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『いろいく』って何?話題の“非認知能力”を親子まとめて育んじゃおう!

 2019/09/02 親子で楽しむ 遊び 子育て
この記事は約 5 分で読めます。

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“非認知能力”って、最近テレビやネット、保育園や幼稚園などのお話でもよく出てくるワードですよね。

「認知能力」が、いわゆる読み書きや計算などの学力を指すのに対して、「非認知能力」は人を思いやり協力する力や、達成するために考える力、柔軟性・発想力などなど、

社会に適応し前向きに生きていくために必要な学力以外の能力のことを指します。幼少期に習得するほど、後の社会生活により良い影響があるといわれています。

「じゃあ、何か習い事をさせた方がいいのかな?仕事があるから付き添いとか難しいんだけどな…。」と、心配ばかりが膨らむワーママさんも大丈夫です!

特別な習い事をさせなくても、普段のお子さんと過ごす時間をひと工夫するだけで、お子さんはもちろん、パパママも一緒に非認知能力をアップできちゃいます。

今回は、「色育アドバイザー」の資格を持つ筆者が、色あそびを通じて非認知能力を育む「色育(いろいく)」についてご紹介いたします。

「いろいく」オリジナルアイテムを手に入れてみよう!

神奈川県横浜市にある「色育推進会本部」を中心に、全国に色育アドバイザーが点在しています。

色育アドバイザーが地域で開催する「色育講座」に参加すると、自宅でも色育を簡単にできる絵本などのアイテムを入手できます。

これらは残念ながら市販はされておらず、色育アドバイザーからしか購入ができません。もし、お近くで色育のイベントがあれば、ぜひ参加してみてください。

近頃は、保育士さんが資格を取得して、園で開催するケースも増えているようなので、通園中の保育園や幼稚園の親子イベントもチェックしてみると良いと思います。

以下は、色育のオリジナル絵本「みてみて。」の写真を何枚か使っていますが、絵本がなくてもご家庭での生活の中でも応用できます♪

相手の気持ちを深く「聴く」

例えば、「白」という色を見たとき、「寒い」と感じる人もいるし「あったかい」と感じる人もいます。

たとえ自分との感じ方が違っても、まずはその違いを否定することなく「あなたはそうなのね」と受け入れることが大切です。

そして、「あったかい」と感じる人同士でも、実はその理由がまったく違う場合があります。「あったかいごはんのイメージ」「お気に入りの毛布が白いから」など。

それは聞いてみないとわからないその人の世界なので、ぜひ「どうしてあったかいと思ったの?」と聞いてみましょう。

そしてそして、出てきたキーワード「ごはん」についてさらに掘り下げます。「白いごはんと炊き込みごはんだったらどっちが好き?」など何でも大丈夫です。

そうしていくつか深堀りをした結果、まったく知らなかった、想像していなかった相手の気持ちが伝わることもあります。

「どうして?」と聞かれることによって、子供は考えて伝えようとしますし、聞き入れてくれるということに安心します。さらに、自分以外の人がどう考えているのか、

「どうして?」と聞くようになっていきます。小さいうちから自然に多様性を受け入れ、相手の気持ちに寄り添う心があったら素敵ですよね。

何に見える?で想像力を育む

「みてみて。」のキャラクターは「ぎゅっとくん」という実在しない生物なのですが、色育講座では「何に見える?」という無茶ぶりがあります(笑)

世の中にははっきりとした正解がないものってたくさんありますよね。変な形の野菜や歪んだ影の形など、身近なものを「何に見える?ママは猫さんに見えるな~」

などと話題にしてみましょう。そして、「変なトマト猫(仮)」のおはなしを作って展開してみると、あっという間にお子さんに主導権を奪われて爆笑のストーリーに

なっていったりします。「待って。そのキュウリきりんはどこから来た?」負けずにたくさん質問をすると、おはなしはどんどん枝分かれしながら展開していきます。

ひとつのものからいろいろと連想したり、ものごとを組み立てていく能力が育まれます。

補色残像を楽しむあそびで「待つ」「集中する」力を育む

赤いものをじっとみつめたあとに別のところに目をそらすと、緑のものがチカチカと見えることがありませんか?

この現象を「補色残像」といいます。青いものを見たあとはどう映るのか?紫だったら?そんな好奇心を「みてみて。」は満たしてくれます。

補色残像を楽しむためには、「集中して30秒間じっとみつめる」という行程が必要です。何かをしていればあっという間なのですが、待つことに集中するとなると

意外と長い時間です。大人でもじっと待つことができずにイライラしてしまったり、スマホをチラ見してしまう人がいるほどです。

楽しみながら、ぐっと集中する習慣をつけることができるのは嬉しいですね。

色を選ぶのは0歳からできる!

「とはいっても、うちの子はまだおしゃべりできないからな…」という小さなお子さんをお持ちのママさんにも、色は味方してくれます。

我が家にも1歳半の娘がおり、まだまだ満足におしゃべりができません。ですが、意思表示は0歳でもちゃんとするんですよね。

なので、離乳食の開始とともに、色の選択をできるだけ本人に任せるようにしました。

手始めにエプロンやストローなどの食事に使うものをカラフルに揃えて、「どれにする?」…じーっと待っていると、おもむろに手を出して選んでくれました!

親が適当に選んだ場合と比べると、やっぱり食事に集中してくれている感があり嬉しかったのを覚えています。

近頃では、洋服を買いに行くときにも、ネットで注文するときも、ちゃんと本人の確認をとります。自分で色を選んだ部屋履きサンダルをものすごく気に入って履いています。

つい、着せ替え人形にしてしまいがちな赤ちゃん期ですが、意外と親と正反対の価値観を持っていることもあるので、任せてみるのも楽しいですよ♪

 

ほんの一部でしたが、「色育(いろいく)」のご紹介でした。

パパママも「今までこんなに人の話を頑張って聞いていなかった!」「知らず知らずのうちに価値観を押し付けていたことがあったかも!」という気付きが多く、

子育てのみならずお仕事の現場などでも役立ったという声がたくさんあがっています。

身近なものを使って、親子での時間をもっと楽しんでくださいね♪

 

最後になりましたが、筆者も「色育講座」を扱っております。

ホームページにもぜひいらしてください♪

くるーるくーるHPはこちら

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ライター紹介 ライター一覧

くるくる

くるくる

2018年1月生まれの女の子を育てるアラフォーお母さんです。

出産と夫の転勤に伴う引っ越しを機に、勤めていた会社を退職し独立。
「色彩心理診断士」という心の健康診断とカウンセリングをするお仕事をしています。

すべての子どもが笑顔で大人になるための、現オトナの心の大掃除。
小さいようで、実はでっかい夢を持っています(笑)

宇宙からやってきたムスメが、いろんなことを教えてくれる最強の上司です。

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