離乳食っていつから?食育インストラクター離乳食の進め方とレシピメニュー例
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もうそろそろ離乳食を始めなきゃ…そんな赤ちゃんの離乳食、「いつから始めよう?」「何を食べさせたらいいの?量の目安はどれくらい?」悩んでいるお母さんたちに、離乳食の基本と食材別による目安量を栄養士・食育インストラクターの資格を娘のために活用している私の考えを簡単にお教えします。
この記事の目次
そもそも離乳食とは?
食べる練習
ミルクを飲むだけだった赤ちゃん。離乳食はそんな赤ちゃんの噛む力や味覚を育て、固形のものを食べられるようになる口の動きの練習です。咀嚼力嚥下力が未熟な赤ちゃんに様々な食べ物を通し自分で楽しく食べられるように応援をしましょう。
栄養補給
急激に成長する赤ちゃんにはたくさんの栄養が必要です。成長と共にミルクだけでは栄養が足りなくなってきます。そのために、食べ物からバランスよく栄養を摂ることが必要になります。身近な食材から始め、食べる機能の発達を育てていきましょう。
進め方
始め時は赤ちゃんの成長を見ておすわりができるころになったら始めてみましょう。離乳食は焦らずじっくり、行きつ戻りつゆっくり臨機応変に進めていきましょう。食べてくれないときは下唇にスプーンを軽く当ててみるなど、少しあげ方を変えるだけで食べてくれることもあります。それでも食べない場合は無理強いせずまた、口を開けてくれるのを待ってみましょう。
ごっくん期
目安は5~6カ月です。「ミルク8:離乳食2」くらいミルク中心の割合で始めてみましょう。食べる量や栄養は気にしなくても大丈夫です。
写真は、この時期の赤ちゃんが離乳食に慣れてきたころ1品として使用するそれぞれの目安の量です。
・全粥 30g ・食パン 7~10g
・ほうれん草 10~20g ・かぼちゃ 10~20g ・にんじん 10~20g
・絹ごし豆腐 10~15g ・白身魚 5~10g
とろとろのペースト状のものから始めます。しかし、まずは食べることよりミルク以外に慣れることを目指しましょう。
もぐもぐ期
目安は7~8カ月です。「ミルク6:離乳食4」くらいの割合で栄養バランスを考慮し、1日2回を目標にしてみましょう。
1日に3つのグループの食材を組み合わせるとバランスの良い食事になります。
・7分粥 50~80g ・食パン 15~20g(6枚切り1/4程度)
・ほうれん草 20~30g ・かぼちゃ 20~30g ・にんじん 20~30g
・絹ごし豆腐 30~40g ・卵 1/3程度 ・魚 10~15g ・肉 10~15g
細かく刻んだものを舌でつぶせるようになってきます。うまくのみ込めないときはとろみをつけるなどの工夫をしてみるとよいかもしれません。また、食事は素材や香りを生かして薄味で調理しましょう。
かみかみ期
目安は9~11カ月です。「ミルク5:離乳食5」くらいの割合で離乳食で栄養の多くを摂れるよう意識してみましょう。
鉄分が不足しがちになるのでレバーや青菜を取り入れてみましょう。また、油も使えるようになります。
・5分粥 90g ・食パン 25~30g(6枚切り1/2程度)
・ほうれん草 30~40g ・かぼちゃ 30~40g ・にんじん 30~40g
・絹ごし豆腐 45g ・卵 1/2程度 ・魚 15g ・肉 15g
食べ物を歯ぐきでつぶせるようになってきます。自分で食べようとする意識が出る子も。家族と一緒に食事をして食べる楽しさを伝えていきましょう。
ぱくぱく期
目安は12カ月~1歳6カ月です。「ミルク1:離乳食9」とし、1日3回とおやつを規則正しくあげてみましょう。卒乳する子もでてきます。
炭水化物メインに、バランスの良い食事を心がけましょう。また、捕食としておやつも必要になってきます。
・3分粥 90g ・食パン 35~45g(6枚切り1/3程度)
・ほうれん草 40~50g ・かぼちゃ 40~50g ・にんじん 40~50g
・絹ごし豆腐 50~55g ・卵 2/3程度 ・魚 15~20g ・肉 15~20g
手づかみやスプーンで自分で食べる意思が強くなってきます。好き嫌いも出てくるかもしれません。
まとめ
ミルクと同じように、離乳食もまたほんの一時期の食事なのです。お母さんにとっては、ひと手間加えたり少し面倒なことかもしれません。同じようなメニューになってしまったり、食べてくれなくて困ったりするかもしれません。しかし子供はそのうち自分で食べることを覚えていきます。どの子も決められたとおりに同じように成長することはありません。今回の記事も、あくまで目安の話です。離乳食を始める時期、広げていく食材、増やしていく量はひとりひとり違います。焦ることはありません。難しく考えず、大人の食事のついでに離乳食として取り分け小分けに冷凍してみるなどして、構えずに少しずつ赤ちゃんと相談をしながら楽しい離乳食を続けてみましょう。