30代女性の膀胱炎症状!子育て中ママが注意したい原因と治療法を知って正しい対処
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寒い季節になってくると、発症する人が増えてくる膀胱炎。
体の構造的に、男性よりも女性のほうが感染しやすいため
読んでくださっているママの中には
「私も罹ったことがある」
という方もいらっしゃるかも知れません。
私の膀胱炎罹患体験も含め、
膀胱炎の原因や症状の他、
治療法や予防策についてご紹介したいと思います。
この記事の目次
膀胱炎の原因
膀胱炎は、大腸菌やぶどう球菌などの細菌が
膀胱に侵入することが原因で起こる疾患です。
男性の尿道が14~18cmあるのに対し、女性は3~5cmしかないことや、
細菌が存在する肛門や膣と、尿道との距離が近いことなどから
女性は男性よりも膀胱炎を起こしやすいと考えられています。
通常の状態であれば、尿道に細菌が侵入したとしても
排尿の際に菌が一緒に流されたり、
人間が本来持っている抵抗力・免疫力が働いて
感染しないことが多いのですが
・過労
・ストレス
・体調不良
・無理なダイエット
などで、抵抗力が低下していると
侵入した細菌が体内で増殖し、膀胱炎を発症してしまいます。
子育て中のママは、
自分のタイミングでトイレに行くことが難しかったり、
毎日の子どものお世話で疲労もたまってしまいがち。
まさに膀胱炎は、
ママが罹りやすい疾患であると言えます。
膀胱炎の症状
膀胱炎の主な症状は
・排尿痛
・頻尿
・尿のにごり
であると言われています。
また、下腹部の違和感や鈍痛、
尿の臭いが強くなるという症状を感じる場合もあるようです。
酷くなってくると血尿が出たり
腎盂炎に進行してしまうケースもあるので、ご注意ください。
私の膀胱炎罹患体験
始まりは突然に
娘が幼稚園児だった頃のことです。
秋のある朝、起床後にトイレに行ったところ
身体の異変に気付きました。
排尿を終えたにもかかわらず
何となくスッキリしないような感覚と共に、
下腹部が重いような違和感を感じたのですが、
あまり気に留めませんでした。
当時、娘の幼稚園でPTA役員をしており、
その頃は、イベントの準備に追われていたため
「疲れているのだろう」
と、軽く考えてしまったのです。
これが大きな間違いでした。
排尿痛と尿の異変
朝に感じていた、体の違和感。
「大したことはないだろう」と軽視し、そのままにしていたところ、
その日の夜、身体に明らかな異変が現れました。
排尿後にピリっとした痛みを感じるようになったのです。
例えるならば、
ふさがっていない傷口に消毒液をかけたときに感じるような痛みが
尿道近くに走ったのと同時に
尿がいつもより赤っぽく、臭いも強く感じられ
「これは明らかにおかしい」
と、この段階になって初めて危機感が募りました。
泌尿器科を受診
翌日、自宅近くの泌尿器科を受診し、
問診と尿検査を受けたところ、
膀胱炎
との診断が。
5日に1度のペースで通院し、
抗生物質の服用と、筋肉注射での治療を受けました。
(注射は、お尻に打たれました)
1回目の注射を終え、抗生物質を1日服用した時点で、
痛みや違和感はなくなり、
尿の色や臭いも、通常の状態に戻っていましたが、
尿から菌が検出されなくなるまで治療は続き、
完治まで半月ほどかかりました。
膀胱炎が治療できる診療科と治療方法
私は、自宅の近くにクリニックがあったので泌尿器科を受診しましたが
内科や産婦人科でも治療可能です。
治療方法は基本的に抗生物質の内服になります。
(注射は、症状が重い場合に実施されることが多いようです)
膀胱炎の治療を行う上での注意
自己判断で抗生物質の服用を中止しない
病院で抗生物質を処方された場合
症状が消えたからと言って、自分の判断で薬を中止するのは危険です。
一見「治った」ように感じても、
まだ膀胱の中に菌が残っている可能性もあります。
お医者さんから指定された日数は薬の服用を続け、
確実に治すようにしましょう。
市販薬を使用する場合はご注意を
医療機関で処方される膀胱炎の薬は、
膀胱炎の原因菌に直接作用する抗生物質ですが、
ドラッグストア等で販売されているものは漢方薬がほとんどです。
数回服用しても軽快しない場合は、
症状が悪化してしまう可能性もあるので、
医療機関を受診することを強くおすすめします。
膀胱炎を防ぐには
免疫力・抵抗力のアップ
「膀胱炎の原因」の項目でも述べましたが、
膀胱炎が起こる最大の原因は、免疫力・抵抗力の低下です。
免疫力があれば、膀胱内に菌が侵入しても
増殖を防ぐことができます。
過度なダイエットなど身体に負担をかけることは避け、
バランスの良い食事を摂り、冷えを防ぎ、
疲れを感じたときはしっかりと休養することで
免疫力・抵抗力の低下を防ぎましょう。
水分をしっかりと摂る
膀胱炎の原因となる菌は、尿と一緒に外に排出されます。
普段から積極的に水分を摂取することを意識しましょう。
長時間、排尿を我慢する状況は作らない
トイレを我慢しないことも大切になってきます。
でも、子どもを育てていると
必ずしも、行きたいときにトイレに行けるとは限らないもの。
せめて「行ける時にしっかりとトイレに行く」ことを心がけ
長時間、尿を我慢する状況を作らないように気を付けましょう。
おわりに
膀胱炎の原因や症状、治療法や予防策などの他、
私の罹患体験を交えながらご紹介してきました。
とても不快な症状を伴う膀胱炎ですが、
早めの受診と正しい知識を持つことで
症状の悪化や予防をすることができます。
どんどん寒くなってくるこれからの時期、
風邪やインフルエンザだけではなく
膀胱炎にも十分気を付けてお過ごしください。
参考
(総合南東北病院ウェブサイトより)
(ヘルスケア大学より)