子どもの身長を伸ばす方法はあるの?我が家の実践法
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私の子どもは生まれた時に小さく、いわゆる低出生体重児でした。小学生になった今も、周りの子より少し小柄です。「そのうち大きくなるよ」周りはそんな風に言い続けてくれました。でも「そのうちって、いつ?」「親としてできることはあるの?」これまでの不安や心配、様々な経験の日々をまとめてみました。
この記事の目次
成長ホルモン検査
子どもが小学1年生の時、小児科で成長ホルモンの検査を受けました。
ネットで調べたら、検査は一晩入院が必要と書かれてあり、最初は尻込みしたのですが、さらに調べると、入院せずに土曜日に日帰りで検査できる小児科があることが分かり、そちらで検査をお願いしました。結果が出るまでの間は、異常があればどんな生活が待っているのかを考えて、とても不安でした。
検査の結果は、異常なし。安心していたところ、小児科の先生には、
「この子は何度か検査したらそのうちひっかかるだろうから、ひっかかった時の数値を提出して、ホルモン治療を受けたらどうか?」
と言われ、少なからず戸惑いました。
私と夫は、「しばらく様子を見ようと思います。」と答えました。
それから小学4年生になる今まで、検査は受けていません。
本で情報収集
ホルモン検査を受けた後、私は、
「ホルモン治療をせずに、自然の力を最大限に活かして子どもの身長を伸ばすことはできないだろうか?」
と考えるようになり、子どもの背を伸ばすのに役立ちそうな本を何冊か読みました。
インターネットでも調べましたが、ネット上には正しいかどうかを判断できない情報が多く、また、不安を煽られるような内容もあり、どうも私にはいいと思えませんでした。
そして本の中から自分が「良さそうだな」「できそうだな」と思うことを実践してみることにしました。本を読んで分かったのは、医師や専門家でも、人によって色々な考え方があるということです。
私は本の中から、自然の力を最大限に活かして身長を伸ばす方法、つまり、子どもが背を伸ばすための良い生活習慣を実践してみようと決めました。
ちなみに、私が個人的におすすめする本はこちらです。
『幼児・小学生のための身長をグングン伸ばすための本』(株式会社カンゼン)
おすすめの理由:子どもの背が伸びやすい時期に、いかに成長ホルモンをしっかり分泌させられるか、が分かりやすく書かれています。「医学編」は医学博士、「子育て・睡眠編」は小児科医、「食事編」は管理栄養士、「運動編」はスポーツトレーナーの方が書いています。そのため、説得力があり、納得しながら読むことができました。
生活の中で心がけていること
具体的には、我が家では子どもがこんな生活をできるように心がけています。
1.睡眠時間をしっかり確保
我が家では子どもに早寝早起きの習慣をつけてもらい、しっかり眠れるようにしています。
夜は9時に寝ることを目標にし、遅くとも9時半には寝ています。習い事は平日の夕方や休日の昼間に、無理のない範囲でやっています。習い事よりも睡眠優先の生活です。
2.タンパク質など、栄養バランスに気を配る
栄養は特にタンパク質をしっかり摂り、その他の栄養バランスもなるべく良くなるようにしています。時にはつい手抜きになってしまう時もありますが…。タンパク質が少ないと思う時は、ジュニアプロテインを飲んでもらうこともあります。
3.運動する
私の子どもはもともと体を動かすのが好きなので、あまり運動不足ではないと思うのですが、私もできる範囲で外遊びに付き合ったりしています。
4.ストレスを抱え込まない
ストレスが強いと身長の伸びに影響することがある、というのを、ご紹介したのとは別の本で読んだことがあります。素人の私には真偽のほどは分かりませんが、そういうこともあるかもしれないな、とは思いました。
我が家では、日頃から、子どもの悩みに気づいたり、解決のサポートができるように、コミュニケーションをしっかりとるように心がけています。
実際にどれくらい伸びたか
ではこのような生活で実際にどのくらい背が伸びたかというと、小学校1~3年生の3年間で、21.7cmほどです。
まだ平均よりも小さいのですが、ほんの少しずつ、成長曲線の平均身長との差が小さくはなってきています。
成長曲線グラフはとても見やすくて便利なので活用しています。小児科でいただいたのですが、無料でダウンロードできるサイトもあるようです。
155cmのプロサッカー選手「自分の好きな所は、身長」
背が伸びているとはいえ、まだ周りの子よりも小柄な我が子を見ていると、私は
「このまま背が低めの大人になるかもしれないな、背が低いことで将来不利になることは色々あるかもしれないな」と、よくそんな心配をしていました。
そんな時、偶然テレビで見たのが、Jリーグ・柏レイソルの中川寛斗選手の特集でした。
テレビでも取り上げていたのは、中川選手の身長です。
彼の身長は155cm。これは成人男性としても、プロのサッカー選手としてもかなり低いはずです。
しかし彼はプロフィールで、「自分の好きな所」に「身長」と書いているそうです。
中川選手はインタビューの中で、「自分が調べた時にはプロのサッカー選手で背が低い人はいなかった。だったら自分がプロになって、背が低くてもプロになれることを伝えたいと思った」と話していました。
私はあまりサッカーに詳しくはないのですが、この番組を見て、サッカーでは背が低いからこそ有利なプレーもできるのだということを知りました。また、中川選手は背が低いことをカバーするための独自の練習もこなしていました。さらに、彼は子ども達にもサッカーを教えていました。
中川選手がプロのサッカー選手として、また人として素晴らしいと思うのは、背が低い自分のことが好きで、自分の強みを活かし、弱みをカバーするための努力を惜しまず、さらに同じ境遇の人を勇気づけようとする姿勢を持っていることです。
私は中川選手のことを知ってから、「背が低いと不利になることばかり」と悲観的に考えるのは止めよう、と決めました。
まとめ
我が家では今でも、自然の力を最大限に活かして身長を伸ばす方法は実践しているし、これからもやっていこうと思っています。でも、だからといって将来を悲観したり、不安視せずに、子どもと今を楽しく、毎日を大切に過ごしていけたらいいな、と考えています。たくさんの気づきをくれた子どもとの日々、そして中川選手には感謝です☆