はある?

硬膜外麻酔で行う無痛分娩に関しては、麻酔が赤ちゃんに影響することはないと報告されています。

 

また、お母さんが受けた硬膜外麻酔の影響が赤ちゃんの成長していく過程で

どの程度影響を及ぼすのかを調べた研究では、

19歳までの学習障害の有無を指標としており、結果硬膜外麻酔を受けたお母さんから生まれた子供も、

そうでない子供と比べて学習障害が多くなることはなかったと報告されています。

詳しい研究結果の内容は

日本産科麻酔学会(http://www.jsoap.com/pompier_painless.html)のホームページに記載がありますので、

気になる方はぜひ見てみてください。

母体に対する副作用・合併症

起こりうる副作用・合併症として低血圧、局所麻酔薬中毒、

分娩の遅れによる吸引分娩の増加、発熱、硬膜窃刺後頭痛などがあります。

いずれの副作用・合併症についても、

無痛分娩を希望したい旨を担当医に告げ、きちんと説明を受けることができます。

少しでも不安なところがある場合は、遠慮せずに納得できるまで聞きましょう。

 

まとめ

私の場合、出産後に少し発熱したぐらいで大きな副作用もなく終えられたので

無痛分娩を選択して本当に良かったなと思いました!

 

昔から痛みに弱く、腹痛で過呼吸になったこともあるので

出産に対してかなりの恐怖心を抱いていましたが、

実際にするかどうかは別にして無痛分娩という選択肢があるというだけで心が救われました。

確かに麻酔を使うことに抵抗はありましたが、自分なりに色々調べて納得した上で

無痛分娩を選択したので後悔はありません!

もし、いま迷っている方や家族に反対されている方がいらっしゃったら

少しでも参考になれれば嬉しいです。

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ライター紹介 ライター一覧

yu

yu

1989年生まれ、大阪府出身、大阪在住。
2018年11月生まれの娘を育てています。
2014年より企業に勤め、1年間はうつ病にて休職しており、その後復職。
初めての子育てで悩んだこと、調べたこと等、皆様に共有できたらなと思っております!
ママが笑顔でいることが、子供にとって一番大切!をモットーに日々過ごしています^^

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